2014年6月30日は花岡蜂起69周年、現地(秋田県大館市)では慰霊祭が行われていた。俺は一昨年、去年と連続して花岡を訪れたが今年はお休み。プライベートでいろいろ障害があるからな。金銭面その他の。
退社後、時間が遅いが一応官邸方面に行ってみた。どうせ終わってるだろうとが、もしかしたら火炎瓶テツさんや園良太さんのグループは遅くまでやってるかなと思って。
経産省前(テントひろばの近く)では日の丸を掲げた団体が原発再稼働反対、もんじゅ廃止を訴えていた。思想的に「ヘサヨ」な俺にとっては連帯しにくいものがあるが、どんどんやって下さいな!
しかしもう20時すぎだぞ、デモに参加していたと思われる人々が俺と逆方向に歩いてくるし、官邸前はもうお開きかな?などと思っていた。恥ずかしながら安倍政権が今にも集団自衛権行使を閣議決定せんとする情勢を把握していなかったのだ・・・。
財務省上交差点を過ぎて坂を登ると、2012年夏にタイムスリップしたような、身動きが取れなくなるほどの混雑。既に左側の車線に溢れ始めている(すぐに国家権力に押し戻されるが)。決壊の予感・・・
しばらくしてから、もっと先に(総理官邸前交差点へ)進んでみた。
力強いドラムの響きとともに老若男女が戦争反対を叫ぶ。意外と若い人が多いなあ(「意外」じゃ困るんだけど)。カクマルの皆さんもいるなあ、ちゃっかりしてるよ。
偶然にも社民党の福島瑞穂元党首が俺のいる前でスピーチを始めた。某観光左翼は至近距離で撮影していたw
俺は図々しくも握手してもらっちゃったよ。集団的自衛権阻止・特定秘密保護法廃止の想いが伝わるようにと、瑞穂ちゃんの小さい手をギュッと握りしめたよ。
投光器のせいでデジカメでもガラケーでもまともに撮れない。つーか俺の安物デジカメでも工夫すればちゃんと写ると思うよ、たぶん。
それからもっと前に進んでみた。この片側三車線の道路の外側の車線(両側とも)は抗議者が密集しているが、それ以上は入り込めない(決壊していない)。総理官邸前交差点の、国会記者会館側と国会側の間の横断歩道は警察の妨害によって行き来出来ない。凄い人数でガードしてるよ。
腹が減ってきたので22時過ぎに離脱。自宅最寄り駅の近くの居酒屋で一人総括集会を行った(笑)
69年前のこの時間、花岡で決起した中国人強制連行被害者たちが獅子ヶ森に立て籠もったんだろうな、一方で日帝本国人のこの俺は、たらふく食って飲んで・・・などと思いつつ。そういえば去年の12月6日深夜もラーメン屋で一人で飲んでたよなあ。
ところで7月1日も仕事休みだよ。別に予定は無かったけど、勤務シフトを作ってる上司を困らせようと思って申請したんだけど。いま上司と険悪な関係だし。修復するつもりないし(笑)
せっかくだから官邸前に行くか。まあ結果は見えてるけど。国会での議決だったらいろいろな駆け引きや造反を期待するけど、お仲間同士の集まりで決まっちゃうんだろ・・・。
永田町駅を降り、議員会館前を歩いて官邸前に行こうと思ったのだが・・・国会と議員会館前の道路は両側の歩道とも閉鎖されていた。なんちゅう下らん嫌がらせだ!国会の裏を延々と歩く羽目に。素直に国会議事堂前駅に出ればよかった(閉鎖されていた出口は1ヶ所のみ)。結局財務省上交差点に着いたのが15時くらい。昼間なのにけっこう集まっている。今日こそ決壊が起こるかな?決壊の無い官邸前&国会前なんてモッシュの無いライブと同じだからなw

手ぶらじゃ寂しいから速攻でプラカード作った
しかしこの日の規制は前日以上に厳しかった。通常、両側の歩道に抗議者が集結するが、この日は右側の歩道はかなり手前でブロックされている。つまり(官邸に向かって)左側の歩道しか進入を許されないのだ。全く馬鹿げたことだ。もちろん前日と同様に鉄柵がずらりと並んでいる。そして次第に片側だけの歩道は身動きが取れなくなってくる。
官邸前交差点の角の国会記者会館(官邸に向かって左側)には「本日は会員以外入れません」というパネルが出ていたが、実際にはかなりの人数が入り込んでいた。俺も休憩に使えばよかったかな?
