◇ 弁護士・鈴木たつお〔参議院議員候補東京選挙区〕 – 鈴木たつおとともに歩む会/鈴木達夫公式ホームページ

鈴木さんは1940年東京生まれ。64年に東京大学工学部を卒業、NHKに入局し長崎局に赴任した。67年、日放労(NHK労組)長崎分会委員長となった。68年、米原子力空母エンタープライズ佐世保寄港阻止闘争に決起し、NHKによる東京配転命令を拒否する百日間闘争の末、起訴され休職扱いとなった。その後15年間法廷で争うも、82年に解雇された。
その後1988年に司法試験に合格し91年に弁護士登録(第二東京弁護士会)。そして労働者人民と共に闘い続けている。
国鉄分割民営化の際に解雇された仲間の職場復帰を求めて闘う国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)、冤罪で獄中41年を闘う星野文昭さん、大学と警察の結託によって多くの仲間が弾圧されている法政大学文化連盟と全学連、生コン車ドライバーが結成した鈴木コンクリート工業分会など、多くの闘う仲間の弁護人を務める。鈴木コンクリート工業分会の組合員らが解雇撤回を求めた裁判は鈴木さんが弁護団長を務め、勝訴し職場復帰を実現した。
このように鈴木さんは常に、資本家の不当な支配と闘う労働者、国家権力による弾圧と闘う人民と共に闘い続けている。
そして鈴木さんは、新しい労働者の政党の建設、安倍政権打倒、憲法改悪阻止、戦争反対、沖縄の全基地撤去、全原発廃炉、労働基本権の改悪阻止、福祉の充実、消費税全廃などを掲げて参院選に挑む。
【政見放送】2016参議院議員選挙 東京都選挙区 鈴木たつお https://t.co/9Q7ctogFFI
— かじやま てつや (@t_kajiyama) 2016年6月28日
〇 消費税は、富裕層であろうと貧しい人民であろうと税率が等しい「悪税」だ。「社会福祉のために消費税が必要」だという主張は全く愚かなことだ。社会福祉のための財源が足りないというなら、まずは大資本への税制優遇を改めるべき。だからこの悪税は、税率を維持するのでも、5%に戻すのでもなく、今すぐ全廃だ。そして福祉事業を営利目的へと変える民営化をストップさせる。
〇 日本政府と資本家は労働者の権利を奪い続けることに余念がない。派遣法の改悪によって派遣労働者の立場は一層厳しくなり、過酷な労働の先に待ち受けるのは雇い止めだ。また、金銭の支払いと引き換えに解雇を自由にする制度も検討されている。政府が唱える「同一労働同一賃金」の真の狙いは、大半の労働者を非正規に置き換えることではないか。正社員に対しては成果主義などと称して時間外手当ゼロの長時間労働を強いるつもりだ。
これらの企てを粉砕し、「労働者派遣法は廃止、非正規職雇用は撤廃する」(=全ての労働者を正規に雇用させる)。そして労働運動を蘇らせ、社会を変える。
〇 「被曝させない」。福島の避難者を危険な地域に帰還するよう差し向ける圧力を許さない。福島の子どもたちに甲状腺がんが多発している現実と向き合い、「福島県民と原発労働者の命を守り抜く」。
〇 沖縄の人々の闘いと連帯し、憲法改悪を阻止する。「国境を越えた労働者民衆の連帯こそ、戦争を根絶していく力だ」。そして、沖縄の米軍基地を固定化することになった1971年の沖縄返還協定を阻止するための闘いの中で冤罪逮捕され獄中41年を闘う星野文昭さんを取り戻そう。成田軍事空港による農地収奪攻撃を受けている市東孝雄さんの農地を守ろう。第三滑走路建設を阻止しよう。
〇 「マイナンバーはいらない」。これは国家の統制を強めるための制度だ。
〇 「現代の赤紙」「心の戦争動員」である裁判員制度を廃止しよう。(このブログでもいろいろな識者の指摘を引用している。重刑と冤罪を生む悪法だ)
〇 今年、一部の野党議員を除いた圧倒的多数で成立してしまった刑事訴訟法改悪は絶対に認められない。取調べの可視化(被疑者に不利なように悪用されかねない)、盗聴の拡大、司法取引などは新たな冤罪を生むものであり、政治弾圧に用いられるだろう。「(この悪法を)推進した日弁連執行部を弾劾して闘う」。
〇 なおチラシやオフィシャルサイトには記載されていないが、鈴木さんは公示後の街頭演説で、2020年オリンピックは安倍の「汚染水はブロックされている」「将来に渡って健康被害はあり得ない」などというペテンによって東京に招致されたことを指摘し、また数々の不祥事、送金問題、ロシアの陸上選手のドーピング問題などを踏まえ、「金とクスリにまみれたオリンピックは返上しよう」と訴えた。
鈴木たつお「オリンピックは我々に何の利益もない。今からでも遅くない。オリンピックを返上しましょう。」 / 鈴木たつおLIVE@秋葉原駅 #参議院選挙 #東京選挙区 https://t.co/24w1d9Gidh
— 鈴木たつお〔参議院東京選挙区候補〕 (@suzutatsu_ikiru) 2016年6月26日
・・・以上が鈴木たつおさんの主張である。国政選挙の立候補者の主張としては、かなり踏み込んでいると感じるかもしれない。それだけ鈴木さんが労働者人民と団結し、国家・資本と非和解に闘っている証左である。消費税全廃、裁判員制度廃止、刑事訴訟法改悪弾劾、オリンピック返上などを主張する参院選が他にいるだろうか?いるなら教えてほしい。
というわけで東京都の有権者の皆さん、是非とも鈴木たつおさんをお願いします!
