2007年06月08日

文部科学省のいいわけ

日本青年会議所がトンデモない洗脳プログラムを作り、それを文部科学省が採択した件はこのブログでも紹介したが、
日本青年会議所はこのような言い訳をしている。

◆(社)日本青年会議所(以下日本JC)の近現代史教育プログラムに対する国会での質問並びに一部の報道について

それはともかく、文科省がこの「近現代史教育プログラム」を「新教育システム開発プログラム」として採用したことには変わりはない。
「こういうものに文科省のお墨付きを与えるとはどういうものか」と電話で質問してみたのだが、
「このDVD自体を採択したわけではない」
(そりゃ分かってるが、DVDを見せながら「支那事変は支那が悪い!」とか説明するんだべ?)
「文部科学省は補助金など一切出していない」
「使うかどうかは、各学校の判断」


と責任逃れするだけだった。(だいぶ抗議電話に慣れている模様)

ところでやっと朝日が取り上げた。
◆JCが歴史教育アニメ 授業での上映依頼
(保存)

日本青年会議所は随分熱心にこれを売り込んでいるらしい。そんなことして誰が得するのかと突っ込みたいが(笑)、文科省の「澤川和宏企画官」という奴は、
「日本JCがつくった補助教材を使うと聞いていたが、教材は審査の対象ではなく、内容は知らなかった。お墨付きを与えたわけではない」
と、言い訳したらしいので再び文部科学省に電話してみた。

俺「担当者は朝日の取材に『内容は知らない』と答えたそうだが?」

職員「件のDVDを採択したわけではありません。見ておりません」

俺「そりゃ、無責任じゃないか?
DVDを見てなくても、日本青年会議所の『近現代史教育プログラム』の内容は吟味したはずだが?
DVDは教材の一つに過ぎず、あのPDF文書に従って説明が行われるんだろ?」

職員「文科省は『新教育システム開発プログラム』を公募し、日本青年会議所の発案を受け付けましたが、
『地域の人材(つまり部外者)を教育に参画していただくための研究』ということで採択しました。
仰る内容は審査の対象外です」

俺「ほお〜〜、でもどこかの学校で『文部科学省で採択された教育プログラムです!』として上映されるかもしれないだろ?
ああいう内容に文部科学省がお墨付きを与えることになるんじゃねえか?」

職員「文部科学省といたしましては、件のDVDを使えとも、使うなとも言えません」

・・・このように実に無責任な態度だった。
しかし文部科学省は、例のDVDだけじゃなく、あのPDF文書も見ずに、
『各地域の人材を教育に参画していただくための研究』という提案だけで採択した、というのかよ・・・ワケわからん。


【この問題を取り上げているブログ】
◆美しい壺日記  “靖国カルト教・洗脳DVD”で授業  青年会議所作製 文科省が採用

◆反米嫌日戦線「狼」(醜敵殲滅) 青年会議所という仮名の「飲酒淫行団体」に教育語る資格なし

◆土佐高知の雑記帳 日本青年会議所は国民を欺く団体か?

◆土佐高知の雑記帳 「朝日」がとりあげた洗脳DVD



文科省責任逃れすんじゃねえぞと憤る人はクリックしてね


*こちらだと同じウインドウで移動します。

posted by 鷹嘴 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(1) | 教育問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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