2013年11月13日

ラウドパークの二日目も行きたかったなあ・・・

 そういうわけで2013年ラウドパーク二日目(10月20日)は別の用事のため行けなかったが(そもそも二日間とも行ったことはないが)、どうやら初日より盛り上がったらしい。特に気になったバンドの動画や、観に行った人たちのツイートを貼り付けてみる。



 ラインナップを見ると俺が知っているバンドはインギーとBABYMETALだけだが、Mokomaというフィンランドのバンドが好感を得たらしい。未だ日本盤は発売されていないそうだが。

 サビの部分が、
 さっき見たさぁ〜〜!
 さっき見たってぇ〜〜??

 って聞こえるが(笑)、それはともかくこの切なげなメロディ、印象的なギターリフが、耳から離れなくなる。もろ日本人好みって感じじゃん?観たかったなあ・・・

 そして予想通りBABYMETALのとき巨大ウォールオブデスが発生したようですな。羨ましい・・・



 突進するタイミングをフライングしちゃう人もいて(ギターリフが始まるところじゃなく、SU-METALちゃんが「あああぁぁぁ〜!!!」ってシャウトするところで突進するべき)、仕切り役の人が制止してるのが微笑ましい(笑)

 ところで皆さんのツイートを眺めていると・・・TRIVIUMが非常に盛り上がったようだ。この二日間でカーカス以来の入場規制が布かれたらしい。入場者にアンケート取ってみればベストアクトに選ばれるかもね、

 そういえばこのバンド、2011年に出てたよな。ケバブ食ってアリーナに戻って来たときちょうど始まったけど、前方ブロックは既にいっぱいで入れそうにないから諦めてタバコ吸いに行っちゃったんだ。後ろもいいから観てればよかった。どうやら二日目のほうが全般的に盛り上がったようだな。

 そんでトリの前(本当だったらトリの二つ前)に出たLAST IN LINEってバンドは、ヴィヴィアン・キャンベルなど「ディオ」の初期メンバーが結成したバンドだった!!
 「ディオ」とは、今は亡きロニー・ジェイムス・ディオがブラックサバス脱退後に結成したバンド。つまりロニーこそいないもののディオが再結成されたようなもんだ!セットリスト見ると全部知ってる曲だよ。観たかったなあ・・・。ヴォーカルの人の声がロニー様と似てるし、思い出に浸れるよな。
 ラウドパークのオフィシャルページにプロフィールの説明が無いんで気付かなかった。不親切だね。俺が無知なのが悪いんだけどさ。どっちにしろ行けなかったけどね。

 KING DIAMONDがキャンセルになったせいでトリに昇格したイングヴェイ・マルムスティーンは、速弾きギタリストの代名詞のような人だよな?インギーの曲をコピーするのは並大抵の根性じゃ無理だぞ。俺だって、最近は全然ギター弾かなくなっちゃったけど、バンヘイレンのERUPTIONとかなら、毎日毎日真面目に練習すれば弾けるようになる可能性もゼロじゃない・・・という希望を抱かせてくれるけど、インギーは最初から諦めさせてくれる。ブックオフで買ったヤングギターにインギーの曲のスコアあったけど、弾けるわけねえよ。ただ速いだけじゃなく、ハンマリングオン/プリングオフが少なくて、フルピッキングの部分が多いよな。しかも小指も大忙しだし、スウィープ奏法とか難しい技が多いし。チャレンジする気さえ失せる。

 ↑小指を酷使するぞ。もちろん俺には無理

 もちろん超絶速弾きギタリスト、って呼ばれている人は多いけどさ、インギーは存在感が違うよな。そのプレイだけじゃなく数々の迷言が、彼の偉大さを際立たせてくれる。昔雑誌で読んだが、自分以外のギタリストは全てケチャンケチョンにけなしたり(特にジミーペイジに対して)、「リッチーブラックモアに影響を受けていない!」と言い張りつつもレインボーのニューアルバムが出ると嬉々としてコピーしてたり、アルカトラズに加入する前にSteelerっていうバンドに入ったとき、このバンドのリーダーと最初に電話で話してたときは礼儀正しかったのに、初対面のときにいきなり「俺はアンチキリストだ!」って言ったり、・・・要するに変な奴だが、世界中のギター小僧に夢と絶望を与えた功績は大きいよな・・・?

 だけどラウドパークよりも、いっそうんと狭いライブハウスなら面白いかも。
 「俺はルックスは悪くないし、金持ちだし、有名だ」
 「俺は貴族なんだ。正確には伯爵だ」
 「俺は天才」
 「俺以外の奴等はみんなカス」

 などと暴言を吐くインギー様に「まあまあ大将、喉を潤したほうがいいですぜw」とか酒を飲またりして。ますますインギーのテンション上がってギター何本も壊したりしてねw

 そんで当日はどうなったかというと、相変わらず長々とギターソロしたり(昔観たことがあるけど、曲の合間にギターソロがあるというより、ギターソロの合間に曲をやるって感じだった)、ギターを二本もぶっ壊したり、機材の調子が悪いんで拗ねて引っこんじゃって他のメンバーや観客に宥めてもらったり、好き放題やってたらしい。結果的に盛り上がったようだが。さすがインギー様、期待を裏切らない!





