※ 以下はネタバレ満載なのでご注意下さい。
※ ここでクイズです! アンジュは何人と唇を重ね合わせたでしょうか?
後期オープニングテーマは、あの高橋洋子大先生!
水樹奈々さまは後期はエンディングテーマを唄います。この曲が一番好きだな。
第4話にてヒルダの悪戯によってヴィルキスが墜落した際、アンジュを助けた「タスク」という青年は、「ヴィルキスの騎士」を名乗る。童顔なイケメン+細マッチョで格闘能力が非常に高く、しかもヴィルキスの修理やスパイ活動?などのスキルも高い万能のヒーローだが、助平でドジでかなりの口下手だから感情移入しやすい。あくまで事故だが何度も躓いたりしてアンジュの股間に顔をうずめてしまい、そのたびにアンジュにボコられるw
彼もマナの光を使えないが、ノーマではなく「古の民」(いにしえのたみ)の最後の生存者だった。そもそも人類は支配者によってマナの光を使えるように遺伝子操作されていたが、古の民はその処理を受けていない人類であり、ノーマは「何度調整しても」生まれてきてしまう、元々の遺伝子を持つ子どもたちだった。つまり古の民やノーマこそ本当の人類である。このような歪んだ世界をもたらした黒幕が「調律者 エンブリヲ」であり、アンジュの兄ジュリオら諸国の為政者さえも従えている。
エンブリヲら支配者は、ノーマが生まれてきてしまうことが社会不安につながると、この世界の虚構が暴かれるのではないかと懸念した。そのためノーマは反社会的な化け物だと宣伝した(というか民衆を洗脳した)。差別する対象が出来たため社会が安定した、って司令官ジルも言ってたぞ。こういう社会構造というか人間の精神構造まで言及するアニメって珍しくない?
古の民はエンブリヲを倒すために闘い、死んでいった。しかし極秘にアルゼナルのノーマたち(当時はジャスミン司令官)と彼らが共闘を誓い、「リベルタス」作戦を計画した。つまりこの不条理な世界をぶっ壊す作戦。
しかしジルにとっては元の身分(アンジュ同様に某国のお姫様だった)に戻るための計画だったのかも?それに昔はエンブリヲに手籠めにされていて、洗脳がいまいち解けてなかったようだ。エンブリヲに向かって、また恋人に戻ろうとか言ってたの、半分マジだったりして(笑)
余談だが、アルゼナルに於ける唯一の「人間」であり、かつこの物語に於ける唯一のメガネっ娘の「エマ監察官」には、当然のことだがリベルタス作戦は打ち明けられていなかった。お嬢様育ちの小役人であり、ご多分に漏れずノーマへの差別意識も強い。しかし優しいところも無きにしも非ずなので、ジュリオの軍勢がアルゼナルに攻め込んだ後もジルに保護され、後にラスト・リベルタス作戦への参加を許されたのだろう。
■ 詳しい説明は端折るが、アンジュ、タスク、クイズ好きのヴィヴィアンちゃん(実はドラゴン族)の3人が戦闘の際に別の宇宙に飛ばされ、目にしたのは約500年前の最終戦争によって壊滅した東京(新宿あたり)だった。ミスルギ皇国の中心にそびえ立つ「暁ノ御柱」(あけのみはしら)も無残な姿を晒しながら残っている。レイシストばっかりだと思ってたがやっぱミスルギ皇国って未来の東京だったんだな。聖地巡礼が楽だぞw
◇ 名状しがたい日記のようなもの クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 「新宿」 舞台探訪(聖地巡礼)
そこでアンジュらは人類の歴史を知る。エンブリヲら先端の科学者が戦争や貧困の連鎖を断ち切るために発見・開発したはずの「ドラグニウム」を用いた新エネルギーは、すぐさま戦争に利用され、ラグナメイルが世界を焼き尽くし、撒き散らされたドラグニウムによる汚染によって世界は破滅したのである。
そして調律者エンブリヲはこの地球を捨て、別宇宙に新たな地球を誕生させた。つまりアンジュたちが生まれた地球はエンブリヲが作り出した地球で、廃墟が残る地球こそオリジナルの地球である。
ところがオリジナルの地球に生き残った人類もいた。自ら遺伝子操作を施し、男たちはドラゴンへと姿を変え世界中に撒き散らされたドラグニウムを回収し体内で結晶化させている。女たちも時にドラゴンの姿となって男たちを助け、世界を清浄に戻そうとしている。ナウシカの「腐海」や「蟲」のような使命を背負っているんだな。
しかしエンブリヲは、最初のドラゴンである「アウラ」を奪い、新しい地球に運んでしまった。これを、ドラゴン一族の巫女姫である黒髪のエキゾチックな美少女のサラマンディーネちゃんが語って聞かせた。もっともアンジュとは初対面じゃないけど。龍神器(パラメイルとそっくり)に乗るサラ子ちゃんがドラゴンの大群を従えてアルゼナルを襲撃したとき運命の出会い?をしている。アンジュも可愛いけどサラ子ちゃんも可愛いな。アンジュに尻尾を噛まれて涙ぐむところが萌える♡
ところでサラ子ちゃんたちはこの並列宇宙を行き来する手段があるが、いつもアンジュたちに狩られているドラゴンは、どうしてアンジュたちの地球に迷い込んでくるのか?襲撃じゃなくて誘い込まれてるのかも?
