2013年05月25日

2013年5月 共徳丸見学、南三陸をバスで通過、その他

 5月に東北に行ったときの写真を貼り付ける。


 2013年5月23日(夜勤明け)、昼過ぎに東北新幹線で大宮から一ノ関駅に行き、東北本線に乗り換えて平泉へ。
 一ノ関駅と言えば・・・昨年、大館まで全て在来線で行ってみようと思い立ち、盛岡のサウナで夜を明かす予定だったが地震のせいでダイヤが大幅に乱れてこの駅で降りることになり、駅周辺で野宿を余儀なくされたことが懐かしい。マイスイートハニー(笑)にも鈍行列車の旅の楽しさ?を教えてやろうと思ったのに、かったるいし時間が無駄だからヤダってさ。そりゃそうだな。
 そんで平泉に着いたはいいが、デジカメの電源が入らない。電池を交換しても無反応。どうやら成仏してしまったようだ。世界遺産である仏都・平泉で成仏するとはデジカメ冥利に尽きるな?どうせならひと仕事してからにしてほしかったが。
 仕方なくインスタントカメラを買った。しかし現像してCDを作ってもらったがガラケーで撮影した写真より画像が粗い!というわけで以下に貼り付ける写真はほとんどガラケーで撮影したもの。

 観光案内所で宿を予約し、まだチェックインには早いので毛越寺に行ってみた。けっこう広い庭園だよな。歩いているとやたらと「**寺跡」という看板を見かける。かつてここには数々のお寺があったそうだが奥州藤原氏滅亡後に全て焼失し、いま建っているのは後の時代に再建されたものだとさ。焼けちゃったんならしょうがないよね。つーか世界遺産ってハードル低くねえか?

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 この「常行堂」も18世紀に再建されたそうな

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 夏草や リア充どもが 夢の跡?

 そして翌日は当然中尊寺に行って金色堂を拝観した。金色堂って言うくらいだから金ぴかだよ。鎌倉時代の建物が(何度も補修されているにせよ)現存しているのは凄いよね(撮影禁止!)。風雪から守るため室内保存?されてるんだよ。これでやっと平泉が世界遺産になったことに納得がいったよ。
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 この建物は何代目かの金色堂カバー



 ひと通り巡って、次にどうするか全く考えていなかったのだが、唐突に気仙沼に行きたくなってしまった。
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 一ノ関駅から大船渡線(ドラゴンレール)に乗り換え、気仙沼駅に着き、そこから代行バス(BRT)に乗り、陸地に打ち上げられたままの共徳丸(10月、解体作業がほぼ完了したという)を見に行った。バスの中からでも遠くから見える。



 バス停のすぐそばに、幹線道路と並行に巨大な輸送船が空間を占めていた。テレビで見るのと実際に見るのとでは衝撃が違い過ぎる。



 鹿折唐桑駅のすぐそば。大船渡線は気仙沼駅より先(陸前高田方面)はまだ不通






 それにしてもこんな大きな輸送船がここまで運ばれるとは、津波の恐ろしさを思い知らされる。



 この2枚はインスタントカメラで撮影






 周辺はこのように家屋の土台だけが延々と続く。

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 そして気仙沼市内のホテルに宿泊。港にはこのように倒れたままの桟橋もあった。周辺には、半壊した家屋、倒れたままの分厚いコンクリートの壁などがあり、津波の破壊力の凄まじさ、復興の困難さを思い知らされた。被災地がまだこんな状態なのにオリンピックを開催しようとは狂気だな。

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 写真のサイズを縮めたので分かりにくくなったが、津波の高さはこの建物の中ほどの青いラインのところだったらしい。夜は港の近くの屋台村で酒を飲んだ。働いている方も被災者で、自宅も職場も失い、家族も犠牲になったという。

 翌日、気仙沼駅からBRTに乗って柳津駅まで行った(気仙沼線は柳津駅まで運休)。部分的にバス専用道路を通るが、線路のレールを撤去して舗装したらしい(参考) 。途中のバス停も、バス停というより駅そのものだな(途中の陸前階上駅のホーム。ウィキの写真だと一目瞭然)

 途中、志津川駅の近くに来た時、なにやらイベントやってるなあ、道路の向こうにテレビで見たような建物があるな・・・と思ったら、南三陸町防災対策庁舎だった!
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 バスの中からガラケーで撮影した。帰りの新幹線の中で、バスを降りて見に行くべきだったと悔やんでいた(この庁舎も11月から撤去が行われ年内に完了させる予定とのこと)。この日、「さんさん商店街」でモアイ像贈呈式が行われたとのこと。それにしても3階建ての防災対策庁舎さえも丸ごと津波に呑まれてしまったとは恐ろしすぎる。


 柳津駅での待ち時間が長かったので駅からかなり歩いて食事をしてから、気仙沼線に乗った。それからよく憶えていないが前谷地で乗り換えたと思うが、途中の駅で石巻線の石ノ森章太郎作品がラッピングされた電車に遭遇!
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 途中の駅で、石巻線の石ノ森章太郎作品がラッピングされた電車に遭遇!
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posted by 鷹嘴 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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