2016年01月20日

2015〜2016 スキーシーズン(1) 久しぶりに車で行ったw

 【この記事は2016年4月7日にアップロードしましたが、左上に表示される記事の日付を、実際の記事の内容(2016年1月〜2月)と一致させます】
 2015〜2016スキーシーズンの事を書く(もちろん16年1月〜3月の話だけど)。ちなみに今年はタイヤチェーンを買ったよ。しかし記録的な暖冬+小雪でしたね・・・。


 以前乗っていたシルビア(中古車)は冬になるとスタッドレスタイヤを付けたホイールに付け替えていた。シルビアを廃車にしてから乗っていたありふれた4ドア(中古車)はノーマルタイヤのままだったが、金属チェーンを積んで出かけていた。
 ところが12年に同居人をそそのかして買わせた車(中古車)で、スキーに行ったことは無かった!スタッドレスタイヤどころかチェーンも準備しなかった。4ドアセダンだが、なんでその車に乗ってるのに電車でスキー行くの?とか言われそうな車なのに。
 関係ないけど、この車が納車された直後の2012年7月・・・労働者人民が官邸前反原発闘争に決起し、K=S連合(警察+首都圏反原発・・・)の執拗な妨害を打ち破り、車道が解放区と化したあの夏の夜・・・同居人から電話で「車ぶつけられたよ!うちの駐車場で!隣の車に!」と告げられたことを昨日のことのように思い出しますw

 なぜ車で行かなくなったというと、鉄道で行くことのラクチンさに目覚めたわけだよ。何しろ寝てればいいし酒も飲めるし、チェーンを付ける手間も、雪道・凍結路で恐怖を味わうことも無い。自分のミスで事故ることも無い。新幹線が楽だが在来線で行く楽しさもあるよ。上越線の水上発・長岡行きは何度乗っても飽きない。それに新雪と戯れる楽しさを覚えたので、首都圏日帰りなら積雪量の多い上越が便利だ。湯沢高原スキー場なら越後湯沢駅から歩いて約10分だ(笑)
 もっとも車で行くより安上がりになるのは在来線で一人で行く場合だけだし、全て在来線なら浦和駅から越後湯沢駅まで約3時間半もかかるし、俺んちは駅から遠いから面倒だし、鉄道やバスの時間に合わせて行動しなきゃなんないし。それに当たり前だけど更衣室で着替えてロッカーに余計な荷物を預けることになる。
 昨年2月末に宝台樹、3月に神立に行ったとき、駅からシャトルバスで行ったが面倒くさかったな。路面に全然雪が無くて、これじゃ以前のように車で行ったほうが楽じゃねえか。越後湯沢駅前からシャトルバスで神立で行くと、なんだか遠回りで時間かかるし、湯沢ICの前を通った時、自家用車の方が全然早いぞ、とか思ったりして。スタッドレス買う気は無いからトップシーズンは鉄道でいいけど、春スキーなら万が一のためにタイヤチェーンを準備しとけばいいじゃねえか。

 と思って買ってきたよ、ゴムチェーンを。もちろん事前に取り付けの練習したけど、思ったより難しかったな。取り付け手順のDVDが添付されてたんで助かった。隔世の感ですな。と思ったらYOUTUBEにアップされてた。

 ところが今年は、1月なのに俺の部屋で俊敏な昆虫が徘徊するほどの暖冬(なぜ台所じゃなくて俺の部屋なのか?パソコンが暖房装置になっているのかも?) 例年だったらどこのスキー場も積雪が充分になる時期なのに・・・チェーンは無駄な買い物になっちゃったかも?今年はスキー出来ないかも?と焦ったぜ。
 もっともこれも運命じゃないかと・・・。スキー場で使う電力/化石燃料自体は大したことないだろうけど、スキー場に行くには鉄道や自動車が必要だろ。そもそも冬になればスキーに行きたくなるような人間は、一年中大量の電力/化石燃料を消費しているだろ。だから我々スキーヤー/スノーボーダーも、スキー場が商売上がったりになる気候変動に加担してるんだよ。自業自得ってやつですね。このまま地球温暖化が進めばスキーとかレジャーどころじゃない時代になるだろうね。さてどうしよう?