 ホントはKING DIAMONDがトリのはずだったが・・・みんな一応満足?したらしい。お疲れ様です。

 KING DIAMONDのキャンセルは、10月18日(つまり開催の前日!)に発表された。まさにドタキャンだよな。早い順番に出てくるバンドならまだしも、最終日のトリだぜ。絶対にあってはならんことだよな。もっとも俺はこのバンドに興味無いからどうでもよかったけど。聖飢魔IIの外人バージョン(笑)くらいの認識しかなかったし。そもそも20日は行けないし、

 唯一この曲だけは聞き覚えがある

 この事態についてラウドパーク事務局は、「KING DIAMONDの機材を乗せた船便が遅れたため間に合わない。彼らは自分たちの機材でなければやりたくないと言っている。残念ながらキャンセルになった」と説明している。機材というのは、楽器、アンプ、エフェクターなど、それから豪華なステージセットのことかな?

 これを読んで、KING DIAMONDがドタキャンしやがったと思い込んでいたのだが・・・しかしKING DIAMOND側の言い分は異なる。英文を邦訳してくれた人がいるので勝手に要約させていただく。

1.KING DIAMOND側は、自分たちの機材が揃わなければライブは行えないという姿勢
2.そのため彼らは、船便では機材が間に合わないため中国の寧波から陸路で上海まで運び、そこから航空便で成田まで運んでなんとか間に合わせる計画を立てた。『少なくとも21500ユーロ』の出費だが
3.ラウドパーク事務局(株式会社クリエイティブマンプロダクション)とKING DIAMOND側は、機材が間に合わなかった場合でも、この航空便費用を分担し、かつ当初の約束のギャラの半分の支払いが行われることで合意した
4.しかしラウドパーク事務局は、機材が間に合わなかった場合、来年に2回もノーギャラ公演(渡航費・スタッフのギャラ・機材の費用のみプロモーターの負担)することを約束させようとしていた。もちろんKING DIAMOND側が呑めるわけがない
5.とにかく日本に出発しようとしていたところに、ラウドパーク事務局から「キャンセルします」というメールが来た・・・

 とのこと。つまりキャンセルを決定したのはKING DIAMOND側ではなくラウドパーク事務局だと言うのだ!そういえばラウドパーク事務局の説明では、キャンセルを宣言したのがどちらなのか判断できないよな?
 それにしても、機材が間に合わなかった場合でもギャラを半分支払い、航空便費用を分担・・・という約束があったそうだが、そもそも自分たちの機材が無ければライブやりたくないんだろ?これはつまりラウドパークに出演しなくても約束のギャラは半分頂く、ってことか?そりゃ虫が良すぎるんじゃないの?
 一方、事務局側の「機材が間に合わなかったら来年2回ノーギャラでライブやれ」って要求も酷すぎないか?キング様のプライドってもんがあるだろ?

 もしかして事務局側は、機材が間に合わなくて出演してくれないのに最初の約束の半分を支払わされる、というリスクを回避するため、断ったのかなあ。賢明かもしれないね。ノーギャラで来年2回も地球の反対側まで来い、なんて要求を相手が呑むわけないもんね。
 なんかさ、どっちもどっちって気がするんだけど。そもそも最初から飛行機で機材を送ればいいのに。船便のほうが安かったのかな?ともかくKING DIAMONDは金銭的に大損しただけじゃなく日本のファンを失望させたね。俺がクリエイティブマンの社長だったら「ステージセット届かなくても、やれ!必要な機材は貸すから!ギャラは全額払うから!」と言うと思うが、それじゃダメなんだろ?今後日本の他のプロモーターも二の足を踏むんじゃないかな。日本公演は永遠に無いかもね。
 ラウドパーク側だって、日本のメタルファンの信用を失ったよ。それにさ(今年出てくれたバンドには失礼だけど)ラインナップに例年ほどの豪華さがあれば、KING DIAMONDがキャンセルしたくらいじゃ大したダメージにはならなかったと思うんだ。

 ところで10月19日と20日にブラジルのサンパウロで【Monsters Of Rock】というメタル中心のイベントが行われていたそうな。Hatebreed、Limp Bizkit、Korn、Slipknot、Ratt、White Snakeなどラウドパークに出演したことがあるバンド、トリを務めたことのあるバンドが出演し、二日目のトリはエアロスミスという豪華すぎるラインナップだった。こりゃラウドパークの布陣が寂しくて当然だな(そりゃ時差があるけど両方出るのは無理だろw)。日本なんかに行くより、ブラジルの大観衆の前でプレイするのを選んで当然だよな。仕方ないね。

 もしも来年もラウドパークやるとしたらだけど・・・出来るだけ海外のビッグフェスと重ならないように日程を調整してほしいな。と思ったけど、無理しなくていいよ。大物は呼べなくても、何度も来てくれているバンドを大事にしてほしい。それと、どう考えてもラウドパークでは受けそうにないバンドや、大がかりなセットを持ち込もうとして失敗するバンドは呼ばないでね。それにさ、無理して二日間開催にしなくてもいいじゃん。まずは観客の様々な声を聞いて参考にしてほしいな。

 ところで、19日の喫煙所で貰った試供品のタバコは、一本も吸わないうちに翌日の雨天の屋外集会+デモでびしょ濡れになって吸えなくなってしまいました。

posted by 鷹嘴 at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘヴィメタルとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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