■ つまりドラゴンとは人類だった。アンジュたちは人間同士の殺し合いを強いられていたのだ。もっともアンジュたちは既に気付いていたけど。(ジャスミンが、アルゼナルを襲撃したドラゴンの死体を焼却処分しているとき、焔の中に人間の死体が見えた)。
エンブリヲは奪ったアウラのエネルギーを使い、人類に遺伝子操作を施し、マナの光を使えるようにした。しかしマナの光は無限と言われているがアウラの体内のドラグニウムを利用しているので限界がある。ドラグニウムの補充のためにドラゴンを殺し、体内で結晶化されたドラグニウムをアウラに補充する必要があった。そのために社会から排除されたノーマに、ドラゴンを倒す任務が与えられたんだと!
これは関係者以外には決して漏らしてはならない特定秘密?であり、アルゼナルに密航してアンジュと再会した侍女モモカも口封じのために抹殺されるところだったんだぞ(モモカを守りたいアンジュの誠意にジルが応え、アルゼナルに留まることを許されている)。
ドラゴンの叫び声は「人間」の精神を狂わせるんだって。たしかに「人間」は、ドラグニウムを利用したマナの光を使えるように遺伝子操作されてるんだから、そうかもしれないね。ドラゴンが指令所に突っ込んだとき、エマ監察官が変になっちゃったな。泥酔した姿が色っぽい(笑)
彼女はマナの光をタブレットのように検索しながら「そんなことどこにも書いてないわよ!」と叫んだが、書いてあるわけねえだろ。お前ら「人間」を騙し、洗脳してたんだから。あんまり馬鹿なこと言ってると犯すぞw
要するにドラゴン殲滅はノーマにしか出来ないことなんだよ。やっぱりノーマたちはこの不条理に満ちた世界を維持するためにドラゴンと戦わされていたんだ!
つまりさ、
世界の維持のためにマナの光が必要
↓
そのためにドラゴンのエネルギーが必要
↓
マナを使える人間はドラゴンと戦えない
↓
ノーマは適役
それと、
どうしてもノーマが生まれちゃう
↓
ノーマを差別対象にすれば社会不安が無くなる
↓
化け物だから生かそうと殺そうと世間は無関心
↓
だったらドラゴンハンターにしよう
という二重の構造で、ノーマはこのような境遇に落されていたのだ。何というおぞましい世界だろうか!
