【追記のお知らせ 2017年4月9日】
 記事「【5月7日】雁屋哲さんの講演+井戸川克隆さんと対談」に、「美味しんぼ『鼻血問題』に答える」から福島現地での鼻血の症状についての報告例を引用しました

2014年08月20日

初めて「カウンター」に行ってみた(5/25西川口)

 例年のことだがこの時期はブログを書くような余裕は無いが、8月の投稿数がゼロじゃ情けないんでこれだけは書いておく。3ヶ月も前のことだけど。
 2014年5月25日埼玉県川口市にて、初めて「ヘイトデモのカウンター」に混ざってみたんだが・・・その前日には千葉駅東口でザイトクが街宣を行い、当然の如く激しい「カウンター」が行われたそうだが、そこに我らが動労千葉の幟が立っていたという。

 ところが「しばき隊」(最近C.R.A.C.という名を変えたらしい)にとって動労千葉の幟は、非常に迷惑だというのだ・・・。まるで反原連のような反応だな。まぁクラックと反原連の双方に関わっている人もいるようだし・・・それに反原連には日共シンパもいるようだし・・・それはともかくこの三者の新左翼嫌悪というか「ヘサヨ」嫌悪と、似たような性格(縄張り意識)から考えてみれば、動労千葉を嫌うのは当然だね。「反レイシズムの場に関係ないもの持ってくるな!」てさ。
 つーか千葉駅前でバカウヨが騒いでんだから天下の動労千葉が黙っていられるかよ!と思ったけど、幟を持ち込んだのは動労千葉の組合員では無かったらしい。それに反原連がやるような対応ではなく、「アドバイス」して降ろしてもらったんだとさ。



 ところで界隈のアイドルである@bcxxx氏は、やはり叫びまくっていました。さずが期待を裏切らないw


 C.R.A.C.の中の人と比べると、冷静さに欠けるというかなんというか・・・

 つーかさ、たとえば日共が主催で日比谷野音あたりで集会やってるときに動労千葉の幟を掲げれば、そりゃ降ろせって言われりゃ降ろすしかねえだろ(それどころか叩き出されるだろうw)。だけどこの件はただの公道だし、許可を受けて公道を使用するデモ行進とかじゃないし、何となく告知されて何となく集まっただけだろ。なのに旗がどうとか言う方がどうかしてる。
 ちなみにC.R.A.C.の諸氏は、ウヨク側から「過激派」「中核派」呼ばわりされることをすっげえ嫌がっているようだが(たしかにこっちも迷惑だけどw)、ウヨクってどんな穏健な市民団体でも過激派呼ばわりするから、一度否定したら後はほっときゃいいだけじゃねえの。毎度の下らんレッテル貼りじゃん。だけど、あの嫌がり方を見てると、何か違うな、って思うな。言いたいなら言わせときゃいいだけじゃないの。それとも中核派には「カウンター」を行う資格は無い、とでも?
 ちなみにさ、今年2月11日の紀元節反対デモの際、高田馬場の小さな公園でデモ解散して駅に向かう途中、ウヨクが「お前ら在日だろ!」と罵声を浴びてきた。すると一人の活動家が「だったらどうした?」と言い返した。たしかに、在日外国人も紀元節・天皇制反対デモに参加する権利はあるよな。天皇制についてどう思っていようと終生この国で暮らす権利があるよな。だからC.R.A.C.も言い返してやればいいんだよ。「中核派だったらどうした?」と。しかし彼らはそうしない。何かがずれている気がするなあ。そりゃそうと反原連&C.R.A.C.界隈の文化人気取りには虫唾が走る(笑)いや実際に文化人かもしんないけど。

 とにかくあの界隈は中核派に限らず新左翼系を嫌っているようで。ついでに言うと「ヘサヨ」も大嫌いなようだな。ところでこの造語、「ヘイトスピーチに反対する会」の「ヘ」が語源なのかな。まあ俺も、集会を妨害したりネットでつまらんことで絡むあいつらが嫌いだけどさ・・・そういう行動に出なくても、思想的に似通っていれば敵視してんじゃないかな。まあ、あの界隈や、それに日共シンパは、(俺みたいなネトサヨもどきも含めた)サヨクとは考えていることが全然違うんじゃないかと。オリンピックにも反対してないようだし。そういえば今年3月11日の東電アクションを妨害したのも「男組」参加者の一部らしいな。ってゆうか「男組」いはガチでウヨクの人も多いらしいし。

