2017年11月08日

釜山の思い出(中)

 2017年9月6日、慶州(경주 - キョンジュ - Gyeongju)に行って世界遺産を見学することにした。見どころが多いようだが一番のお目当ては世界遺産の「石窟庵と仏国寺」。

 また地下鉄で釜山駅に行き、韓国高速鉄道(KTX)の釜山駅から新慶州駅(신경주 - シンギョンジュ – Singyeongju)に向かった。在来線で慶州駅に行ってみようかなと思ったが(KTXの釜山駅とは違う駅から出ているらしい)、時間がかかりすぎるようなので断念。・・・今にして思えば、ツアーに申し込むか直通バスで行った方が効率的だったねえ。まあ鉄道の旅が楽しめたけどさ。
 窓口でよく分からないまま切符を買ったが指定席だった。運賃はよく憶えていないが安かった。日本円にして1千円少々。そういえば釜山駅も新慶州駅も改札口無し、車内の改札も無し。日本と違って悪い奴はいないんだろう(多分)。車内はけっこう空いていた。
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 フランス製らしい。300km/h以上出るとか。そういえば車内のモニターに現在時速が表示されていて、「290km/h」とか出ていたなあ。。写真だと分からないがボディがちょっと汚れてた。新幹線はいつ見てもピカピカだけど、このほうが合理的かも。

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 30分弱で新慶州駅に到着。周りは畑や山林だけ。肝心の慶州にも仏国寺にもバスで行かなきゃなんない。こういうの日本と同じだな。いつも通り過ぎるだけだが上毛高原駅の駅の周りもグーグルストリートビューで見ると寂しいし、水上の温泉街やスキー場に行くにはバスに長時間乗らなきゃなんない。
 さて仏国寺(불국사 - プルグッサ – Bulguksa)に行くため、英語表記もあるバス時刻表とにらめっこして、700番バスを待った。1時間近く待ち、バスに乗って行き先を告げ先に料金を支払った。途中、慶州駅前(韓国鉄道公社 - KORAIL)のを通過し、慶州の観光スポットをいくつも通り過ぎ、約1時間後に仏国寺に到着。ガイドブックを片手に入場。仏国寺は西暦751年に着工、774年に完成したらしい。さすが世界遺産、観光客が多いな。欧米人も日本人も。
◇ 仏国寺(慶州)[プルグッサ]の 韓国釜山観光−プサンナビ

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 青雲橋を登り、白雲橋を登れば紫霞門(これらの階段は立ち入り禁止のため迂回する)。俗世から彼岸に至る階段とのこと(天国への階段?)。

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 大雄殿の中の釈迦牟尼像は撮影禁止

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 無説殿。説明パネルの日本語の説明によると1593年の文禄の役の際に焼失しその後再建、としか書いてないが、英語の説明はちゃんと「Japanese Invation of Korea」と書いてある。要するに豊臣秀吉の朝鮮侵略の際に燃やされたのか燃えちゃったんだなあ。秀吉の馬鹿野郎w
 なお説法が行われる場所なのになぜ「無説殿」という名前なのかというと、「真理は本質的に言葉では表現できない『言語道断』の境地にあることを言い表している」とのこと。

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 羅漢殿の中の仏像も撮影禁止。なお観音殿の中の観音像も撮影禁止。その美しさに暫し見とれていた。

 施設の外に出てから、入口にあった説明文に気付いた。日本語の説明文にはやはり「文禄の役でいくつかの石造物以外は収蔵宝物と共に全て焼失」としか書いてないが、英語の説明ではちゃんと「The entire temple was burnt down by Japanese invaders in 1953」と書いてあった。要するに豊臣秀吉の侵略軍が全部焼いちゃったのか。全くひどいことをしてくれたな。
 侵略軍の武将らは戦功を証明するために耳鼻削ぎ、つまり討ち取った相手の耳や鼻をそぎ落としたそうだが、非戦闘員もその被害にあったらしい。殺してからそぎ落としたのかなあ。
◇ 朝鮮出兵時の「耳鼻削ぎ」は常軌を逸していた 今週のHONZ 東洋経済オンライン 経済ニュースの新基準

 脱線するけど、映画「関ヶ原」観たけどいまいちだったな。

 司馬遼太郎の原作の映画化のはずだけど、全然イメージ狂った。晒し者にされた石田三成が小早川秀秋を見つけて弾劾するシーンが見たかったな。この映画だと小早川秀秋が三成に謝ってるし。

 これ昔の大河ドラマ

 ところでさ映画だと、朝鮮侵略のときに連れてきた大砲の技術者を三成の軍勢に加えたことになってるけど、原作にはそんな話なかったと思ったけど?やっぱ史実じゃなくて映画用の創作かな?ちなみに最後に島右近らが包囲されて、朝鮮の大砲技術者が(韓国語で)「我が同胞!」と叫んで自爆するシーンがかっこよかったな。原作だと島右近は最後に敵の大軍の中に突撃して遺体すら見つからなかったことになってるけど。
 小早川秀秋の裏切りを目にして、島右近が「こりゃあ負けですな」って他人事みたいに呟くのがカッコよかったな。だけど三成が「俺は負けない!」とか不思議なこと言うんで島右近が「負けない、とは?」と真顔で聞き返して、結局三成は逃亡、島右近は討ち死に。とにかく原作は面白かったってことよw