 まあ自家用車で行くより公共交通機関を使ったほうが環境負荷は少ないと思うが・・・バスツアーだけは敬遠しよう、と思わせる大事故が1月15日に起こった。旅行会社「キースツアー」の社長は事故当日、事故に謝罪しつつも「今夜出発のツアーは予定通り出発する」と息巻いていて呆れたよな(結局中止になったが)。
 運転手は2名だったそうだが大型バスに乗客を乗せて夜間に都心を出発し、未明にスキー場到着・・・という過酷な運行には、大事故を起こすリスクを常に孕んでいると言えるだろう。トラックの運転手と違って車内で喫煙も出来ないし、疲れたら適当なSAで休憩するわけにもいかないだろ。なお、この「キースツアー」は「トラベルスタンドジャパン」にバス手配を依頼し、「トラベルスタンドジャパン」はバス会社「イーエスピー」に依頼したという。三重下請けか!

 事故の現場は国道18号を群馬県から長野県に抜ける「碓井バイパス」の下り坂(峠を越えて軽井沢の街に降りる直前)。かつては有料道路だった。ドリキン土屋がKP61で夜な夜な走り、横転すれば仲間を呼んで起こし、雪が降ればスパイクタイヤを履いて攻めていたのは18号の旧道のほう。
 この碓井バイパスもコーナーが多いが比較的道幅が広く、登り坂には登坂車線もあり、上信越道の開通以降も大型トラックが頻繁に走る。俺も何度もここを通っているが、真冬でも路面の着雪や凍結の経験は無い。軽井沢の街で雪が降っていてもこの道路には着雪していなかった記憶がある。除雪作業や凍結防止剤の散布などが適切に行われていると思われる。だから事故原因として路面の凍結は考えにくい。ブレーキのトラブルではないかと、思う(事故直前にブレーキランプが点灯していた)。また、事故の検証でギヤがニュートラルになっていたことが確認されたという。ニュートラルの状態ではエンジンブレーキが効かないため充分な減速が出来なかったのだろうか。あるいは事故の衝撃でギヤが抜けた(ニュートラルになった)のだろうか?

 それに、長野のスキー場に行くのに上信越道に乗らないのも理解できない。実際に、部分的に一般道を使用する運行予定になっていたという(この碓井バイパスを通る予定は無かったようだが)。時間調整のためか?夜中に到着しちまっても客を車内に閉じ込めておくだけだもんな、走ってないといまいち寝付けないかもな。
 そもそも、なぜスキーに行くのに夜行バスで行くのか?乗っているほうも疲れるだろ?安いからか。どっちにしろスキーなんて金のかかる遊びなのに。まあ消費者としては安いほうに引き寄せられるのは当然、宿泊費も含めて1万3千円〜2万円という価格は魅力的だろう。この価格競争のため安全性は軽視され、労働者は酷使される。事故発生のときハンドルを握っていた運転手は65歳、大型バスは不慣れであると会社に告げていたという。またこの「イーエスピー」社長は出発前の点呼に遅刻した。それに「キースツアー」は「イーエスピー」にこのツアーを、国の基準を下回る価格で発注していた。しかも「イーエスピー」バス運転手に健康診断を受けさせていなかったため(事故2日前の)1月13日に国土交通省から行政処分を受けていた。価格競争のための法令違反が積み重ねられ、大事故につながったのだ。

 そういえば12年4月には金沢から都心に向かう夜行バスが死亡事故を起こした。 この事故も、利益優先の社会がもたらした惨劇だ。犠牲になるのは乗客と労働者だ。この資本主義の構造を改めない限り、バス事故に限らず悲惨な災害が繰り返されるだろう。
 俺も花岡現地闘争のため秋田県大館市を訪れる際に度々夜行バスを利用しているが・・・事故も怖いが、長距離バスという過酷な業務は、労働者への虐待ではないか??そういうわけで今後は長距離バスは避けることにする。


 というわけで俺はバスツアーだけは敬遠する。今年から、あえて環境負荷の大きい移動手段も選択肢に入れたい。1月後半になってやっと積雪量が増え、俺が毎年行っているスキー場もほぼ滑走可能になったようだし。しかしまだ深い新雪を楽しめるほどの積雪ではなさそうで・・・各地のスキー場のツイッターアカウントをチェックしていたが、川場スキー場がいい状態、らしい。

