取りあえず、今年行った共謀罪反対集会、ネットの動向、新聞記事などについて、及び自分のツイートの焼き直しを並べておく。(雑記も少々あり)
■ 2017年4月6日、日比谷野音で「話し合うことが罪になる共謀罪法案の廃案を求める4・6大集会」が行われ、福島みずほ氏や山本太郎氏ら国会議員も発言した。集会のあと国会方面へデモに出発し、財務省上交差点で福島の自主避難者への住宅無償提供打ち切りを弾劾するアクションと連帯し、国会で野党議員団に請願。議員会館側の歩道では火炎瓶テツさんの熱いコール!
↓ 乱鬼龍さんの川柳
「共謀罪 忖度させて 黙らせる」
「共謀罪 地獄の明日が 視えないか」
■ もちろん今年、反原連・しばき隊・シールズ界隈が主催する共謀罪反対集会も行われていたようだが・・・根本的なことが分かっていないようだな。
これは…共謀罪推進派の集会ですか? ( ゚д゚ ) pic.twitter.com/2sSaVOtvcB
— 平沼センジ☭REDs (@senji11) 2017年5月9日
まだ「一般人」とか言ってるのか?警察の「極左」レッテルを無批判に受容し「逮捕される奴は極左」等と非難した挙句「自分たちは一般人です」と訴えてきたシールズ的な態度が、新共謀罪を正当化する論理として使われている事を、好い加減自己批判しろ。https://t.co/D3yMDF9qrD
— 安倍と田中優子の爆砕を目指す法大文化連盟 (@jinmin1991) 2017年5月17日
「アベシンゾーから日本を守れ」ってゆうコール自体が変だと思わないのかな。我々人民は、その「日本」から殺され続けてるだよ。国会正門前
— ジョンレモン (@horiris) 2017年5月19日
「安倍晋三から日本を守れ」#国会に押し寄せよう pic.twitter.com/SAKRjNK2Ag
すごいな。シールズ系運動なのは知ってたが、一昨年の安保国会闘争で「自分達は普通の学生」「逮捕される奴は極左」「警察ありがとう」と公言し、刑訴法改悪には「忙しいから無理」と反対しなかった牛田悦正くんが「新共謀罪に反対」か。破廉恥にも程がある。 https://t.co/fmpbRM8HnZ
— 安倍と田中優子の爆砕を目指す法大文化連盟 (@jinmin1991) 2017年5月19日
ってゆうかシールズ界隈の皆さん、むしろ共謀罪に賛成したほうがいいんじゃねえの。「極左」が弾圧されれば、権力と仲良くやろうってゆうスタンスである彼らの天下だ。そして政府・大資本に抗議する声は一切禁止され、労働者はますます搾取され、原発は再稼働・新増設され、自衛隊は名実ともに「日本軍」となって米軍の下請けで世界中で人民を殺しまくるだろう。だけど官邸前や国会前で妙な歌を歌ってる彼らは安泰だろうよw
■ 「共謀罪は廃案に…」特高に半殺しにされた被害者の訴え|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL
■ 「恣意的な運用は日常茶飯事」 亀石弁護士が語る共謀罪:朝日新聞デジタル
この記事はよく読んでおいたほうがいいよ。共謀罪成立しちまったが、我々人民は「気を付けなくていい!」。憲法で保障された「集会の自由や表現の自由がある」。何かあれば、その時は亀石センセら「刑事弁護人や心ある裁判官たちの出番」だ。我々が「気を付けて暮らす社会」なんて、絶対に嫌だろ!
