南京への道・史実を守る会より、夏淑琴さん名誉毀損訴訟口頭弁論のお知らせです。
======== 夏淑琴さん名誉毀損訴訟・第6回口頭弁論 ========
日時: 6月29日金曜日午後1時30分
場所: 東京地方裁判所 709号法廷(前回と同じ)
*傍聴席40人分 30分ほど前から抽選券配布の見込み
(地図)
==== 報告集会 ====
日時: 6月29日金曜日午後2時〜4時(会場予約時間)
場所: 弁護士会館 10階・1006室(もちろん入場無料)
(地図)
ご都合のよろしい方は是非抽選に並んでみて下さい。よろしければ報告集会にもご参加下さい。
1937年12月13日、南京市内に侵入してきた日本兵によって、夏淑琴さんは家族7人を殺害されました。当時南京在住のアメリカ人宣教師ジョン・マギーは事件の現場を調査し撮影フィルムとその解説文(英文)を残しています。
しかし亜細亜大学教授・東中野修道氏は著書の「南京虐殺の徹底検証」(展転社)の中で、マギーの解説文を恐らくは意図的に誤訳し、事件の生存者と夏さんは別人であろうと記しました。つまり夏さんは偽の証言者であると、記述したことになります。しかしこれは事実を無視した誹謗中傷に過ぎません。
昨年の6月30日に第1回公判が行われたこの裁判も1年が経過し、今まで5回の口頭弁論が行われましたが、相変わらず被告(東中野氏・展転社)の弁護側の曖昧な態度は変わりません。
前回(3月9日)公判にて被告側は、以前から裁判長が出すのか出さないのかたずねていた東中野氏本人の陳述書を、6月20日に提出すると告げました。執筆活動で「寝る間もないほど忙しい」ため、このように次回公判のギリギリまでかかるそうですが、これも判決を先延ばしするための作戦かもしれません。
自分の論考が正しいというのなら、これまでの氏の著書に見られるような単なる勝手な思い込みや決め付けではなく、法廷を納得させられるだけの論理を披露していただきたいものです。しかしこれまで被告側が提出した、意図の計りかねる準備書面などから想像すると、恐らくこの期待は裏切られることでしょう。しかしこのような時間稼ぎがいつまでも有効なわけではありません。
次々回は7月27日13時30分、原告・被告双方が15分ずつの口頭弁論を行います。ここで弁論終了、結審となる見込みです。判決は10月になる見込みです。
戦争犯罪の被害者・証言者の名誉を守り、歴史の事実を正しく伝えるためにも、この裁判に勝たなくてはなりません。その為にも一人でも多くの方々に集まっていただきたいのでよろしくお願います。
*東中野氏の主張の問題点については、これらのサイトで詳しく論じられています。
南京大虐殺 論点と検証
夏淑琴さんは「ニセ証人」か?−東中野修道氏『SAPIO』論稿をめぐって−
続・夏淑琴さんは「ニセ証人」か?−東中野修道氏『「南京虐殺」の徹底検証』を検証する−
・・南京への道・史実を守る会・・・・・・・
URL: http://www.jijitu.com
2007年06月29日
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