 そういうわけでこの日は宿直だったので翌日(5月25日)は朝に退社、西川口にてバカウヨどもが政府の移民計画に反対する、という名目で「ヘイトスピーチ」をまき散らすというので行ってみたよ。
 西川口駅の改札を出ると、怖そうなお兄さんたちが何人も立っている。そのうち数人は格闘家のような体格。もしかして・・・お兄さんたちカウンター勢?もしかして「男組」?やべえ、マジで強そう(゚Д゚;) 言ってるだけのことはあるね?仲間と待ち合わせかな?いや、バカウヨたちを待ち構えているのかな?
 そんで昼飯を食うため西口を降りてみると、国家権力が大勢いて物々しい雰囲気。隣の市に住んでいるのに西川口を歩くのはほとんど初めて。韓国料理店などが目立つな。外国人労働者と思われる人々も見かける。きっと川口も蕨も、古くから移民が住む街なんだろうね(だからバカウヨに狙われる)。荒川を越えれば東京だし、工場も多いし。一方俺の住む浦和は元々小さな宿場町と農地・山林、戦後東京のベッドタウンになったせいで人口が増えただけ。移民が集うような文化は育たたなかったようだな(もちろん外国人労働者も住んでいるけど)

 などと考えつつ徘徊していたら・・・駅から何やら罵声が聞こえる。戻ってみると、何がきっかけか分からんがカウンター勢とバカウヨが小競り合いというか取っ組み合い、通行人の皆さんがスマホで撮影しまくり。そのうち権力が飛んできた。マジですげえや。こっちまでテンション上がってくるw そりゃそうとこの日、「男組」側に逮捕者が出たようだが・・・。
 結局いまいち食欲が無かったのでコンビニおにぎりで済ませた。ヘイトデモ出発点の小さな公園の周辺の路地は権力がバリケードを築き、カウンター勢は近寄ることすら出来ない。

140525_142622.jpg
 そのうちカウンター勢が集まってきた。既に皆さんプラカードなどを準備し、バカウヨどもがやってくるのを今や遅しと待ち構えている。と思ったら知り合いと出くわした。各方面に顔が利くあのお方と。他の知り合いの活動家も度々カウンターに参加しているらしいし。意外とカウンター勢の中に新左翼系の人士も多いのかもしれないね。

 そういうわけで糞野郎どもが国家権力に守られながらデモ行進を始めた。まあ大した人数じゃなかったな。100人弱ってとこかな。そして歩道から激しいカウンターが展開、気が付きゃ俺も奴らに激しい言葉を浴びせてたよ(笑)






 つーかカウンター勢は言葉だけじゃ収まらない、何度機動隊に押し返されようともデモの行列に突進!こんなデモ絶対許さねえぜ!ってゆう気迫を感じた。ってゆうかC.R.A.C.も男組も、そりゃあ彼らの姿勢には共感出来ない部分が多々あるけどさ・・・何度も何度も、機動隊に妨害されつつ弾圧されつつ、見るだけで吐き気が起きそうな連中相手に「カウンター」を仕掛けてるんだからさ、口先だけの俺より百兆倍偉いよ。もちろん一般参加のカウンター参加者の皆さんもね。つーか、機動隊や私服に怒鳴られるとすぐ引っ込んじゃう俺と違って、男組は弾圧を覚悟でやってるように見えた(実際に度々弾圧されているし)。その覚悟については尊敬するよ。





 そのうち糞デモ連中はJRの線路に架かる陸橋を越えて東口に向かったが、不当なことにこの鉄橋の歩道が国家権力によってしばらく閉鎖され、カウンター勢は置き去り。閉鎖は解かれると皆さん小走りで糞デモを追撃、また激しいカウンターを仕掛けた。


 叱られながらヘラヘラしてんじゃねえよ糞ども!つーかこいつら、叱られ慣れしてやがんのかな・・・





 解散地点は東口の公園だったと思われる(権力の妨害によって近寄れず)。そして糞どもはまたしても権力に守られながら集団で駅に向かった。駅構内どころかホームさえもカウンター勢を近寄らせない過保護ぶりだった(笑)



 というわけで、充実したカウンター行動でしたね。ところでこの日の糞デモは「移民受け入れ断固反対」という主旨(それを口実にしあヘイトデモ)だったが、単純に労働力不足を解消するため外国人労働者を招く、という政策なら俺も反対だな。

 どうせ日本政府と経済界の考えていることは、外国人労働者を低賃金で酷使した挙句、用済みになればポイ、帰国しなけりゃ強制送還だろ?