■ 5月19日は夜勤明けなのに健康診断。相変わらず血圧は高い。いつまで血圧の薬を飲み続けなきゃなんねえんだ。心臓が停止して血圧がゼロになるまでかw
ちょうど俺が採血されている時間だっただろうか、衆院法務委員会で組織犯罪処罰法改正案が強行採決されちゃったよ。
終わってから昼飯食って国会前に行ってみた。
それから弁護士会館に行って「戦争・改憲と共謀罪に反対する大集会」に参加した。小樽商科大学特任教授・荻野富士夫さんが「多喜二の時代から見えてくるもの」と題して講演を行った。
小林多喜二は日本政府・軍部の構造を的確に指摘していた。つまり、「ブルジョア政府」は農民・労働者から「自由気儘」に搾取するため弾圧を強化する。搾取によって社会に生じる不満を国外に向かうように仕向ける。「在郷軍人、青年団」などの「軍事編成」は、「来るべき戦争遂行の準備」だ。さらにメディアも使って愛国心を煽る。また、アジア各国への「暴力的侵略」を続けるには、「国内に於いては反動的恐怖政治たらざるを得ない」。・・という構造を見抜いた小林多喜二は、日帝にとって虐殺しなければならない危険人物だったんだろう。
ってゆうか今の日本政府もやってることが同じじゃん。労働運動は何かにつけて弾圧するし、やれ北朝鮮のミサイル怖い、中国怖いと煽るし、糞メディアも追従してるし、草の根ウヨを育ててるし、おととし戦争法制を成立させたと思ったら今度は共謀罪だし。
日帝にとっては戦争に反対するような者の存在自体が許せない。異物は排除したのだ。特高警察は治安維持法違反容疑で逮捕した者に「水源地に汚物が投げ込まれたら、その水源地は台無しになる。お前らは汚物なんだ」という言葉を吐いたという。
今の政府にとっても、俺らデモに参加するような人間は邪魔だろうな。原発や戦争に反対する者は非国民だ。「汚物」だ。排除しなきゃ。だから何度廃案になっても弾圧法を成立させようとするんだ。
■ 時代を斬る 新しい労働者の政党を 朝鮮侵略戦争とめよう 戦争を始めるための共謀罪 労働組合弾圧との攻防が大焦点 - 『前進』
団交で「謝れ」と言ったら強要罪、「●社はブラック企業」って言ったら信用毀損⇒業務妨害かも。共謀罪ヤバすぎ!
■ 5月20日・東京新聞より。1941年、旭川市の師範学校や旧制中学の学生らの活動が「反抗的な思想を生む」とみなされ、27人が旭川署に治安維持法違反容疑で逮捕された。師範学校5年で美術部長だった松本五郎さんが描いた、寄宿舎でレコードを聴く学生や勤労動員中の休憩時間に寝そべる学生の絵が証拠(?)になったという。
松本さんへの取り調べはすぐには始まらず、不潔な留置所で1ヶ月余り放置された。「ドブネズミが走り回り、湿った布団にはシラミがうごめいていた」。「心身とも衰弱したころ、取調べが始まった」。特高の取調官に「共産主義を信じて啓蒙活動をしただろう」と言われ否定しても「警察をなめる気か」と怒鳴られ、捏造された自白調書が出来上がった。「取調官の意に沿うまで何度も書き直し」させられたという。1年後に釈放されたが翌年、懲役1年6か月執行猶予3年の判決を受けた。
・・・ちょっと絵を描いただけで「共産主義」の容疑で逮捕された上に虚偽の(作り話の)自白を強制され、有罪判決だとよ・・・だけど現在でも、根も葉もない話で弾圧され、虚偽の自白を迫られるのはよくあるよな。
「政府や時代の空気にそぐわないものは徹底的に取り締まられた。人権なんてなかった。共謀罪も、普通の市民の活動や内心まで取り締まることが目的のように感じてならない」松本さんは偏見を恐れて長い間口を閉ざしていたが、近年の政治情勢に「この国は歴史を忘れ、いつの間にか元の道に戻ってしまうのではないか」と危機感を募らせ、96歳になった今も闘い続けている。
早めに共謀罪を廃止に追い込まないと、恐らくは「元の道」に戻るだろうな。
◇ 思想弾圧「生活図画事件」 生存者が証言 日常の絵が犯罪に-29日東京新聞・特報 - 薔薇、または陽だまりの猫
■ 共謀罪法案を必ず廃案へ 関合労への先取り弾圧許すな - 『前進』
「共謀罪の最大のターゲットは労働組合運動」。団体交渉や街頭宣伝、ストライキなどが「組織的強要」「組織的信用毀損」「組織的威力業務妨害」だと捜査対象にされれば、「とえばプラカードや鉢巻きを用意しただけで」、「準備」を行ったとして弾圧されるかも。