 話を戻すよ。さて、ここから石窟庵(석굴암 - ソックラム – Seokguram)は山道を徒歩1時間程度らしい・・・タクシーで行こうかな?と思ったら仏国寺⇔石窟庵のバスが運行されていた。本数が少ないから帰りは注意。
 バスは曲がりくねった山道を登っていき、広い駐車場に到着。そして入場口から数十分歩いた。さすが世界遺産、平日なのに観光客が多いなあ。欧米人も日本人も。
◇ 石窟庵(慶州)[ソックラム]の 韓国釜山観光−プサンナビ

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 この山の斜面の建物の中に世界遺産の仏像がある。
 やはりここも撮影禁止、ガラス越しの見学。遥か古代からこの地で我々衆生を見守ってきた仏様に静かに手を合わせ・・・あとがつかえているから退出。リスを何匹も見かけたなあ。

 またバスで仏国寺に戻り、やっと昼飯のはずだったが同行者が帰りのバスで酔ってしまって食欲がないというので、またバスに乗り慶州駅(韓国鉄道公社 - KORAIL)まで戻って昼飯にすることにした。けっこう遠かったな。
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 ところが慶州駅の前は大きな市場があるけど食事ができる店を見つけられない。とっくにランチタイムを過ぎているせいか閉まっている店も多い。市場の奥にあるテーブルで食事をしている人々もいたがどういうシステムか分からない。要するにこの駅周辺は観光客はあんまり来ないんだろう。みんな観光バスで素通りしちゃうんだろう。
 仕方ないから駅前の横のコンビニでビールやツマミなどを買い、鈍行の旅を楽しもうと思った。駅の窓口で「プサン!」と言ったが、若い駅員さんによるとこの駅から釜山には行けないらしい。釜山駅ならバスに乗って新慶州駅まで行かなければならないという。バス乗り場の案内図を貰ってしまった。
 たしかに釜山駅はKTXの駅だが、釜山中心部に乗り入れている在来線あるよね?・・・あとから検索してみると、慶州駅や仏国寺駅を通り、釜山市内の釜田(부전 - プジョン – Bujeon)駅に至る東海南部線というのがある。そこそこ本数があり、慶州から釜田駅まで1時間40分程度。今度乗ってみたいね。
◇ 釜田駅:韓国の釜田駅鉄道(東海南部線)利用情報

 そういうわけでまたバスで新慶州駅に向かった。何のために慶州駅でバスを降りたのか分かんねえな。食事したあと各所を散策する予定だったが、そんな余裕はない。ああもったいねえ。慶州には半月城という城址があるらしいのに。「半月城通信」の半月城さんのハンドルの由来だったりして?ちなみにこんなニュースを見つけた。
[インタビュー]日本人に“独島の真実”を知らせることが最も重要 政治 ハンギョレ
 もっともさ石窟庵+仏国寺と慶州の各所を一日で観て廻るのは無理だろうね。それにバス乗ってて思ったんだけど観光スポットがかなり広いエリアに分散していて、一通り廻ろうと思ったらやっぱツアーに申し込むべきかな?

 新慶州駅に到着して次の釜山行きKTXを待っている間、駅前のベンチで缶ビールを飲んでた。ちょっと異様に見えたかも。日本人ってこういう習性があるんですごめんなさいw もっとも朝と同様、駅前も駅構内も閑散としていた。

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 寂しいホーム

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 朝に乗ったのとは違うタイプの車両だな?後から写真を見て気付いたけど、鉄道マニアなら即座に気付くんだろうね。アニヲタがサーバルちゃん、ジャガーさん、スナネコちゃん、マーゲイちゃんを瞬時に見分けるように(違うか?)

 西面に戻ったら同行者に置き去りにされちゃった。「アンタがいると買い物がはかどらない」とのこと。外国の街に一人ぼっちにしやがって!言葉が通じないのに心細いだろ!(それは同行者も同じだけど、コミュニケーション能力は俺より遥かに高いw)待ち合わせ場所はロッテのデパート地下1階(西面駅と地下のアーケードで繋がっている)。
 俺もまだお土産を全く買っていなかったので、まずロッテのデパートの中をうろついてみた。やっぱどこ行ってもデパートは高いなあ。同行者は地下のアーケードで買い物したってさ。値切り交渉もショッピングの楽しさとかw 晩飯はまた西面のお店でサムギョプサルを食った。
 サギョサル(삼겹살)のは子音だから、正しい発音は「sam-gyeopssal」だ。「サギョッサル」って発音した方がいいかも?もちろんは子音だから唇を合わせたままだ。

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posted by 鷹嘴 at 22:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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