2018年02月01日

2017年スキーシーズンの思い出(1)

 というわけでこれから、2016〜2017スキーシーズンのことを書くよ。何で1年前のことを今更書くのかって?いまスキーシーズン真っ盛りだからちょうどいいだろw
 ちなみに今年は左膝が痛いせいで、1月15日に行った湯沢高原が今シーズン最後のスキーになる公算が大だな・・・。そりゃそうと1月22日の関東地方の大雪はビックリしたな。夜勤明けだから午前中に退社出来て助かったけど定食屋で飯食ってたらどんどん雪が激しくなってきて、帰りは自転車を押して帰ったよ。そんでシャワー浴びてから夜まで、自宅(集合住宅)駐車場とその手前のスロープの雪かきだ。翌日も雪かきだ。
 それにしても、俺が雪かきしてる頃に発生した草津白根山の元白根山噴火はずごかったねえ・・・。湯治がてら草津に行くのも考えてたんだけど・・・


 草津温泉は(少なくとも東日本では)もっとも有名な温泉地ではないかと思うが、その温泉街から少し車を走らせれば「草津国際スキー場」の駐車場が見えてくる。ゲレンデに入れば、広い初心者用コースの向こうに「天狗山ゲレンデ」のコブ斜面がそびえ立つ。
 ここから山頂に向かう「白根火山ロープウェイ」に乗るためにはリフトを乗り継がなければならない(もちろん「ロープウェイ山麓駅」にも駐車場があるが、雪道が恐ろしいのでいつも麓の駐車場に停めている)。
 麓の「天狗山ゲレンデ」、中腹部の「青葉山ゲレンデ」などは短いコースであり、それこそ「おまけ」のような存在。ロープウェイを登っても短いリフトが2本あるだけ。山頂から白根山火口湖を臨む眺望は言葉に出来ないほど素晴らしいが・・・このスキー場のメインのコースは、ロープウェイ山頂駅から降りる「振子沢コース」と「清水沢コース」だと言える(雪崩の危険がある場合は閉鎖されるが)。
 もっともこの地域は決して豪雪地帯ではない。標高が高いため気温は低いので堅めのバーンになっているので初心者にはお薦めできない。麓から山頂までの標高差は大きいが、その割にコースは少なく滑り応えはない。下山コースは途中から緩斜面が長く続く。かぐらスキー場もそういうレイアウトだが、かぐらと比べると草津はまるで滑り応えに欠ける。まあ温泉地の付属のようなスキー場だと思ったほうがいいかもね。
 こういうスキー場だが、今回の元白根山噴火によって、唯一のセールスポイントと言える?ロープウェイは運休したままだ。行く意味がない。仮に今後ロープウェイ運行が再開したとしても、恐ろしくて行く気にはならないなあ。だって予測できねえんだろ。草津スキー場は終わったね。もともと大したスキー場ではなかったが。
 ところで温泉街は大丈夫かな?大噴火して火砕流が押し寄せてくる危険性もゼロではないのでは?もっともさ、日本列島には火山があるから温泉が湧くわけで、火山というのはいつ噴火するか分からない。火山が多いような地帯には当然地震も多い。津波も襲う。わざわざこんな列島に移住してきたご先祖様を恨むしかねえよな。その分、楽しみがあるんだから。スキーを滑る!温泉に浸かる!これで人生の楽しみのうち95%くらいは達成だろ。それで溶岩に飲まれりゃ本望だ(笑)
 それにしてもこんな火山だらけの列島で原発を造っちまうとは!多くの皆さんが指摘しているが火山の噴火は予知できないことが明らかになったのに川内原発を止めようとしないとは!全く日本政府や原発屋は何を考えてるんだろうか。何も考えていないんだろうね。ただ「原発は安全でクリーン、唯一の国産エネルギー!」というイデオロギーってゆうか迷信に突き動かされているだねなんだろうね。前置きはこれくらいにして、2016〜2017シーズンのスキーのことを書くぞ。


