2018年07月28日

2018年前半に行ったライブ

 ついでだから2018年前半に行ったライブのことを書いておくか。たった3回だけど。場合によっちゃ今年はもう行かないかもしれないけど。その前に、またラウドパークのことをちょっと書いておくか。今年はやらないんだってね・・

 メイデンさんの指摘で気付いたが、今まではその年度のラウドパークが終わった直後に、オフィシャルページのトップに“See you next year!”という言葉が添えられていた。
 ところが2017年はそれがない。いつまで経ってもない。ただ忘れているかサボってるだけかと思っていたが、メイデンさんの懸念は本物だった。2018年のラウドパークは行われないんだってさ。

 たしかに赤字じゃやっても意味無いよな。2016年や2017年ほどの集客(盛況だったと感じたが)でも赤字だったんだろうか。2015年のような地獄のような混雑ではないと元が取れないんだろうか。だったら会場を変えなくちゃ、幕張メッセとか、どっか野外とか。いやキャパの大きい会場だったらそれに比例してスタッフや警備も増員しなきゃなんないよな?事情は分からんけど商売として成り立たないんじゃ、外野が何を言ってもしょうがない、あきらめよう。
 ラウドパークは今まで充分に、その役割を果たしたじゃないか(運営には腹立つことばかりだったけど)。たとえばさ俺みたいな昔はメタル小僧だった中年を再びライブへ足を運ばせたじゃないか。そして若かりし日々を思い出し、CD買ったり他のライブにも行きたくなっただろ(果てはギター買っちゃったり)。眠っていた需要を掘り起こしたじゃないか。音楽業界大喜びだ。こういう素晴らしい功績があるじゃないか。
 ともかくさ、スレイヤーは何度も何度も出演したし、メガデスもアンスラックスもアーチエネミーもクリエイターも、ディオもジューダスプリーストもオジーもモーターヘッドもモトリークルーもコーンも、スコーピオンズもマイケルシェンカーも、メタル系の大物アーティストはあらかた出演してくれたじゃねえか。歴史の中でその役割を終えたんだ。ありがとう、さようならラウドパーク!

・・・と思ったら、俺が昔から大嫌いな伊藤政則氏によると2019年は開催するらしい。
 本当かねえ。

 無茶言うねえ。自分が好きなアーティストが出ないイベントに行って何が楽しいんだよ。フェスを楽しむって何をどう楽しむんだよ。リア充が多くてムカつくし、食い物飲み物は高いし大行列だし。オフィシャルTシャツとかあっという間に売り切れだし。タトゥーの兄さんたちが怖いしw
・・・と思ったが、初めて行った2009年のことを思い出した。早い時間に入場したが知らないバンドを観ても全く興味が湧かず、仕方なくビールを何杯も飲み喫煙所とトイレを往復し、孤独感と疲労に苛まれながらコンクリートの冷たい床に寝転んで時間を潰し、唯一のお目当てであるスレイヤー(当時はHATEBREEDを知らなかったことが返す返すも残念無念だが)の登場をひたすら待つ・・・こういう時間を、あえて楽しめということだろうか?俺は音楽フェスってそういうもんだと心得ているが。まあホントに2019年に開催されるんなら出演アーティストによっては行くかもしれないけどね。
 もし本気で2019年に開催するつもりがあるんなら、会場の運営をちょっと考えてほしいんだけど。2017年のスレイヤーのとき、前方ブロックが入場規制かかって外人さんたちとスタッフが揉めてたらしいな。オフィシャルバーの目の前でサークルが形成されたらしいな(売り子のおねいさんたち、さぞかし恐怖におののいたであろうw)。要するにアリーナを前方と後方で分けるのやめてほしいんだよ。オズフェスジャパンやノットフェスジャパンだって、今年3月のWARPED TOUR JAPANだって前方と後方の区分けなかったじゃんか(WARPED TOUR JAPANのプロモーターはラウドパークと同じクリエイティブマンだったよ)。
 それにさ柵を並べる分、アリーナの面積が狭くなるじゃん。前方と後方の区切りだけじゃなく意味の分からない柵が多いし。とにかくまた開催するつもりがあるんなら客の目線で考えてほしいよ。

 ところで・・今後のラウドパークに出て欲しいアーティストを挙げてみる、というコラム群を偶然見つけた。いろんなバンドがあるんだな。やっぱ専門家は違うねえ。読むだけでも面白いw
◇ DENMETA Column.46:一度はLOUD PARKに出るべきだと思うアーティスト(洋楽編PART1) - METAL JAPAN Special Column
◇ DENMETA Column.47:一度はLOUD PARKに出るべきだと思うアーティスト(洋楽編PART2) - METAL JAPAN Special Column
◇ DENMETA Column.48:一度はLOUD PARKに出るべきだと思うアーティスト(洋楽編PART3) - METAL JAPAN Special Column
◇ DENMETA Column.49:一度はLOUD PARKに出るべきだと思うアーティスト(洋楽編PART4) - METAL JAPAN Special Column
◇ DENMETA Column.50:一度はLOUD PARKに出るべきだと思うアーティスト(洋楽編PART5) - METAL JAPAN Special Column