 パウダー膝上!突発的に川場に行きたくなっちゃったよ。しかし、営業効果のあるツイートするねえ。どこのスキー場も見習ったほうがいいよ。しかし冷静になってみれば、川場は大して広いスキー場ではないのにアクセスの良さ・雪質の良さや知名度から、割と混雑するスキー場だ。新雪の部分もすぐ踏み固められてしまうに決まっている。
 そういうことを考えずに1月23日の早朝に車で出かけた。車でスキーに出かけるのは4年ぶりだ。ホントは前日に行きたかったが歯医者を予約したし職場の飲み会だった(あんまり出たくなかったけど)。しかし土曜日だよ。三芳PAで朝飯を食うなどモタモタしていたら、駒寄PAあたりで渋滞。沼田ICを降りると路面に部分的に雪あり。10時ごろ川場田園プラザでチェーンをつけようとしたんだが年配の男性が声をかけてきて、「雪がすごく積もっていて危ないですよ!無料シャトルバス出てますよ!」って言うから、同行者と協議の上、シャトルバスに乗せてもらうことにした。チェーンつける手間が省けてラッキーだったな。そういえば宝台樹も同じサービスをやってたな(道の駅で、車で来た客を乗せる。水上駅でも止まる)。もっとも脅かされたほど路面に着雪してなかったな。チェーンかスタッドレスで楽勝レベル。
 そしてスキー場到着が10時半くらい、同行者のスキーセットをレンタルしたんだがかなりの行列(保証金込みで5200円、16時15分までに返却、遅れたら延滞金だとさ!)。しかもリフト券売り場も大行列。結局リフトに乗ったのが昼近く。

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 川場は数回訪れているが、この変な形の山の名前を僕達はまだ知らないw ちなみに同行者が「山の上に人がいる!」と驚いていた。山スキーか!

 俺の浅はかな期待に反して、どこも踏み固められたバーンだったな。まあガリガリに凍ったところは無かったけど。山頂コースでコブにビビって端っこを滑ってたら小石を踏んだようで深い傷が付いちゃったよ。
 ところでさ、コブって滑っているうちに自然に出来てくるもんだと思い込んでいたが、最近は人工的なコブコースって流行ってるよな?数メートルおきにコブが並んでいて、その間を縫って滑っていくという・・・。スキー場がきれいに造設したようなところもあれば、コブ好きの皆さんがコースの端を暗黙の了解で規則的に滑るうちに出来上がった(と思われる)コースもあるし・・・。

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 昨年3月、神立にて。このコブ群はスキー場が造設したと思われる。この写真だと全然迫力ないけどさ、けっこう深くえぐれていて恐ろしいw

 昔から、上級者とおぼしきスキーヤーがコブ斜面の手前でしばらく斜面を睨んでから滑りはじめるのをよく見たが、あれはどういうラインを取るか決めてたんだよ、恐らく。人為的なコブコースだったら悩むことないよな。
 ってゆうか俺、こういうコース全然駄目なんだよ。ターンしても転ぶし、勢いでコースアウトしちゃうし(そもそもコブ自体全然駄目だし)。コブとコブの間がどんどん掘られて深くなってアイスバーンになっていくし。恐ろしくて滑れたもんじゃない。所詮俺は万年初級者だもんな。そういう人生なのさ。永遠の非リア充さw それにしてもスキー場ってリア充が多いな?

 関係ないけど、これは石打丸山のスノーボードスクールのツイート。

 すごい技じゃねえか??俺はスノボは諦めてるけどさ、なんかムカつくw こういうの見ると、リア充になれるかどうかは小っちゃい頃に決まっちゃうんだな、とか思うw

 同行者の板を返却したり着替えたりする手間があるから早めに切り上げ、またシャトルバスに乗った。同行者は日帰り温泉に入りたかったようだが、それだと今降りてきた道をまた登ることになるので、諦めてもらった。関越道はまた事故渋滞、渋川伊香保ICの先で事故車両の撤去作業をしていた。
 昔から、土日にスキーに行くとかなり高い確率で事故に出くわすよな。高速を降りたあともたまに事故を目にするよ。雪の中でワンボックスカーが仰向けになっていたり。高速に乗る前に事故る気の早い人もいるよな。昔、さいたま市内の実家(今でもさいたま市だけど)に住んでいた時、すぐそばの幹線道路で事故った音が聞こえたんで見に行ったら、板を積んだ車が数台、横を向いていた。あれは同じグループだったんだろうか?


