だけどこれをブログに載せなきゃ年を越せない気分だから、あんまり意味がないかもしんないけど載せとくw
6月14日は夜勤明け、翌日は休み。同居人がこの二日間を利用してどこか温泉などに行こう、と要求していた。冗談じゃねえ国会の会期末が近いじゃねえか。共謀罪反対の国会前闘争の踏ん張りどころじゃねえか。だけど同居人にそんなこと言っても通用しないので、14日(夜勤明け)に電車でちょっと出かけることを提案し、あっさり了承を得た。ただ神社仏閣やお土産屋を廻るだけだが。神奈川県方面だ。要するに鎌倉。ちょうど紫陽花のシーズンだな。そんで15日は休みだから、朝から国会前闘争だ。場合によっちゃ終電が終わっちまって翌日はそのまま出勤かも?(正直なところ、加計問題の混乱で4度目のお流れになるんじゃないか、と楽観視していた)
そういうわけで14日の夜勤を終えてから東海道線に乗り同居人と合流。北鎌倉駅で降り、ポケモンを捕まえながら歩いた。一匹捕まえるだけで300XP貰えるキャンペーン中だからな。もしかしてラプラスが出現するかもしんないし。海の近くだから・・・。
鶴岡八幡宮とか長谷寺とか大仏とかのお決まりコースを廻ったけど、鎌倉は何度も行ってるから、だいたいの所を既に観てるなあ。イカ娘の聖地なのに「イ」の字も見当たらないでゲソ!それにしてもかなりの賑わいだな。外国人観光客も多いな。エキゾチックだな、とか思うのかな。アジア系外国人の目にはどのように映るんだろうか。「日本の寺とか変わってて面白いなあ」、とか思うのかな。日本人が台北やソウルに行ったときみたいな?神社ってどう感じるんだろうね。日本人の宗教って理解し難いなとか思ったりして。宗教ってゆうか・・・まあ宗教の一種なんだろうけど・・・
ところが!ふとツイッターを見てみると、なんと参院法務委員会の採決をすっ飛ばして「中間報告」を行い、そのあと本会議で採決するかもしれないってゆうじゃん!こりゃ超緊急事態だ!鎌倉なんぞで遊んでる暇は無い!早ければ15日の午前1時頃の採決になるとか・・・。まあどうせ深夜が明け方が翌朝になるだろうから焦ってもしょうがねえ、夕飯食ってから行くか。俺は次の日は休みだからちょうどいい。
せっかく鎌倉に来たんだからシラスとかその他の名物を食うか、鎌倉ビールも飲みたいし。洒落た店に入ったが、なぜか同居人が店員の態度が悪いとかBGMがうるさいとか雰囲気が悪いとか文句を言い出し、鎌倉ビールとお通し、ツマミを一品だけ食っただけで出た。次に入った店は普通のチェーンの居酒屋だった。せっかく鎌倉まで来たのにもったいねえな。ちょっと飲みすぎちゃったよ。ちょっとじゃなかったw
■ そして東海道線に乗り同居人はそのまま帰ったが俺は新橋で降りた。もういい時間だよ。さすがサラリーマンの街、こんな時間なのに賑わってるな。
日比谷公園をかすめつつ、経産省前人民広場を過ぎ、財務省上交差を右に(国会正門最短距離じゃない方)曲がった。遠くからトラメガの音が聞こえるが、割と静かだな。人通りが少ないな。そして「国会前」交差点から「国会正門前」交差点に向かったのだが・・・予想に反して今夜は人数少ない。正門前歩道の南庭側にはシールズが陣取っていたが、北庭側は数えるほど。2015年9月16日のような、人民の決起が車道まで溢れ、国家権力と激突する光景を予想していたのだが。
こりゃだめだな。早くもギブアップモード(笑)ろくに共謀罪反対闘争をやってこなかった私のせいでもありますね。もう死にたいw 帰ろっかな?疲れてるし。
明日から、我々戦後生まれの人間は経験したことのない、恐ろしい世界が始まるのだろうか?同時にそれは我々人民が日本帝国主義+大資本と非和解に闘い、必ず打倒しなければ生きる道は無い、そういう覚悟を迫られる世界の始まりだろうか?