 2017年1月12日、このシーズン初めてのスキーに出かけた。二名で早朝にバスで浦和駅に行き、高崎線で終点まで行き、そこから新幹線に乗った。どうせなら大宮から新幹線乗ればいいのにと悔やむパターン。(南浦和駅まで歩いて高崎線下りの始発に乗り、以降全て在来線、というパターンもあるのだが、同行者は南浦和駅まで40分かけて歩くのかったるいってさ)。新幹線の中でだるま弁当を食ったが、すぐ着くからノンビリしてらんねえ。そして越後湯沢駅で降りて徒歩10分ほどの湯沢高原スキー場へ。雪が強めに降ってるな。
 このシーズンは雪が多いらしいが、まずますの積雪量と雪質だな。などと余裕をこいていたらキスゲコースの雪が深いところでコケて、雪にハマって動けなくなった。新雪だから尻餅つくと立てなくなるんだよ。仕方ないから板を外して立ったが、ブーツの裏に雪がへばりついて板が履けない。通算10分くらいジタバタしてたな。レストランでサボってた同行者が「アンタ、遭難したかのと思った」だとさ。「もしアンタが遭難しても、お金取られるんだったら救助断っていいよね?」是非そうしてくれ!午後からまた吹雪になってきた。
 そして予約していたホテルにチェックイン。俺のような貧乏人にはちょっと贅沢な料金かも。元を取ろうと思ってバイキングで食いすぎた。寝る前にちょっと越後湯沢駅前のポケジムを崩して自分のを配置してきたけど、あっという間に覆された。これじゃ都会のジムと変わんねえな。やっぱ、東京・埼玉の人間が大挙して押し寄せるスキー場の玄関口だからな?ちなみにこの時点ではジム仕様変更前だったが、青チームが優勢なのは今も変わらない。というかますます青が強くなり、赤チームは頑張っているが黄色チームはますます劣勢。そのうち運営が、青チームを予告なく分割するんじゃないかと恐れている(いつも無茶するからな)。そしたら今度は赤と黄色に徹底的に迫害されたりしてね?

 翌日も大雪、毎度の如く同行者はチェックアウト後に帰宅。二日間滑るような体力は無いってさ。大して滑ってないクセに。
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 デジカメ忘れたからタブレットで撮影

 そしてこの日も湯沢高原で滑ったが、困った事態が発生。雪が深すぎて板が埋まってスピードが出ない!キスゲコースは決して緩斜面じゃないのに。ほどよい斜度なのに。中腹の少しなだらかな辺りで、深い雪に入ってしまうと下手すりゃ完全停止だ。後半の広い部分でもスピードが出ない。「高原エクスプレス」の脇の、恐らくは一番斜度がありそうな部分だけかろうじて楽しめたが。
 というか、立ち往生しちまうのも当然だ。俺の板は山スキー用でも何でもない普通の板だ。しかも身長(すなわち板のサイズ)と体重のバランスが悪い。身長に合わせて買った板だからな。これは大きな課題だ。まず贅肉を落すのが先決だが板の形状についても考慮したくなるな。それと山スキー用のストックがあればいろいろな局面で便利かも?
 ちなみにロープウェイ山頂駅の近くの「恋人の鐘」はポケジムになっていて、この日はレベル5(この時点ではジム仕様変更前)だったから軽く制覇できるな、と思ったけど猛吹雪だからやめたw
 そして「コマクサコース」で下山した。このコースは途中から狭いつづらおりになっていて、しかもガチガチに削られていて恐ろしいが、この日は大雪のためすんなり滑れた。この下山コースを降り切ったところに布場ゲレンデでよせばいいのに未圧雪の部分に入ってみたら、完全に立ち往生。


2017年2月2日、湯沢中里スキー場に行った。行きは全て在来線。車とか新幹線で行ったらもったいねえよ。なにしろこのスキー場は駅舎とスキーセンターが直結してるんだぜ。日本唯一じゃね?あ、ガーラがあったか。
 いつものように水上駅で長岡行きに乗り換えたが、予定を変更してここで下車しようかな、と悩んでしまった。なにしろ駅のホームにサラサラのパウダースノーが積もってんじゃねえかよ。
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 恐らく水上周辺のスキー場も最高のコンディションだったろうね。

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 当然、越後中里駅もこのような風景。

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 ゲレンデは雪合戦をしようと思っても雪が固まらないほどのパウダースノー!

 まずは「パノラマコース」の未圧雪部分でコケまくり、さらに「トレーニングバーン」でコケまくり。このスキー場は残念ながら全体的に西向きなので天気が良ければたちまち重い雪になるが(そして夜間に凍ってアイスバーンと化す)、「トレーニングバーン」は北向きなので雪質が長持ちするようだ。ただしスタート部分だけは(日当たりが良いせいか)アイスバーンに注意。ちなみに、駅に電車が止まったまんまだぞ。何かあったのかな?
 さらに、身の程知らずにも中里名物恐怖の急斜面に挑戦!3つのコースのうち「チャレンジバーン」が一番おっかないな。途中にハーフパイプのような窪みがあるし。この日は閉鎖されていたが。「ジャイアントコース」もハード過ぎて自称上級者の俺には辛い。ダイナミックコースもハードだが、この3つの中じゃ一番楽しめるかも。このスキー場の一番端にあるせいか滑る人が少なくて新雪の部分が割と残っていた。もちろんこのコースも西向きだけど、この日は膝の上まで埋まる新雪が楽しかった。コケても楽しかった。湯沢高原の「キスゲコース」よりもずっと急斜面だから雪に埋まってスピードダウンすることはないからね。