■ それにしてもさ、ドラゴン族だって無限にいるわけじゃないから(最終戦争で破壊されつくされた世界に残った人類がドラゴンの姿になっているんだから、たかが知れてるだろう)、いつまでもつか分からない。マナの光が無くなったら、それに頼っている社会は大パニックだぞ。それにマナを使ってる立場だって、いつ自分にノーマの子が生まれるか分かったもんじゃねえ。ドラゴン族だって、ノーマと同じくエンブリヲに迫害されている立場なのに、自分たちを狩ろうとするノーマを殺さないわけにはいかない。こうして、エンブリヲが操る支配構造の下で、「人間」と、ノーマと、ドラゴン族が、見事に分断されているわけだ。支配者にとっては実に都合のいいことだよな。
それにしてもさ民衆は、このような構造を維持しようとする支配者の「マナの光は無限」「ノーマは文明の敵」とかいう嘘に、あっさり洗脳されちゃうんだよね。もっともこれはこの物語だけの世界じゃないよ。どんな滅茶苦茶な話でも、体制側の言うことならあっさり信じちゃうし。一世代前ってゆうか一昔前のことなんてあっさり忘れちゃうし。本当に俺たち人間ってビックリするほど脳みそが無いよ(笑)。政治家とか資本家とかマスゴミとか、親とか教師とか周りの人間とかの言ってることを簡単に信じ込んじゃうんだ。そんで分断され、扇動され、最後は見殺しにされるんだ。
■ エンブリヲとはドラグニウムを発見し応用に成功した科学者だった(そういえば昔、月刊アフタヌーンに「エンブリヲ」って漫画が連載してたよな。キャラは可愛いけど内容が気持ち悪いからあんまり読んでなかった)。外見はイケメンだが(せいぜい30代にしか見えない)、少なくとも500年以上生きているはず(本人は1000年生きているって言ってたが)。ナウシカに説教垂れるヒドラみたいに不老不死なんだな。ってゆうかキュゥべえみたいに殺しても殺しても新しいのが出てくるし。「無駄な事だって知ってるくせに。懲りないんだなあ、アンジュも」みたいなw
彼は自分が作り出したこの世界に飽き飽きしたらしい。マナの光に頼って堕落し、またアンジュを迫害したように差別感情をむき出しにする人間たちの醜さに失望し、またもや世界を作り変えようと計画した。つまりいま生きている人間たち(「人間」、ノーマ、ドラゴン族)を全て消し去り、新しい人類を誕生させ(または選んだ者だけ残し)、新しい世界を作ろう、というつもりだ・・・。「時空融合」(二つの地球を融合させる。結果、エンブリヲが保護しない人間は全て死に絶える)という恐ろしいやり方で。しかも最終的には、アンジュだけを残し(自分の女にして)、他の人類を全て消し去ることに決めた。
もちろんエンブリヲの気持ちは分かるよ。何しろ1000年も生きてたら人間の醜い部分を嫌と言うほど見てるだろう。だけどさ、他人のやってることを嘆いている自分はどうなのかな、と。
しかしアンジュは・・・アルゼナルでの「何を食べても不味いし、このクソったれな」環境すら楽しんでいた。そして、差別、欲望、虚飾に満ちた「このクソったれな」世界であろうとも生きていこうと、闘い続けようというんだ。まるで「火の七日間」で汚染された世界を浄化して新しい人類を誕生させようとする科学者たちと、毒まみれの世界で生きて行こうとするナウシカの違い、みたいな?
アンジュは「世界(体制)を壊して、私は生きる」覚悟なんだよ。そのためにいつも全力で命がけで闘っているんだ。自分の理想だけを追い求めるエンブリヲとは志が違うんだよ。
■ そしてエンブリヲは夢見る少女のサリア、お袋さんキャラのエルシャ、一番地味なクリスを寝返りさせ、彼女らにラグナメイル(パラメイルの原型?)を与え、時空融合を進める(アンジュはエンブリヲの魔力?による精神攻撃にも非転向を貫き、脱走)。いわば洗脳だ。
サリアにとっては敬愛するジルがヴィルキスをアンジュに与えたことに不満があった。しかも、自分で(ジルの命令を無視して)ヴィルキスに乗ってみてもアンジュのように操れないことに絶望していた。
エルシャは、ジュリオの艦隊がアルゼナルを侵攻した際に自分が可愛がっている「幼年部」の少女たちが殺されたがエンブリヲの魔力?によって蘇生したことに恩義を感じた。