ここにいてもつまんないから議員会館前に行くか。シールズの目の前を通過したが、そういえばいまあいつら「未来のための・・」とか名乗ってるんだよな。やってることはおんなじだけど。「ノーパッサラン」とか「言うこと聞かせる番だ・・」とか、飽きてこないかねえ。とっくに賞味期限切れだって分かってねえのかな。
つーかさ、こいつら共謀罪に賛成した方がいいんじゃない?一昨年の国会前で、「仲間を返せ!警察帰れ!」とコールする労働者人民の妨害をしやがったクセに。転び公妨をかまそうとしやがったクセに。警察好きなんだろ。新左翼/極左が嫌いなんだろ。共謀罪が成立すりゃ、自分らが嫌いな新左翼の活動家がどんどん逮捕されて万々歳だろw
ちなみにシールズの情宣でお馴染みの太ももムッチリのお姉ちゃんたち、少なかったな。どうでもいいけど、「シールズ女子」と聞けば、「ニュース女子」を連想してしまいます。どっちも、自分の頭で考えてない、自分の言葉で喋ってない、悪い大人たちに喋らされているみたいな・・・
■ 気が付きゃ23時頃。「総理官邸前」交差点を右に曲がり、一つ目の信号の横断歩道を国会側から議員会館側に渡ると、火炎瓶テツさんたちが「共謀罪法、廃案!廃案!」「答えは一つだ廃案!廃案!」と力強いコールを上げていた。俺がテツさんたちのコールを初めて体験したのは、特定秘密保護法反対闘争の時の議員会館前だったかな。本当に頭が下がります。
一応この衆院・参院議員会館前全体を見回してみることにしたが・・・人数少ないね。しょうがないよ、今日いきなり採決寸前って事態になったんだから。みんな15日の夜が正念場だと思ってたんだろう。俺も。 総がかりの皆さんたち元気にコールしてたよ。
いつの間にか日付が変わってる。採決は朝7時か8時になるらしい。さてどうするかな終電は間に合うかな。南北線まだあるかな。京浜東北線はまだ大丈夫だと思うが有楽町まで歩くの時間かかるな。それとも一昨年の9月と同様に夜を明かすか?とか悩んでるうちに電車が走っているはずがない時間になってしまった。
海渡雄一弁護士がマイクを握ったのは午前1時頃だったかな、「もし共謀罪が成立しても、委縮することはないです。声を上げ続けるべきです」。この発言には拍手に混ざってヤジも飛んでいた。そりゃ、共謀罪阻止のため徹夜で闘う覚悟なのに成立したあとのことを言われりゃ腹も立つだろうが・・・たしかに海渡弁護士が言うように成立しちまったらしちまったでトコトン闘うべきだ、いや闘わなくてはならない、という覚悟を決めなきゃなんないんだろうが、やっぱ絶対成立してほしくないなあ、とか思ってた。
議員会館の塀は微妙な傾斜がついていて寄りかかるのにちょうどいいが、ずっとだと疲れてくる。地べたに座り込んでみたが余計疲れる。それに昼間は暑いくらいだったのにだんだん冷え込んでくるな。どっかで休憩して一服しながら立ちションするかな。権力が辻々に立っているからかなり遠くに行かなきゃなんないぞ?