 ザイトクってのは、サヨクに相手してほしくてやってるんだと、無視してりゃそのうち尻つぼみになって消えていくと思ってたんだけど・・・逆だったね。放置してれば増長してやりたい放題だ。やっぱりああいう行為が行われているのを無視していていいのかな、と。実際に新宿・大久保では激しいカウンターによってヘイトデモは行えなくなっているようだし。俺もそのうちまた混ざってみよっかなあ。
 それに、政治家もマスゴミもヘイトスピーチをまき散らすこの時代、ヘイトデモを封じ込めてもそれで終わりじゃないよな。(言っとくが南京大虐殺は無かったとか強制連行は無かったとかいうのも、根底に差別意識があり、それを増長させるものだからヘイトスピーチの一部だ)
 だいたい大地震が起こった時にデマに乗せられた群衆(と官憲)が朝鮮人を虐殺したような国だし。にも関わらず「三国人の騒擾」などと抜かす差別主義者が、実際に朝鮮人大虐殺事件が起こった街の首長を務めていたような国だし。しかもその街がこの国の首都だし。俺のオフラインの知り合いにも人種差別意識が強い奴が多いし。
 元々日本人ってのは白人に対する劣等感があり、バブルのころは増長してたが気が付きゃ経済的にどん詰まり、しかも史上最悪の原発事故が収束する見込みなし、ますます自分の国に自信が無くなっていく反動が、差別に向かっているんじゃないかと。少なくとも我々は韓国人・中国人よりは優秀だ!みたいな。みっとないったらありゃしない。ともかくこういう日本人の意識がザイトクという形で表れてきてんじゃないの?
 それにさザイトクというのは、強者には媚びへつらい、弱者は集団で叩き、虚勢を張り恫喝する日本の伝統?を引き継いでるんじゃないかな。それに奴らがやっている無意味なレッテル貼りも古くからの手法だよな?たとえばさ7月19日にザイトクが、5月24日の一件を口実にして、こともあろうに前進社に嫌がらせを仕掛けたんだとさ。


 たしかにそれは、国家権力と闘う革共同にとっては称賛かも?



 もちろんオツムの弱いアイツらだって、本気で前進社の中にN間先生がいると思っているわけじゃねえだろ(多分)。C.R.A.C.などカウンター勢を、中核派呼ばわりしてイメージダウンを狙う、という奴らの作戦だろ。そんなのが功を奏すほど世間は甘くないが、ネット上じゃその尻馬に乗る馬鹿もいるし。全くこっちこそいい迷惑だ(笑)
 別にC.R.A.C.が何と呼ばれようと大したことじゃねえが(笑)、こういうのはザイトクも一般(?)のネトウヨもよく使う手口じゃん。反原発団体も、穏健な市民団体も全てテロリスト呼ばわりし、デモ参加をバイト呼ばわりし、アジア系外国人や戦争被害者全てを犯罪者だの工作員だのスパイだのと中傷する。嘘だと分かっているのに言いふらす。嘘だと気付いていない人々に刷り込もうとする。これはこの国で何度も繰り返されてきたことじゃないか、と。
 戦前、社会主義者だけでなく反戦を訴えた人々さえも「アカ」呼ばわりされ、治安維持法で弾圧された。戦後になっても水俣病患者が、ニセ患者だの金を貰って楽をしているだのと差別・中傷された。差別感情が中傷・デマを生み、さらに差別・偏見を増幅させた。これも含めて、ザイトクやネトウヨのやってることは実に日本的な現象ではないかと。いやどんな国・どんな民族にもそういう差別感情・少数派を叩く感情があると思うが。

