2007年06月09日
軽すぎじゃねえか?
2007/06/08-12:19 元代表、懲役3年6月に減軽=引きこもり支援施設事件−名古屋高裁
引きこもりの若者らを支援する特定非営利活動法人(NPO法人)「アイ・メンタルスクール」(名古屋市、解散)の施設で昨年4月、男性入寮者=当時(26)=を拘束し死亡させたとして、逮捕監禁致死罪に問われた元代表杉浦昌子被告(50)の控訴審判決が8日、名古屋高裁であり、前原捷一郎裁判長は、懲役4年とした1審名古屋地裁判決を破棄し、懲役3年6月に減軽した。
前原裁判長は、減軽理由について「悪質な集団犯罪だが、1審判決後にも遺族に1000万円の賠償金を支払い、反省している」と述べた。
引きこもり支援施設の監禁死事件、元代表理事に2審も実刑
名古屋市北区の引きこもり者更生支援NPO法人「アイ・メンタルスクール」(解散)で昨年4月、男性(当時26歳)を監禁、死亡させたとして、逮捕監禁致死罪に問われた元代表理事・杉浦昌子被告(50)の控訴審判決が8日、名古屋高裁であった。
前原捷一郎裁判長は「引きこもりに悩む家族の思いにつけ込んだ悪質な犯行だが、反省も深めた」と述べ、懲役4年とした1審・名古屋地裁判決を破棄し、懲役3年6月の実刑を言い渡した。
被告側が求めていた執行猶予は認めなかった。
判決によると、杉浦被告は職員ら4人(いずれも有罪確定)と共謀し、昨年4月14日未明、東京都内の男性の両手足に手錠をかけて名古屋市内の寮まで運び、男性の腹部に鎖を巻き付けるなどして監禁し、暴行を加え、死亡させた。
(2007年6月8日20時47分 読売新聞)
名古屋の自立支援施設で男性死亡、2審は懲役3年6カ月
2007年06月08日13時00分
名古屋市北区の引きこもり自立支援施設「アイ・メンタルスクール」に入寮した男性(当時26)が死亡した事件で、逮捕監禁致死罪に問われ一審・名古屋地裁で懲役4年(求刑懲役8年)の判決を受けた元NPO法人代表理事杉浦昌子被告(50)に対する控訴審判決が8日、名古屋高裁であった。前原捷一郎裁判長は「引きこもりを持つ家族の思いにつけ込み利益を追求した。被害者を拉致、監禁し、見殺しにしたと言っても過言ではない」として懲役3年6カ月を言い渡した。
前原裁判長は「虐待によって寮生に恐怖心を植え付けて支配した。被告が愛情と情熱で寮生に向き合ったとは認め難い」と指摘。「家族は強制的な措置は当初だけと誤解して(入寮などに)同意した。被告の責任をさして軽減しない」と述べた。
さらに「監禁中の男性の衰弱は素人の目にも明らかだった」とし、「事故に近い」とする被告側の主張を退けた。また複数の死者を出した戸塚ヨットスクール事件や風の子学園事件などに比べて「刑が重過ぎる」との被告側の主張も「15年以上前の事件とは比較できない」とした。
判決によると、杉浦被告は当時の施設職員らと共謀し、06年4月14日早朝、東京都世田谷区の自宅マンションで就寝中の男性の両手足に手錠をかけるなどして車に乗せ、床に押し付けて名古屋市北区の寮へ移動。18日朝まで寮内の柱に鎖でつないで拘束するなどし、男性を死亡させた。
被告側は、一審判決後に約2000万円を追加して計約4000万円の損害賠償を遺族に支払ったことをあげ、執行猶予付きの判決を求めた。検察側は「非人道的な対応で尊い人命を失わせた」と控訴の棄却を求めていた。
死亡した男性の母親は、この日の判決を傍聴し、「どんな判決が出ても息子が帰ってくるわけではない」と話した。
posted by 鷹嘴 at 13:50|
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宣教師と「未開人」
Excerpt: 名古屋の自立支援施設で男性死亡、2審は懲役3年6カ月(朝日新聞)
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