参院議員会館がまだ開いているらしいので(当然だよなこれから参院本会議やる予定だから)行ってみた。空港や裁判所にあるような機械に荷物を通し入場した。トイレを借りて、喫煙所があったから一服した。暖かくてほっとする。朝までここにいたいなあ。外に出てみるとシールズ風のコールをしてる皆さんがバンド演奏を始めてた。
衆院で内閣不信任案の審議が始まっている。テツさんたち、お馴染みの「牛歩!牛歩!」のコール。本当に牛歩をしてもどうせ時間制限喰らっちゃうと思うが、それでも1分でも2分でもいいから時間を稼いでくれ!と思ったけど、2時頃あっさり否決。誰も牛歩しなかったらしい。そのあと衆議院議員の山尾志桜里氏と近藤昭一氏の報告。
参院本会議は2時30分から開始とのこと。テツさんは仕事ため一旦帰り、浦邉力さんに交代。参院本会議は2時30分からスタートとのこと。朝まで闘うことになるぞ。
申し訳ないが夜勤明けのため体力が続かなくなった俺は、繁華街まで戻って低料金で仮眠も可能な施設で夜を明かした。昨年9月と同じ場所だ。ミクシィのほうにこの奇妙な夜の様々な想いについて書いたが、恥ずかしいからURLは教えないよw
■ というわけで6月15日の朝がやってきた。参院本会議は朝7時ごろ再開されるらしい。けど眠いよう。いっそ昼間で寝ちゃおかな・・・という弱い心を打ち破って、議員会館前に向かった。まずローソンの焼き立てパンで腹ごしらえ。うめえw
二日連続まともに寝ていないが、意外と体が軽い。こういう感覚は久しぶりだな。若い頃、明け方まで峠を攻めてもまだまだ大垂水峠を10往復ぐらい楽勝みたいな・・・?
たぶん議場に、加計問題で追い詰められた安倍が出てきて、涙と鼻水を垂らしながら「すいません共謀罪は廃案にします、だから許して・・・」と懺悔するに決まってるぞw などと希望的観測(というか妄想)を浮かべると足取りも軽くなる。ってゆうか急がなきゃ。日比谷公園の横を通ったがポケストップを回してる余裕はない!ところでこの日は60年安保闘争で樺美智子さんが亡くなった日だ。
議員会館前は約5時間前と同じくらいの人数。浦邉力さんもいるぞ。皆さんこの場所で夜を明かしたのだろうか。徹夜で闘っていたのだろうか。自分だけサボってしまって申し訳ない!
どうやらもう採決が始まっているらしいが状況がよく分からない。ツイッターを見ると、7人の野党議員が「牛歩」を行っているらしい。いいぞ、このまま会期末まで徹底抗戦だ!と思ったら、投票時間が制限され、締め切られてしまったらしい!ナンセンス!しばらく状況が分からなかったが結局共謀罪成立。牛歩した議員のうち福島瑞穂氏ら最後の3人の票は無効となってしまった!ガーン。さいあく。いよいよ治安維持法の復活か!
8時過ぎ、「総がかり行動」が集まっている場所に、小池晃氏、糸数慶子氏、福島瑞穂氏、山本太郎氏、有田芳生氏が報告を行った。
小池氏は「今日から共謀罪廃止に向けた闘いを!」と、山本氏は「国会議員という立場として共謀罪を阻止できなくて申し訳ありません。お詫びします」と述べつつ、「法律は、廃止することが出来る。そのために政権交代だ。政権交代すれば、共謀罪も戦争法も原発も無くせる!」と力強く訴えた。
しばらく共謀罪強行採決を弾劾し廃止を訴えるコールを行ったあと、有田氏が到着。「きょうで終わったんじゃない。きょうから始まるんだ!」異議なし!今日から共謀罪廃止の闘いに決起しなくてはならない!!
再びコールが行われ、「総がかり行動」のアクションは一旦お開き、昼と夜に行うとのこと。菱山南帆子さんは仕事のため一旦離脱し、夜に合流するこのこと。火炎瓶テツさんも菱山南帆子さんもいつでも現場にいるような錯覚を起こすが、忙しい仕事の合間に活動してるんだ。ただただリスペクトします!
■ というわけで最後にちょっとだけ救われた気がしたから、帰った。有楽町まで戻るのかったるいから永田町駅から南北線に乗って(地下をすげえ歩いた)王子で乗り換えた。日比谷公園を通ってポケストップを回す気は起きなかったんだよ。自宅最寄り駅に着いても、近くのポケジムを攻略する気もなかった。帰宅したらシャワー浴びて夕方まで寝てた。マジでしばらく落ち込んじゃったよ。しばらくポケモンGOやる気起きなかったし。
さてこれからどうしよう。権力の目につくような行動は一切控えようか。ネットも止めようか。いっそのこと、弾圧されてウソの自白を強要されて同志を売っちゃう前に氏ぬか?だってさ共謀罪って冤罪を起こすもんだろ?
