
2017年3月9日、このシーズン初めて車でスキーに出かけた(もちろんトランクにタイヤチェーンを積んだよ。スタッドレスタイヤじゃないから)。関越道は渋滞なし、一般道に降りても路面に支障はなく、朝8時前にかぐらスキー場に到着。この日はBCの予定はなし。
みつまたロープウェー、みつまた高速リフト、かぐらゴンドラ、かぐら第1高速リフトを乗り継いで、かぐら第5ロマンスリフト(通称:5ロマ)方面入口の到着したのが9時少し前。既に人だかりが出来ていた。そして9時になり封鎖が解かれて、5ロマ乗り場に向かった(少し下る)。
5ロマを登って普通にコース内を降りてくるコースもあるが(当たり前だ)、ほとんどの皆さんは目的が違う。なにその幅広い板は?なにその大きなバックは?コース外を攻めるに決まってんじゃん!
5ロマを降りて神楽ヶ峰や「中尾根の頭」方面に向かうゲートが「KG1」、ここはビーコンなどの雪山登山の装備がないと通過できない(スキー場スタッフが待機していて、装備を調べられるよ。登山計画書も出さなきゃだめだよ)
(注:これは2017年3月9日の状況)田代エリアに降りる(通称:5ロマ南斜面あるいは田代落し)ゲートが「KG2」。スキー場管理区域外だが滑走が禁じられているわけではない。山登りをせずに、スキー場の外のパウダースノーを味わえる。すなわちサイドカントリースキーだ!
ここを滑り降りると、かぐら第1高速リフト乗り場へ戻るには「かぐら第4ロマンスリフト」に乗らなくてはならない。
(注:これも2017年3月9日の状況)5ロマ乗り場に戻ったり、中尾根方面に向かうゲートが「KG3」。ってゆうかここは以前から普通に通ってたぞ、管理区域外とは知らなかった。リフト脇の狭いところを滑って5ロマに戻ってたぞ。
また、中尾根方面と言っても中尾根の中腹から南斜面を滑り降りるだけ。スノーシューもシールも無ければトラバースは大変だからね。根性ある人は北斜面を目指すみたいだが(トラバースの跡がついてる)。ちなみに中尾根以北で遭難した場合、救出費用は高額になる、みたいな警告書がロープウェー降り場かどっかに貼ってあった。
5ロマに戻らずに滑り降りると沢に入り、コース内に戻れる。木が多く狭くて滑りにくい。進み過ぎると危険な沢に入り込んじゃって大変なことになるらしい。
(注:これも2017年3月9日の状況)あと写真撮ってないが、かぐら第1高速リフトから少し下ったところにあるのが「KG4」、急斜面の林の中を滑り、初心者迂回コースに合流できる。そこを突っ切っても中尾根から降りてきたルートに合流できる。KG1以外は検問なし、ビーコンなどの装備も義務付けられていない。
KG1〜4の位置関係について、毎度の下手な絵を描いといたからご参考までに。残念ながら後日、KG1以外は全て閉鎖されたが。

ちなみにこれらはスキー場管理区域外であるから、遭難したときの捜索・救出費用は全て自己負担!ビーコンとか非常食とか用意しておいたほうがいいかもね。雪崩の危険もあるし。
かぐら高速第1リフトを降りて5ロマ乗り場に向かうルートから中尾根を撮影。中尾根と5ロマの間に小さい尾根がある
中尾根ってけっこう長いよ
田代落し(あるいは5ロマ南斜面)。広いから滑りやすいけどけっこう急斜面だよ。この田代落しや中尾根南斜面は(天候によるが)ちょっと雪が重いような気もするが・・・そりゃそうだよな南向きだから。恐らく中尾根北斜面はパウダー天国だと思うが・・
中尾根の中腹目指してトラバースなう。山頂から滑った跡がついてやがる。羨ましいなあ。山スキー道具を全く持ってないからストックで漕いだけど疲れる。先っちょの丸い奴がでっかいストックだとこういうとき楽だよな?
ちょっと裂け目が出来てるけど、このくらいなら雪崩おきないだろうと思って真下を通過した(よい子はマネしないでね!)
高速リフトの降り場も見えるじゃん。これなら遭難しないね(?)
疲れたからこの辺から滑り降りた。根性のある人はこの先の北尾根を目指すんだろうね。跡がついてるし。
4周くらいしたと思うが5ロマは午後14時で終了なので、切り上げて昼飯。疲れすぎて飯を食う体力も足りなかった(笑)
そのあとかぐら高速第1リフトのコースを数本滑ったけど、もうヘロヘロだから下山。
2017年3月27日、また車でかぐらに行くつもりだったけど、直前に道路情報を見たら大雪のため関越道チェーン規制ということなので、鉄道で出かけることにした。雪道苦手だし、スタッドレスタイヤないし、チェーンつけるの面倒くさいし(笑) 越後湯沢駅から苗場方面行きのバスにはいつもすっげえ混んでる。
実際にこの日は吹雪だった。残念ながらKG1以外は全て撤去されていた。
◇ かぐらスキー場 5ロマのゲート(KG2~4)を撤去 Twitterの反応まとめ ボダログ
もっとも皆さん、ロープをくぐって滑っていくけどね(笑)
それにしてもこんな吹雪だと方向感覚が失われて、今まで何度も滑ったことのある場所でも、どっちに行ったらいいか分からなくなるねえ。ここはどこ?私は誰?状態だ。こうやって遭難するのかなあ。
そういえば那須の雪崩事故があったのもこの日だったなあ。スキー場から少し登った程度の位置だったが、かなり急斜面で、木が麓に向かって斜めに生えていたとか。木が傾く原因は雪崩の多発と考えられるという。ラッセル訓練なっか絶対やっちゃダメな斜面だったんだ。学校側の責任は免れ得ないだろう。裁判とかどうなるのかな。それにしても毎年スキー絡みで悲惨な事故が起きるなあ。
この日も昼飯を食う前に体力を使い果たしたのに、昼飯食ったあとも未練たらしく滑ったけどヨタヨタでまともに滑れなかったよ。
さて、シーズンの最後にBCやろうかなあ・・・(つづく)