 マスゴミやネトウヨが、南京大虐殺は無かった、日本軍慰安所はただの商行為だとデマを並べはじめて十数年は経っていると思うが、元々そういうことを言い始めた奴も、どの程度本気で言っているのかと。南京占領前後の日本軍が不法行為・残虐行為を一切行わなかったと、日本軍慰安所は完全に商行為と言えるものだと、全て本気で信じているわけじゃねえだろ?誇張・曲解と嘘が主成分なのをを自覚しつつ拡散してんだろ?カルト宗教の信者が、空中浮遊とか霊言とか真面目な顔して言うのと同じようにな?もしかしたら全てマジかもしれんけどな??で、問題なのはそういう嘘・デマを・・・というかそういう宗教的というかカルトな言説を、まともに受け取ってしまう人もいるかもしれない、ということだ。日本は全て正しい、韓国・中国は全て間違っている、我々より劣った民族だ・・・などという妄想を。

 7月11日・東京新聞「こちら特報部」は、関東大震災での朝鮮人大虐殺をテーマにしたブログ【9月、東京の路上で】を紹介している。著者の加藤直樹氏は、新大久保のヘイトデモで掲げられたプラカードの「不逞朝鮮人」という文字に衝撃を受けたという。
 「公道で朝鮮人を殺せという言葉が使われたのは、関東大震災以来のこと。過去と現在が直結した」
 ブログや著書では「市井の人たちの証言を重視した」という。
 「今まさに起きている出来事のように感じてもらいたかった。歴史の知識ではなく、人間として共感してもらうために殺された一人一人のことを描いた」
 そして「朝鮮人虐殺の再来はあり得るのか」と問われ、次のように語った。
 「イエスでありノーである。全く同じことが起きるとは思わないが、阪神・淡路大震災でも『外国人の放火』などの流言が飛び交った。関東大震災のときと構造は変わっていない。レイシズム(人種差別)の本当の怖さは、妄想の世界観が普通の人に浸透し、判断を誤ること」


 ちなみに同紙8月9日朝刊「変質する平和 第5部 排外主義の底流・上」によると、辛淑玉氏は東日本大震災の宮城県の避難所に外国籍の女性の支援のために訪れた際、男に「韓国は日の丸焼いて日の丸焼いてるだろ」と罵倒された。また「韓国人や中国人が自衛隊や警察官を殺している」というデマも流れていたという。この国の人間は関東大震災のときから全然進歩していないな。
 それにしてもさ、俺も前から感じていたことをズバリと指摘してくれたね。ヘイトスピーチをまき散らすマスゴミは商売でやってるんだし、ネトウヨは趣味でやっているに過ぎない。それに恐らく連中は、自分らが言っていることはカルトなハッタリだと自覚しているだろう。自分らのそういう主張に何ら責任を感じていない。しかしそれらを本気で受け取ってしまう人々もいるかもしれない。新しいネトウヨ仲間ではなく、一般的な市民だ。普段政治・社会問題など関心を示さない、本当に普通の人々だ。
 関東大震災の際の朝鮮人大虐殺は、こういう普通の人々が、愚かな偏見に凝り固まった奴らのデマに踊らされたのではないか。今後またこの国で重大な暴力を伴うヘイトクライムが発生するとしたら・・・それを実行するのはザイトクのような連中ではなく、ネトウヨでもなく、ごく普通の人々ではないだろうか。
 さらに加藤氏は次のように述べる。
 「『朝鮮人』という記号だから殺せる。虐殺を防ぐには記号を『人間』に戻さなければならない
 全くその通りだと思う。ヘイトクライムを行う連中も、普段は街中で困った人を見つければ手助けするようなごく普通の人間だろう。それが、他国人・異民族・異教徒といった「記号」によって、相手も自分たちと同じ人間であることを忘れてしまうのだろう。
 **人という「記号」は、支配者が勝手に押し付けたものに過ぎない。こんな記号など関係なく、我々は労働者であり、人民であり、人間だ。我々が闘うべき相手は、記号の押し付けによって分断し憎悪を煽ることで支配を強化しようとする奴らだ。
 「我が国・我が民族は世界一優れている」「わが国の我が国の戦争は正しい」などというのは支配力強化のためのデマであり、幻想であり、カルトなペテンに過ぎない。そもそも国家という観念も、カルトな幻想ではなかろうか。これらの幻想をどのように崩していくか考えていきたい。
posted by 鷹嘴 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会、デモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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