クリスは友情に飢えていた。仲が良いはずのヒルダに対しては彼女が自分を捨てて脱走したことを、ロザリーに対しては自分がジュリオの軍勢に撃たれた時に助けに来なかったことを裏切りと感じた。そのときクリスを蘇生させたのもエンブリヲだった。
つまり人の弱みにつけ込んだわけだ。「僕と契約して時空融合に協力してよ」みたいな?(ちなみにアンジュの兄のジュリオはアルゼナルを攻略したことでエンブリヲの不興を買い、艦船ごと消滅させられた)もっともエンブリヲにとって「人間」は「ホムンクルス」(人造人間)であり、意識を奪って操り人形のように動かすことも可能だった。ノーマにはそれが通じないため、策を弄したのだろう。
つーかサリアたち、エンブリヲが何をしようとしてるのか、それは正しいことなのか、自分で判断してないぞ。恩義を感じるだけならまだしも、「あの人は信じられる」と盲目的に従っちゃうのは、洗脳されてるってことだよ。その点、ジルやサラ子ちゃんにエンブリヲ打倒作戦を持ちかけられても「自分で判断する」と言って安易に賛同しなかったアンジュは立派だよな。
■ そういうわけでエンブリヲにとってマナに頼る人間など不要になり、アウラの全エネルギーを時空融合に向けさせたた。そのためにマナの光が使えなくなり、全世界がパニックに陥る。そりゃそうだよ全てをマナの光に頼ってたんだからさ。
しかも時空融合が進む中で恐怖に駆られた群衆は逃げ道を求めて各国で暴動モード。ミスルギ皇国の宮殿に侵入した暴徒は、シルヴィアちゃんとアンジュ(サリアと交戦中に吹っ飛ばされて宮殿に突っ込んだ)に銃口を向けて脅す。「皇室は国民を守るべきだ」っていう理屈は分かるけど、お前らアンジュを守ったか?「吊るせ」とか叫んでただろ。そもそもマナの光を司る皇室という特権階級の存在を許していたから・・・というか全世界を束ねるエンブリヲを頂点とした構造の中で安穏と暮らしていたからこそ、こういう結末になったんじゃねえか?まあ何にも知らなかった彼らも被害者なんだけどね。
それにしてもマナの光が使えなくなっただけで崩壊するとは、なんて脆弱な文明なんでしょ。こんなものに頼りっきりになっていた「人間」のなんと愚かな事か。つーか、エンブリヲが気まぐれを起こさなきゃこの体制はしばらくは維持出来たと思うけど、現実の世界はそれを上回る脆弱さと愚かさだよな。この前(2015年4月12日)、線路の電柱が数本倒れただけで山手線と京浜東北線が長時間ストップ、首都圏大パニックじゃん。4年前なんかちょっと電気が足りなくなっただけで計画停電とか大騒ぎだったじゃん。日本のような環境破壊先進国の文明は、いろんな脆いものに支えられて際どいバランスの上に成り立っているんだ。いつ崩壊してもおかしくないんだよ。だからアニメの話だと笑えないんだよ。
しかしアンジュたちとサラ子ちゃんたち+ドラゴンたちが共闘し、ミスルギ皇国を舞台にエンブリヲたちを追い詰めていく。サリアたちはエンブリヲにあっさり見捨てられたためエンブリヲの本性を悟り、アンジュたちの元に復帰する。サリアは、アンジュの姿勢から、どんなことでも人に命じられて従うのではなく、自分で考え、判断しなければならない、と悟ったようだ。
■ そういうわけで、最終回でやっとアンジュたちノーマとドラゴン族の共闘によってエンブリヲを殲滅し、時空融合は阻止できた。気づけばそこは「真なる地球」。元からそこに住んでいたドラゴン族と、ノーマたちが残った。死亡フラグを立てすぎたジルは結局死んだが。「人間」は、モモカとエマ監察官と、ついでにアンジュのお姫様時代の知り合いのミスティ姫だけが残ったらしい。
クロスアンジュ裏話3
・水樹さんが“女としてこんな台詞を言う事になるとは”と話していた最終回の台詞は「私を抱こうなんて100万年早いわぁぁぁ!!!!」
・最終回の喫茶アンジュの場面に出ていたペロリーナは、ヴィヴィアンと(アンジュの旧友の)ミスティのシフト制という設定になってる。
— のざわよしのり (@mad_yn) 2015, 4月 2