 1月26日は例年の如く在来線で湯沢三山に出かけた。もっとも行きだけ高崎駅で新幹線に乗り換えたが(越後湯沢駅に着くのが1時間早いんだよ)。

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 デジカメ持っていくの忘れたからガラケーで撮った

 湯沢高原・ガーラ湯沢・石打丸山とも雪質良好、新雪もちょっとだけ楽しめた。湯沢高原のキスゲコースの端っことかね。
 まだ積雪量は充分ではないようで、ガーラ湯沢の下山コース、山頂の急斜面非圧雪コース「260万ダラー」(名前の由来が不明)、同じく非圧雪の「ブロンコ」は閉鎖中。「ブロンコ」って、深い新雪が怖くて面白いんだけど。ちょっと日当たりが良くて重くなることもあるけどさ。
 もっとも11時過ぎ、俺が石打丸山への移動を始めたころ、場内放送が「ブロンコ」の下部コースだけオープンを告げていた。午後になって戻ってきたら荒れ放題、俺にはまともに滑れん状態でしたw
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 朝のうちはこんな感じだった

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 帰りは全て在来線。こんな渋い電車に乗っちゃうと、ついつい酒が進んじゃうよw

 なお、板の深い傷は自力で補修した。下手だけど、この板に乗る人間も下手だからいいかw



 2月7日は再び車で神立へ。土樽PAから先はチェーン規制。高い金払って買ったチェーンがやっと役に立つぞ。
 このPA、融雪のための水が噴水のように出ている。雪が溶けるのはありがたいんだけど、チェーン装着作業中は邪魔なんだよ。不器用だから膝をついて作業することもあるし。もっともスキーウェアの防水性は維持されていたようで、少し濡れただけだった。そしてガッタガッタ揺られながら本線へ。ゴムチェーンだから金属チェーンよりはマシだと思うけど。

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 またしてもデジカメを忘れた。この日は日曜日だから(2月は休みが少なくて、土日を敬遠する余裕がなかった)、かなり離れた駐車場に止める破目になった。チケット売り場もレンタルコーナーも大混雑。雪質良好というか大雪。そういえば自分のツイログやブログの古い記事を見ると、何度もこのスキー場を訪れていることを思い出す。同行者を連れて。

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 レストランより
 
 神立には「オリオン」という最大斜度45度の恐ろしいコースがあるが、この日は閉鎖。そういえば去年も閉鎖だったな。どっちにしろ俺には無理だけど。人工コブコースは「レグレス」(上に貼った写真)、もちろん俺はコブは無理だから、うっかり迷い込んだような顔をして右端の新雪部分を滑ったw 
 このスキー場は大して広くないが、その割にはいろいろなコースあって楽しめる。新雪を探すのは大変だけど。それにしてもスキー場ってリア充が多いよな?

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 午後からちょっと晴れてきた

 ところでさ、「池の平高速リフト」を降りてちょっと下ったところで、ロープをくぐってリフトの真下を滑っていくスキーヤー/スノーボーダーが多いよな。滑走禁止区域だろ、駄目だよ。だけど楽しそうだな・・・羨ましい・・・合法的に(ってゆうか社会通念上、許容される方法で)、誰も滑っていない新雪の斜面を滑る手段ってないかな?
 そういえば「スーパーアンタレス」ってゆう、非圧雪コースが出来たらしいけど滑るの忘れた。「夢沢高速リフト」が終わるのが早かったし。ところでそのリフトに、右端に俺、中央にスノボの女の子、左端に上級者っぽい高齢の男性が乗ったとき、そのおっさんが女の子に話しかけてた。「私は昔、**スキー場のスキークラブで指導してたんだ」「最近はスノボが増えたねえ」とか。女の子は「でも最近スキーヤーも盛り返しているらしいですね」とかテキトーに応じてた。俺も将来、ああいうジジイになるのかな。俺は自慢できることないけどw

 今回も同行者は早めに撤収し、スキーセンター5階の日帰り温泉へ。俺も車を近くまで移動してから入った。そして湯沢ICの手前でチェーンを外し関越道へ。日曜は帰りの渋滞は大したことないだろうと思っていたが、沼田ICから大渋滞、寄居PAを過ぎてやっと解消。しかし湯上りにコーラを飲んだせいで腹が減らない。というか腹具合がおかしくなり、寄居PAでトイレに駆け込んだりして、所沢ICまで3時間半もかかった。やっぱ去年から腹が弱いのにコーラはやばいよね。コーラ自体がやばいよね。
 

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posted by 鷹嘴 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | スキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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