※ 総務省のインターネット選挙運動の解禁に関する情報によると、インターネットで選挙運動を行う場合、「電子メールアドレス等を表示」しなければなりません。
「電子メールアドレス等」とは、電子メールアドレスそのものや、返信用フォームのURL、ツイッターのユーザー名などが該当するそうです。
当ブログ管理人のツイッターユーザー名は@ usachankoです。
また、ブログとは別にレンタルしている掲示板の最下部にメールフォームがあります。
(以下は7月12日に追記)というわけで7月10日の投開票を迎えた。俺(さいたま市在住)が消去法で投票した某野党候補は公明党現職候補に及ばなかった(公明党候補の苦戦が噂されていたが)。比例で投票した福島みずほ候補は当選したようだな、おめでとう。しかし吉田党首は落選か!
東京選挙区(選挙結果を参照のこと)では、民進党の蓮舫候補が112万3145票という圧倒的な得票数でトップ当選。6議席のうち最後の1議席を田中康夫候補と争っていた民進党現職の小川敏夫候補が50万8131票で当選。元衆院議員の横粂勝仁候補は31万133票、話題となった三宅洋平候補は25万7036票。
山本太郎と二人三脚の選挙運動も勝利には遠かったか。そういえば同僚らと約束があって新橋で飲んだとき、SL広場で「選挙フェス」が行われて盛り上がっていたようだ。山本太郎の応援演説を見たかったな。・・・もっとも三宅氏の言動については甚だ疑問に感じるところがあるが(参考:三宅洋平氏を支持できない理由)。山本太郎もいろいろ事情があると思うが、応援する対象を選んでほしい。
増山麗奈候補は9万3677票を獲得。イラク戦争反対デモの頃からファンだったよ。もっといい線行くと思ってたけどな。
そして我らが鈴木たつおさんは1万6187票を獲得。厳しい結果となってしまったが、鈴木さんの訴えは多くの有権者・人民に届いたと思う。この選挙戦を次なる闘いに繋げていきたい。
投開票前日の7月9日は新宿駅西口にて、高山俊吉弁護士、全学連委員長の斎藤郁真さん、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会書記長の吉本伸幸さん、動労千葉委員長の田中康宏さん、動労水戸副委員長の辻川慎一さんらの応援と共に、最後の鈴木たつおさんの演説が夜8時ギリギリまで行われた。
斎藤さんはいつも元気いっぱい!次の衆院選に出るのかな?
吉本さんの発言は迫力満点!裁判で不当解雇撤回させたんだよ、凄みが違うよ。
この時の演説が特に心に響いているので、少々抜粋して引用する。
「戦争とは、1%の富裕層の利益のために行われるものだ。戦争の口実は、いつも『自衛のため』だ。アジア太平洋戦争も同じだった。資源を略奪するために、あるいは資本家に利益を与えるために『侵略をする』と、はっきり宣言して始められた戦争など、ない」
「経済が行き詰ったときの、資本家の最後の手段が戦争だ。そのために支配者は常に戦争に向かう政治を行う。人民に対し、他国の人民を憎むように仕向けて行く」
「労働者に国境はない。労働者は一つだ。お互いが殺す殺されるの利害関係など、ない。これがあるのは資本家だけだ。奴らは戦争に行かない、殺されるのは我々だ。こんな戦争政治に巻き込まれてはならない」ちなみに選挙戦の中盤、鈴木たつおさんの演説をツイキャスで観ていたが、「私は以前、自衛官の弁護人を務めたことがあったが、彼らは軍服を来ているが、私たちと同じ労働者だ。私たちの兄弟だ」と喝破したことも、忘れられない。
「労働運動の国際連帯が必要だ。戦争が始まりそうになったら、互いの国の労働者人民が、自国の政府を倒さなければならない。ゼネストで政府を倒せ!」
「労働者派遣法を撤廃しよう。オリンピックを返上しよう。消費税という悪税を廃止しよう。全ての原発を廃炉にしよう。改憲を阻止しよう。有力な野党候補は決して護憲の立場ではない。既存の野党すら口にするような『自衛のための戦争』などあり得ない。戦争は絶対にダメなんだ。国際連帯と労働者の団結で阻止しよう」
「今の出来合いの政党と、大銀行と大資本、そして安倍自民党の支配。これに対して中途半端なことでは何もできない」
「この社会が壊れかけている。腐っている。このままでは未来がない。しかし我々人民はこんな社会と共倒れしてはならない。よくぞ言ってくれました。これだけ的確なこと、本質的なことを訴える候補が他にいたか?ともかく選挙は終わったが、我々労働者人民は団結し、国境を越えて連帯し、資本家と国家が支配するこの世界を「根底から変える」ために、闘っていこう!
新しい労働者の政党を作り、この社会の仕組みを根本的に変える。1%が99%を支配しているこの社会の仕組みを根底から変える。これが革命というんです。
何も特別なことではない。怖いことではない。労働者が団結して、こういう政治はダメなんだ、俺たちが主人公だ、と言い切って、その政治をやること。これが革命だ」