それ以外の「人間」は、サラ子ちゃんが言うところの「偽りの地球」に置き去り。無政府状態になり盗賊がはびこる。マナの光を使ってた時だって、豊かさに奢り、レイシズムをむき出しにしていたが、ますます人間としての本性丸出し。アンジュは「知ったこっちゃないわ」と言い捨てる。しかしシルヴィアちゃんは姉を見習って、自警団?のリーダーとして逞しく生きているぞ。この姉妹の永遠の別れのとき(暴徒が宮殿になだれ込んだとき)、アンジュが自分に銃口を向ける暴徒を一人射殺し、恐怖でお漏らししちゃったシルヴィアちゃんに対しても銃で脅し、我を忘れたシルヴィアちゃん立って歩いちゃった。「宮廷医師が、あなたの足はとっくに治ってるって言ってたわよ!」。クララみたいだな。
やっぱマナの光に頼り過ぎると人間堕落しちゃうんだな。ってゆうかアンジュの態度から、自分の身は自分で守らなきゃいけない、自分の人生は自分で切り開いていかなきゃなんない、ってことを悟ったようだ。
アンジュとタスクは念願の“Café Ange”をオープンさせたようだ。俺も飲みに行きたいなあ。「やあ女将さん、今日も美人だね。ここは料理は不味いけど女将さんが美人だからもってるんだね」とか言ったりして。そんで看板の時間になっても他の常連さんたちと居座ったりして。アンジュが「あいつらまだ帰らないの!」って怒るけどタスクが「まあ常連さんだから・・」と宥めたりしてねw そりゃそうとタスクの旦那は、ああいうカミさんだからさぞかし尻に敷かれると思うw
まあハッピーエンドになって、視聴者としては安堵してるんだけどさ、いろいろと不満がある。謎のままに終わった部分とか、最終回とか。
〇 ジュリオが、アンジュがノーマであることを暴露した目的は何だったのか?権力闘争?どっちにしろ自分が皇室の跡取りだろ。単純にノーマを忌み嫌っていたとか?母が自分よりアンジュを可愛がっていたから嫉妬したとか?
腹心であり、愛人でもあったリィザ(ミスルギ皇国近衛長官、ジュリオ亡きあとはエンブリヲに虐待される)に操られていたようだが、ドラゴン族のエージェントだった彼女にはアンジュを失脚させることにどんな目的があったのか?アンジュがメイルライダーになってからは、一人で大勢の同胞を殺しまくるアンジュを処刑する意味はあったと思うが(アンジュが宮廷を襲撃したとき)
〇 メイルライダーが着るライダースーツには尻尾のようなものがあり、それをパラメイルと接続していたが、操縦するために必要なことなのか?そういえばアンジュがアルゼナルに来た時、ジルに肛門か膣に何かされたようだが、もしかしたらパラメイルとのインターフェイス装置を突っ込んだとか?ライダースーツの尻尾を介してパラメイルと精神を同期させるとか?
〇 アンジュの母が娘に託した指輪は、ヴィルキスを操縦するためになくてはならないものだったが、もうちっと指輪の由来とかヴィルキスと共鳴するメカニズムとか説明して欲しかった。なんでアンジュの母ちゃんが持ってたのか?
それに、かつてエンブリヲが世界を滅ぼすときに歌ったという「永遠語り」を、サラ子ちゃんが知ってたのは当然っぽいけど、何でアンジュの母ちゃんも知ってたのか?
ところでジルは最初から、アンジュこそヴィルキスを乗りこなせると見込んでたんだろ(だからエマ監察官に取り上げられた指輪を返してやったんだろ)。もしかしてアンジュを送り込むための裏工作とかあったのか??
〇 もうちっとエンブリヲの人物像を掘り下げてくれたほうが面白かったかも。ってゆうかオフィシャルサイトのキャラクター紹介で、アウラ(最初のドラゴンで、元々は科学者だった)のことを「エンブリヲとも浅からぬ因縁を持つ」ってチラって書いてあるけど、そういう面白いエピソードがなんで本編に出てこないんだよ!
〇 つーかさ、タスクとモモカはエンブリヲとの闘いで、完全に死んだはずだぞ。翌週あっさり生き返らすとは何ともご都合主義ですな。正直俺も二人が生きててほっとしたけど。ところでタスクってさ「ヴィルキスの騎士は不死身だ」って言うけど、包帯一つ巻いてない姿で戻って来たじゃん、やっぱ、常人とは違う何かがあるのか?