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 ところが!「ジャイアントコース」にて、このような大地の裂け目を発見した!
 何これ雪崩の前兆?無視して滑ってたけどさ。しばらくすると「ジャイアントコースとダイナミックコースはコンディション不良のため閉鎖します」という場内放送が流れた。やっぱ雪崩の前兆なんだ。急斜面だし、圧雪しない斜面だし、雪が積もりすぎるとやっぱ雪崩起きそうになるのかな・・・

 仕方ないから帰ることにした。だけどまだ電車が止まったままだし、駅員さんに聞こうと思ったけどここ無人駅だ。JRのサイトの「運航情報」を見ると「水上⇔越後湯沢は大雪で遅延」だとさ。しょうがないから越後湯沢駅行きの無料シャトルバスに乗った。
 新幹線で帰る覚悟だったが16時52分発水上行きの表示が出てる。駅員さんも「この駅に向かってます」って言うから、ホームで待っていた。
 しかし運休決定の放送!水上まで代行タクシー出してくれるそうだけど、新幹線に乗ることにした。とりあえず高崎まで。どうせ大宮まで行っちゃうと思うけど。

 ところがタブレットいじってたら高崎から特急あかぎ10号に乗り換えが間に合うことを知った。
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 せんぶ新幹線で帰るのは癪だから、高崎で乗り換え(浦和まで特急券930円)。自由席だけどガラガラ。しかし帰宅後に計算したら新幹線を大宮まで乗るのと比べてちょっと損しちゃってる(笑) だけど新幹線って飛行機乗ってるみたいに味気ないし、在来線の線路を走る特急のほうが気分がいいじゃん!


 2017年2月17日、また鉄道で湯沢へ。初めてNASPAに行ってみた。コンパクトなスキー場だがコースのバリエーションがあり面白かった。残念ながら数日前からの気温上昇のため重い雪だったので、また今度コンディションがいいときに行ってみたいねえ。
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 ちなみにずっと前に勤めていた会社(ビル管理会社)の話だけどさ、NASPAの近くで一室を借り上げて保養所としての使用を始めたが・・・NASPAのホテルだかスキー場だか一部の業務の契約を取れたので(清掃・警備・設備のうちどの分野だったかどの程度の契約範囲だったのか知らない)、スキーシーズンのあいだは保養所を社宅として使用することになった。保養所の意味が無いじゃんか!
 だから俺はこの保養所を全く使用しないまま転職してしまった。そういうわけでいつかはこのスキー場に行ってみたいと思ってたんだよ。
 ちなみにその会社は俺が退職した後、不祥事が発覚して公共物件入札禁止などの制裁を喰らい、かなり契約物件が減って大勢の社員が解雇されたらしい。この件についてはまた気が向いたとき書くことにするか・・・。ビル管理会社って現場の契約が切られると行き所の無い社員は解雇されることもあるんだよ。次の会社が全員を受け入れてくれるわけでもないしね。

 その晩は湯沢のちょっとお値段高めのホテルに泊まった。飯も美味かったぞ。翌日は毎度の如く同行者は帰宅し、俺は湯沢高原で滑った。土曜日だけどあまり混んでいない。ちょっと雪質が硬めだったがコースの端に新雪が積もり始めたんで端っこばかり攻めまくった。貧乏性だな。そういえば2017年はガーラも石打丸山も行かなかったな。
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 ちなみにこの「布場ゲレンデ」は2019年3月に閉鎖されちゃうんだってね(参考)。昔はロープウェイが無くて、一人乗りリフトで高原エリアに登ってたんだって!知らなかった!ちなみにバブリーな青春を過ごしたとある知り合いによると、この布場ゲレンデや麓の食堂やレストランは非常に賑わっていたらしい。今じゃほとんどシャッター通りと化しているが。
 帰りも在来線に乗ったが、週末の越後湯沢駅構内の商店街があんなに混むとは知らなかった(笑)
posted by 鷹嘴 at 18:04| Comment(0) | スキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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