この記者会館から出てくる車も多く、警察が門の前の抗議者に通路を空けるように誘導するが、車が出た途端に急いで鉄柵を元の位置に戻してしまう。
集団的自衛権閣議決定阻止のために集まっている我々抗議者には、当然官邸の動きは分からない。スマホやガラケーだけが頼り。そして17時半ごろ閣議決定されたことが伝わり、俺はガックリと肩を落とした。しかしこの日も若者が多く、抗議の声は一段と高くなった。
いいタイミングで旗を揚げやがって。思わず写真撮っちまった
国会記者会館側から国会側へ用事のため渡ろうとする人も多かったが、警察は一切通行を許さない。どうみてもデモ参加者じゃねえだろ、通してやればいいのに。
怒りのラッピング・トレーラー!国家権力も思わずビビる?
官邸に向かって左側の角(国会方面)にかなりの人数の警官がいたが、よく見ると園良太さんがチラリと見える。プラカードも見える。つまり大勢で取り囲んでいるのだ。弾圧が起きやしないか心配だった。19時過ぎに離脱。この二日間、何人もの知り合いを見かけたが、声をかける余裕など無かった。皆さん同じだったと思う。
二日間放置プレイにしていた某日雇い派遣労働者の機嫌を取るために、自宅最寄りの駅の近くの焼き鳥屋で待ち合わせて飲んだが・・・22時になると若い店員が突然店内のテレビをつけた。チャンネルはテレ朝、集団的自衛権閣議決定と全国の抗議行動のニュース。店員もこのニュースが気になっていたんだろうね?若い人が関心を持ってくれるのは実に頼もしいことです。俺みたいな老害サヨク(笑)の屍を乗り越えて闘ってほしいものです☆
つーか俺は知らなかったけど山本太郎が国会方面から歩いてきたが、排除しようとする警官隊に揉みくちゃにされ、尻餅をついたりしたらしい。
本当に日本の警察は糞だな。それにしても、このように警察権力相手に身体を張って対峙する国会議員って、昔は知らんが今じゃかなり稀有な存在じゃねえか?
議員とは、我々市民の意見を代弁し実現するために選挙で選ばれているはずだ(実際は、大企業や官僚の意向を反映するのが目的の奴らばかりだよな)。この意味で、山本太郎こそ議員の名に相応しいと言える。
・・・言うまでもないが閣僚がその時々の判断で憲法解釈を変更する、などということが許されるわけがない。憲法とは施政者を従わせるためにあるはずだが、施政者がその憲法に背くのは言わばクーデターだ。
一方、「集団的自衛権」などという呼称は単なる”まやかし”であり、分かりやすく言えば自衛隊をアメリカの侵略戦争の下請けに出そうということだ。財政難に苦しむアメリカ帝国主義の維持・強化に他ならず、この一点だけでも絶対に阻止しなくてはならない理由になる。それに犠牲になるのはアメリカ帝国主義と傀儡軍に虐殺される市民だけではない。
これから法改悪が進み、「自衛権の行使」の範囲がなし崩し的に拡大されれば、「わが国の存立が・・・」などという空虚な言葉の元に、自衛隊が世界のどこかで戦闘行為に加わることになるかもしれない。テロ組織掃討の名目で無関係な市民を虐殺し、あるいはゲリラ攻撃を受けて砂漠に息絶え、あるいは現地の市民によって屍を晒されるかもしれない。心身に傷を負った帰還兵は政府に見捨てられるだろう(そういった事態が全て”特定秘密”として隠蔽されるかも)。海外の日本人、在外公館や企業、日本本土もテロの標的となることも考えられる。
そうして日本人はやっと戦争の恐ろしさを知るのだろうか。しかし政治家や官僚、財界、御用マスコミ、それに騙され操られている連中は、それでも間違いを認めることはないだろう。
そもそも戦後の日本は他者の痛みを無視することで経済発展を遂げてきた。朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争などアメリカの侵略戦争に多大な支援を行い、その引き換えに経済発展を手にしてきたのだ。いわば日本もアメリカの侵略戦争に(直接的に軍事力を提供しない形で)参加してきたのだ。我々日本人が「平和」と「繁栄」を謳歌する一方で、世界中の市民がアメリカの侵略軍とその傀儡軍によって虐殺されていたのだ。こうして日本はアメリカの侵略戦争に加担し、世界中に貧困と紛争の種をばら撒き、環境を破壊しているのだ。
もちろん憲法を蹂躙したこの閣議決定は絶対に撤回させなければならない。それと同時に日本が、アメリカとの政治的・経済的関係によって、世界に何をもたらしているのかを認めなければならない。
