去年がやたらと豪華だった(キャパオーバーだったw)から今年はショボくなると思いきや、スコーピオンズ出るんだったら絶対行かなきゃ。トリ以外は少々小粒だったが・・・。
スコーピオンズという(かつての)西ドイツ出身のバンドは、「ヘヴィメタル」という言葉が一般化する前から活躍している老舗バンドだよ。ハードロック/ヘヴィメタルの歴史を作ってきたバンドの一つだ。
デビューアルバム”Lonesome Crow”発表は1972年!ギタリストはRudolf Schenkerと弟のMichael Schenker、ヴォーカルはKlaus Meine。このアルバムの音楽性は2枚目以降とは全く異なるものだった。
これがクラウス・マイネ?どこのヒッピーのおっさんだよw
◆ 1974年、ギタリストにUli Jon Rothを迎えて”Fly To The Rainbow”を発表。このアルバムで、クラウス・マイネの美声、ウリの泣きのギター、そして美しいメロディ・・・が織り成すスコーピオンズの音楽性が確立されたと言える。
ところで、スコーピオンズのアルバムジャケットは毎度エロくて衝撃的だったよな。
この姉ちゃんギターと騎乗位してんのか?
この、メロディアスながら独特な”クセ”というか”アク”があるというか、個性的なサウンドが大好きだった。このジャケットはヤバすぎだよな。欧米では差し替えたとか。俺は日本盤持ってるぞw
◆ ところでジミヘン崇拝のウリが作った曲はウリ自身がヴォーカル担当した曲があり、ルドルフの作った曲とは同じバンドの曲とは思えないほど異なっていた。こう言っちゃ失礼だがウリはお世辞にも歌が上手いとは言えない。ジミヘンっぽい歌い方だよな・・
ちなみにこの曲とそっくりのジミヘンの曲があったと思う(じゃなくて、この曲はジミヘンの曲とそっくり、と言うべきだな)。どれだけウリがジミヘン信者なのか思い知ったよ。
ところで、77年のアルバム"Taken By Force"から微妙に音楽性が変化したような気がする。
◆ 1978年に初来日し、その音源はライブアルバムとして発売された。その後ウリが音楽性の違いから脱退、Matthias Jabsを迎えて1979年に”Lovedrive”を発表。UFOの活動から離れていたマイケル・シェンカーも参加している。
ウリが去ったことで音楽性がガラリと変わり、よりシンプルかつ攻撃的なハードロック・・・後に「ヘヴィメタル」と呼ばれる音楽へと変わっていった。もちろん独特の美しいメロディラインは健在だが。
このジャケットもエロくて分けわかんねえ〜
このレゲエみたいな曲も好きだったな。シングルカットされたらしい
◆ そして1980年に"Animal Magnetism"を発表。
このジャケットもエロくてわけ分かんねえ。この姉ちゃんにフェラさせようとしてんのか?それとも犬を交えて3Pか?そういえば歌詞カードには、犬の鼻というか口がチンポのあたりに伸びてるショットがあったな・・
ミディアムテンポの曲が中心だが、重厚なギターリフの唸りが、まさに「ヘヴィメタル」的な作品群だった。第3期?スコーピオンズの音作りはこのアルバムで完成したと言えるのではないか?
・・・などと、まるでリアルタイムで経験したように書き連ねたが、俺がスコーピオンズの存在を知った当時は既にウリは脱退していた。だけどウリのいたころのアルバムから集め始めたけどね。
このバンドが本格的に全世界のマーケットで成功したのは、1982年のアルバム"Blackout" 以降だったと思う。1984年の “Love at First Sting”も名盤だよな。
俺は1984年に西武球場で行われた「スーパーロック」を含めて、たったの3回しかライブを体験していない。
その後もベルリンの壁崩壊前のソ連でライブを行うなど全世界で活躍し、一時は解散を宣言するも撤回し、現在でも精力的に活動している・・・。
というわけでこのスコーピオンズがラウドパーク(一日目)に出るってゆうから、こりゃ絶対行かなきゃと思った。なにしろクラウスやルドルフは67歳だぜ、もう来日公演なんてこれが最後じゃねえか?ちなみにウリは(二日目)に出るんだとよ。同じ日にしてほしかったな。
(つづく)