呆れて言葉も出ない。
ひげそりや犬のまね強要 グアンタナモ基地でと米誌
【ニューヨーク12日共同】13日発売の米誌タイム最新号は、キューバのグアンタナモ米海軍基地の尋問官らが、収容されていた国際テロ組織アルカイダのメンバーに対し、イスラム教徒にとって屈辱であるひげのそり落としや、犬のまねを強要していたと伝えた。この尋問方法は、ラムズフェルド国防長官も承認していたという。
同誌は、基地の収容者施設を管理する担当者の日誌を入手。それによると、尋問官らは2002年末から翌年1月にかけ、サウジアラビア出身の男性に対し、ひげそりや、ほかのテロリストの写真に向かって犬のようにほえることを命じた。
このほか、連日短時間の睡眠しか認めなかったり、厳格なイスラム教徒の男性が敬遠する女性をそばに近寄らせるなど、心身両面で苦痛を与え、情報を得ていた。
(共同通信) - 6月13日12時8分更新
米軍のアル・カーイダ構成員への虐待、尋問記録を公開
【ニューヨーク=大塚隆一】米誌タイム最新号(13日発売)はキューバのグアンタナモ米軍基地に収容されている国際テロ組織アル・カーイダのメンバーに対する極秘の尋問記録を入手し、その詳細を伝えた。
この記録は米同時テロの実行グループに加わる予定だったとされるサウジアラビア人モハメド・カタニ容疑者に関するもの。それによると、米軍は同容疑者に<1>トイレに行かせず服を着たまま小便をさせた<2>犬がほえるまねを強要した<3>水を頭からかけたりして眠らせなかった――などの尋問方法を採ったという。
この報道について、米共和党の有力者チャック・ヘーゲル上院議員は「文明国の基準を外れている。これでは世界の人々、とくにイスラム世界の人々を味方につけることはできない」と批判した。
カタニ容疑者は米国に入国できず同時テロ参加を断念したといわれる。その後、アフガニスタンで米軍に拘束され、2002年1月からグアンタナモ基地に収容されている。
(読売新聞) - 6月13日19時50分更新
2005年06月14日
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