集団的自衛権さえ無ければ、日米安保条約は許せるのか?自衛隊の存在は許せるのか?俺は違うね。そもそも自衛隊の存在も安保条約も憲法違反であり、絶対に解体しなければならない。それに世界中のあらゆる軍隊は、「国民」を守るものではなく、単に政権(あるいは軍の組織自体)を守るものに過ぎないことを忘れてはならない。
世界から戦争を無くす。そのためにも全ての軍隊を無くす。これが我々世界中の市民が目指すべきものだ。ということをどのように訴えていくか考えたい。
さしあたっては集団的自衛権の阻止だが、日本政府はこの閣議決定を実現するために今後9つの法律の改悪を目論んでいるという(自衛隊法、武力攻撃事態法、国民保護法、周辺事態法、国連平和維持活動(PKO)協力法、海賊対処法、防衛省設置法、国家安全保障会議(NSC)創設関連法、船舶検査活動法)。まずはこれを絶対に阻むことを目標としたい。
簡単すぎる言葉というか、
一般的過ぎる文字列を使った捨てハンの使用は
ご遠慮願いますw
集団的自衛権は、概念としては、地球の裏側までも米軍の下部部隊として日本国の自衛隊が先兵をやらされるものです。また欧州諸国が米軍をトップとして既に紛争国に「自衛のため」に戦争に出撃していた事は、皆さんご存じでしょう。
現代の戦争は近代兵器でミサイルによる、又は空爆による初動攻撃で敵拠点を破壊し殺害してしまおうというものですが、残念ながら、ミサイルターゲット衛星探査が間違って、拠点ではなく地域住民のエリアに着弾させる悲劇がかなり起きていますね。
「トモダチ」助けるのご議論は、単なる路上の友人の喧嘩では無いという意味で、この認識を前提とする事が必須です。
その後にアメリカ等の陸上侵攻ということになります。事前の空爆、ミサイルで巻き添え殺しされた地域住民、つまり赤ん坊、父親、兄弟姉妹を殺された者達は、侵攻してきた集団自衛権軍は憎むべき敵軍ですから、ゲリラに加わり、侵攻軍に反撃にでます。
これも又「オトモダチの喧嘩を助ける」以上に「自分の家族を殺した者を殺す」という点で、理解できますよね。
イランイラク戦争はアメリカ側は短期決戦で大規模に「世界自由主義陣営の保安官」として侵攻しましたが、なんともう13年か14年か?長期戦になっています。何故かは分かりますよね。ゲリラ戦ですから、今日のお花畑的表現で云うと「観客も闘士も多数入り乱れての場外乱闘」かなと思います。誰がゲリラで誰がそうで無いのか、他所の国から出張して来た侵攻軍には、定かに分からないです。ここまで、分かりますよね。ますます地域住民は殺されるのだろうと思います。この点は、旧大東亜戦争で日本帝国陸軍、海軍が実証済み。「敵性住民」と云う軍隊用語があります。現地言語は何を言ってるか分からないし、こちらの日本語も伝わらない中、こちらの軍の兵隊が「こいつらはゲリラだ」と勝手に決めて、そして自部隊の日報に「敵性住民」だと記録し上官の決裁の判子を貰えば、それがゲリラだと言う事です。国際法上も、旧日本帝国軍の軍刑法の条文規定があり、「一般住民を殺す、女性を強姦する」は内部的に処罰される事になっているから「ゲリラ」であるという書類が必須です。
それで殺ってしまうのです。また逆にやられてしまいます。その繰り返し。
ホームページのURLを上げておきました。良かったら「米軍帰還兵士」が名誉のメダルをタタキ返している動画があります。前線に実際に行ってみたら話が違うという事です。戦時性ストレスの後遺症も抱えます。
トモダチの喧嘩を手伝うのは良いんですが、間違っているつもりはないんだが、間違っているかもしれないで殺戮した顔の見えない相手ゲリラ群との永遠の殺し合いが、宗教という事もありますが、現代紛争の戦争の形です。
どうでしょうか? あなたはこの状態に派遣されていく完璧な自信を持てますか?私は、たぶん手榴弾にて自決するタイプかなと、自分を思います。
なお自分は、憲法9条はとても良い世界に誇るものと思い、一方で、丸腰ではなく自国日本を守る自衛権と自衛隊は必要だと考えるヨクアル考えです。攻め込まれた場合は、応戦し敵を追い出すべきと考えています。尖閣列島も、日米安保条約さえあれば共同防衛できます。日本人退避民の日本への輸送も現行法規で十分にできるという点、調べて確かめました。
他国の領土へ侵攻すれば、現地住民との「ゲリラ戦」が前提だとしてご議論されたら如何でしょうか。
右翼だとか左翼だとか云う前に、現代の戦争方法を知って置くべきです。こういう事はマスメディアも週刊誌も解説してくれないので、それを自分で調べてみた結果(中間報告)です。失礼します。
ミクシィでお見かけしたことがあるような気がするんですが(勘違いだったらごめんなさい)