〇 「真なる地球」に残れたドラゴン族とノーマたちは、平和な世界でそれぞれの幸せを手にしつつあるようだが・・・ってゆうかさ、「偽りの地球」をほっといていいのかよ?別にアンジュに、幸せな家庭を放り出して妹と共に闘え、なんて言うつもりはないさ。とっくにドラゴン族と和解してるんだから迫害されないだろうし。アンジュに対してじゃなくて、この展開に対して不満があるんだ(笑)
自分のことは自分で何とかしなくちゃなんない、ってゆうのは確かにその通りだけど、「偽りの地球」に残された人類の抱えている問題は、アンジュたちノーマ自身の、自分自身の問題でもあるはずだ。
(ちょっと遺伝子操作されてたらしいが)差別していた方も差別されていた方も、洗脳されてた方も洗脳から脱した方も、同じ人間だよ。アルゼナルのノーマの集団だって、不信と裏切りに満ちていた。「本当の地球」に住む者だけが幸せになっても、何の解決にもならない。エンブリヲが世界を弄りまわす前の、戦争、差別、貧困に満ちた世界に戻っちまったんだよ(そもそもエンブリヲが何をやっても人間は進歩しなかったけど)。
だいたいアンジュ自身が、
「なぜノーマは女だけなのか分かった。エンブリヲに操られたくないという遺伝子の意思。この腐りきった世界を壊すために。だからお母様は指輪と歌を私に託した」と言ってただろ。要するに人間という種族が、遺伝子操作を受けながらも、決して支配者の思い通りにならない、子どもたちを守りたい・・・という本能が、ノーマを産んだんだろ。だったらノーマは新しい世界で安穏としていないで、種族のために闘ってほしいな。アンジュたちに、「この腐りきった世界」で、希望を求めて闘い続けて欲しいんだよ。
そういうわけで、残された謎の解明と、アンジュたちが本当に世界(体制や、人間の醜い心)を壊すために、出来たら第U期をやって欲しかったりして。もっともヒロインが人妻だからやりにくいかも?いっそ新しいキャラを主人公に据えるのはどうかな?
・・・不正義を許さず闘うシルヴィアちゃんたちだったが、資本家に雇われた白色テロ集団に襲撃され、あわや!のところでパラメイルに乗った謎の少女に助けられる。少女は「あなた、自分のお姉さまに何を教わったの?」と言い捨てて去るが・・・とかさ。でもそれじゃタイトルを変えなきゃなんないな(笑)。
差別、迫害、裏切りにも屈せず、自分自身の迷い・未熟さを克服し、歪んだ世界と闘い続ける彼女たちにまた勇気を分けてもらいたい。そして俺たちの上から目線な意識に駄目出ししてほしい。ウヨク、カクマル、ニッキョウ、ハンゲンレンなどをdisってればいいわけじゃない、別に奴らと連帯するつもりは毛頭無いが、何であいつらはああなっちゃったのか、もしかして俺たちの心の中にもカクマルやニッキョウが潜んでいるのでは。俺たち自身の問題でもあるのでは・・・ということを考えさせてほしい。なんてね(笑)
ところでこのアニメの制作会社「サンライズ」は・・・あのガンダムシリーズも手掛けているんだってね。某青年労働者とクロスアンジュの話で盛り上がった時、俺が「ガンダム世代だけどガンダム観たことない」って言ったら、「それ、人生無駄にしてますよ!」って言われた。ほう、ガンダム流行ってたころ生まれてなかった小僧がそんなこと言うの。じゃあ老後の楽しみにしとくか(笑)
※ それではクイズの答え!アンジュが唇を重ね合わせたのは6人でした!「キス」とは言ってませんよ。内訳は以下です。
ゾーラ(レズレイプされかかった)
ロザリー(飲み物に下剤が混ぜられたことに気付き、口移しで飲ませた)
タスク(最初のチューはどこぞのラブホ)
エンブリヲ(キス以上にヤラシイことされた)
モモカ(人工呼吸してもらった)
ヒルダ(アンジュ両刀かw)
私自身もこのアニメを見ていた時に感じたことなのですが、ミスルギ皇国の国民を見ていると、アンジュに対して対して簡単に「吊るせ!」と言う場面を見ていると、ネットの情報に刺激されて、何も考えず他人を非難するネトウヨの様にみえますし、私も含めて人は簡単に洗脳されてしまうのだなと感じました。
それに、ジュリオの描写を見ていると、強い者(エンブリヲ)に媚を売り、自分の気に入らない者(ノーマやアンジュ)を攻撃している様を見ていると、まるでアメリカに媚を売って、自分に逆らう人間をネトウヨを使って攻撃させている安倍晋三に非常に似ていると思いますね。
もしかしたら、脚本の樋口さんや芦野監督、福田プロデューサーは今の日本に対するメッセージを、この作品に込めたのではないかと思うのですが、ブログ主様はどう感じますか?