#報道ステーション #共謀罪 について、元裁判官の木谷明氏は“共謀には証拠がない。あの人がこう言っていた、この人がああ言ったという供述だけ。冤罪が起きないとか、起こさないというのが無理”と断言。つまり警察が“あの人がこう言っていた”というだけで、誰でも逮捕出来る世の中になったのだ
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) 2017年6月15日
繰り返し共謀罪に警鐘を鳴らしてきた木谷明・元東京高裁裁判長。「今は現場から指紋が出たりDNAが出たり、客観的な証拠があるが、共謀罪は『あの人がこう言った』という供述があるだけ」「冤罪が起こらない、起こさないというのは無理」と。6月15日の報ステ。 pic.twitter.com/iq3wS56p7N
— 杉原こうじ(NAJAT・緑の党) (@kojiskojis) 2017年6月15日
しかし、これで黙り込んじまえば権力の思う壺なんだよね。弁護士の皆さんも、共謀罪成立しちまってもビビんな、闘え!と訴えかけているし。いやこういう情勢だからこそ、国家と資本家が我々をさらに強く縛りつけるためのこの悪法を倒すため、闘わなくちゃなんないんだよ。
■ 思えば、俺が初めて国会周辺を訪れたのは2006年(当時は第一次安倍政権)の教育基本法改悪阻止闘争だったと思う。その後、特定秘密保護法、戦争法制、刑訴法改悪、そして共謀罪阻止闘争などの際に何度も訪れているが、これらの悪法及び法改悪は全て成立している。傍目から見れば全敗だな。そういう厳しいことを言う御仁もいるし。
しかし、我々が本気で勝とうと思えばいつでも勝てるはずだ。社会を構成し動かしているのは我々労働者であり、農業漁業の従事者であり、個人事業主であり、市民であり学生であり、一般的な生活者だ。広範な観念で言うところの「人民」だ。
国会権力にせよ資本主義社会にせよ、我々が騙され操られ、従わされている中で生まれているシステムだ。残念ながら我々自身がこういうシステムを作り出していることを直視しなければならない。このシステムは支配者と資本家の利益のためだけにあり、我々は使い捨てられるだけだ。
我々はこのシステムによって分断され、自分自身を抑圧している。しかし自らの生存のために本当に大切なものは何かを悟って決起すれば、こんなものは一瞬にして消え去る。なぜってこれは我々自身が作り出して維持しているシステムだからさ、棄てる気があれば今すぐ捨てられる。
そして本当に我々人民が主役である社会が創れるはずだ。その日のために・・・ネットで訴える、街頭で決起する、職場で闘うなど様々だろうが、まずはそれぞれが出来ることから始めようではないか。
ところでさ、我々人民の声が議席に反映されればそれに越したことはないが・・・自民党を支持しているわけじゃないけど野党が頼りないから何となく・・・という選挙で自民党が政権を維持する構造を崩すのは簡単じゃないよね。たとえば憲法は護憲、原発は廃炉・・・という「民意」が過半数を超える情勢に変わりはないが、それが議席に反映しない。端的に言えば小選挙区制って最悪だよな。
もっとも「民意」と言っても・・・それこそヘイトスピーチだって原発推進だって旧日本軍賛美だって、ある意味「民意」だ。また職場では、団結破壊するような動きも、ある意味「職場の声」だろう。
だからこそ、我々人民の生存のために何をすべきか何を目指すべきか、職場でコミュニティで徹底討論しなければならない。そうすればおのずと答えは出てくる。奴らは黙っていても我々人民を殺しにかかる。闘わなければ殺される。だから人民の団結の力で職場を変え社会を変えなくてはならない。こういうことをもっと上手く表現できるようになったらまた書くつもり。
ところで俺にとって2017年は職場やプライベートで災難続きの一年だった。俺も一応職場で闘っているが、今まで話で聞いていただけでこんなに大変とは知らなかった。最近感じるが、どうやら会社は俺たちを懐柔しようとしているのではないかと。出世はあり得ないが(笑)、不当解雇も無さそう。定年まで飼い殺しかもな(笑)
そういうわけで来年もよろしく。