それと私は、クロスアンジュを見て、今まで以上に自分の意見を持つことや、ブログ主様が言う通り、政府やマスコミ、ネットの情報に惑わされないようにしていきたいですね。
最後になりますが、作中でジュリオがタスクか放った手裏剣がジュリオの頬を掠めた際に、「痛いよ〜、お父さ〜ん」と喚いていましたが、もし安倍晋三が自分の政治に非難的な人から物を投げられて、奴の体に当たったら、「痛いよ〜、信夫〜、俺に逆らう奴らを、痛めつけて来いよ〜」と喚き散らしそうだと感じるのは、私だけでしょうかね?
仰るようにこのアニメは、現在の日本に対するメッセージが込められていると感じます。
いや現在の日本だけでなく、近代文明や人間の社会そのものに対する強い批判を感じます。
安倍についても同感です。神経が細かく虚勢を張りたがるあの男は、すでに市民の声に脅え、布団の中で泣きべそをかいているのではないかと。
公開処刑の時にいたっては、エアリア部の面々でさえ、何の恨みがあるわけでもないのに、アンジュがノーマという、ホンの些細な理由だけで、陰湿な嫌がらせを平然と行う始末。
もはや、マナ使いはキ○ガイと言ってもおかしくありません。
後にエンブリヲの手でノーマを差別するよう仕向けられていたことが判明しましたが、だからといって、謝罪も反省もしなくて良いというわけではありません。
ロクに謝罪もせず、うやむやにしたまま、図々しくアンジュに助けようとするミスルギ国民達を見て、何様のつもりだと思いました。
馬鹿につける薬はないとは、このことですね。
実は、苦労するアンジュ様のコメントを読んで感じたことなのですが、ミスルギ国民がアンジュを化けもの扱いした挙句、『私の人生を返せ』『吊るせ』と罵倒した場面を見て、私は本気でジュリオ皇帝とミスルギ国民に怒りを感じ、心の底から「○んでしまえ、塵虫ども」と思いましたね。
それに私自身は、人を差別しておいて反省しない人間や安倍晋三にそっくりなジュリオ皇帝のような人間は、心の底から嫌っていますし、人を差別するにしても、白人至上主義団体であるKKKや安倍とアメリカの犬であるネトウヨみたいな奴らのみを、日頃から差別していますよ。
まあ、このアニメを見て、ジュリオ皇帝が染んだ所やミスルギ国民がアンジュに撃ち誅された場面を視聴した際に、『ザマーミロ、身の程を知らない下等生物が染んだぞ』と喜んでいたので、自分も一歩間違えば、安倍やジュリオ、ミスルギ酷民といった『金と銀の器を抱いて、罪と罰の酒を満たし、街を走る愚か者』のような人間の屑に堕ちてしまうのではないかと感じた次第です。
駄文ばかりだらだらと書いて申し訳ございませんでした。
ドン左衛門様の、
" 自分も一歩間違えば、安倍やジュリオ、ミスルギ酷民といった『金と銀の器を抱いて、罪と罰の酒を満たし、街を走る愚か者』のような人間の屑に堕ちてしまうのではないかと感じた "
というご指摘に、全く同感であります。
元はと言えば、ジルがヴィルキスを操るための要件をちゃんと伝えず、ただ「どんなに頑張ったところで、出来ない者は出来ない」と、あやふやな理由で説明で済ませてばかりいたから、こうなってしまったわけです。
例えすぐに信じてくれなくても、もっと早めに「王家の指輪はおろか、王族の血も有してないお前には、ヴィルキスは使いこなせない」と、そうサリアにハッキリ伝えておけば、自分が間違っていたことに気づいて反省し、リベルタス前にアンジュとジルに謝罪ないし和解できたと思います。
結局、ヴィルキスを乗りこなせるのは全てのノーマの中でアンジュだけでした。
なおかつアンジュが母から引き継いだ指輪が重要なアイテムになったようです。
結局謎のままに終わってしまいましたが、本編でこれを深く説明して欲しかったです。