 これらのアーティストの中で最も(世界的に)成功しているバンドはRAMMSTEINというドイツのバンドだろう。海外のメタルフェスのサイトを開くとヘッドライナーにこのバンドの名前があることが多い。「ラムシュタイン」と読むんだってさ。美味しそうな名前だな?
 このドイツのバンド、世界中で大人気らしい。なんと KORNを前座にするほど!アメリカで!信じられないよな。
 日本のロック通は、日本ではこのバンドの知名度が低いことに情けない思いをしているかも。だけどさ昔から何故か日本では全然ウケないバンドってあるじゃん、しょうがないよ。そんで専門家の皆さんが「日本の音楽シーンは全然ダメ!日本終わってる!」とか嘆くの飽き飽きしてたよ。ダメで結構ですw
 日本でも何かキッカケがあれば人気者になれないことはないと思うよ、聴きやすい感じだし。ドイツのスリップノットって感じだな(違う?)だけどドイツ語ってロックに合わないような気がするけど。ドイツ語の曲って Nenaくらいしか記憶にないなあ。日本語のほうがもっとロックに合わないかもしれないけどね。
 まあ今更日本に呼ぶのはちょっと無理な気がするな。ロックフェスはヘッドライナーじゃないと出演しないほどのバンドだから、相当なギャラ要求するだろ?どうでもいいけどw



 そういうわけで2018年前半に行ったライブのことを書く。たった3回しか行ってないけど。
 2月21日、アーチエネミーの来日公演に行った。実はこの前日、そろそろ左膝大丈夫だろうだろうと思ってスキーに行ったが、やっぱり痛くなってきた。これでモッシュピットに突入して大丈夫だろうか・・
 会場はEX THEATER ROPPONGI。クロークあるんかな。外にコインロッカーあるから今のうち余計な荷物入れとこ。ところがすんなり入場できなかった。まず2階の庭園まで上がって、この寒空の下、Tシャツ一枚で行列に並ぶ破目になった。(ところが会場内の各フロアにもコインロッカーがあった。空いてたよ。小さいから大きい荷物は入んないだろうね。300円也)
 しばらく待たされ、そこから階段を下ってチケットを出してドリンク代別途500円徴収されてコインを渡された。ドリンクバーは地下2階だった(地下3階にもあったがペットボトルのみ)。そのドリンクバーの行列が凄まじかった。何しろ狭い建物の中だから角を曲がったり階段を登ったり降りたり。これだけで疲れた。
 しかも立ち見アリーナは地下3階だけど喫煙所は地下1階、しかも普通のビルにあるような狭い喫煙室だった。メタルとか怖そうな兄さん姐さんの集まるロック向けの会場じゃないね。喫煙率高いもん。
 肝心の立ち見アリーナは大して広くないのに、前後が柵と段差で仕切られていた。でっかいサークルピットとかウォールオブデスとか出来ないよ。もうこんなご勘弁願いたいね。今までで最悪の会場だな。クラブチッタでやってほしい。そういえばスラドミ行くの忘れた。終わってから気付いたw

 会場はひどかったけど、アーチエネミーは素晴らしかった!夢のような時間ってあっという間に終わっちゃうね。何度でも観たい。



 みんなスマホでキレイに撮れてるなあ。



 2018年3月31日、 WARPED TOUR JAPAN の初日に行った。お目当てはもちろんKORNだけど、LIMP BIZKITも楽しみだな。どっちもメタルでもハードロックでもないけど、メタル系のフェスによく出るよな。不思議なことに俺らメタル少年中年の耳に合うんだよ。
 実は3月26日にスキーに行ったんだよ。かぐらスキー場で単独バックカントリースキー(もちろん登山計画書出したよ)。登って降りてスキー場コース内に戻るまでは大丈夫だったけど、そのあとちょっと滑ってたらまた膝が痛くて曲がんなくなっちゃって、下山するルートをほとんどボーゲンで降りた。温泉入ったくらいで治るわけがない、行きつけの整形外科に行ってまた注射打ってもらって楽になったけど。注射自体は凄まじく痛いw
 というわけで不安を抱えながらも、何だかんだで年に一回は訪れている幕張メッセへ。そこそこ混んでるな。再入場禁止だと。別にいいけどさ・・・と思ったら、タバコが切れちまった!会場内では売ってない!喫煙所で「アイコス」のキャンペーンやってたけど、全然味がしねえな。それに加熱装置が(特別価格らしいが)6千円ってゆうから申し訳ないけど辞退させていただいたよ。覚悟を決めて財布とかライターとか余計な荷物はクロークに預けた。
 やっぱ会場内で飲み食いして(金を使って)ほしいんだろ。再入場禁止にするのはいいアイデアだよな。ペットボトル1本300円とかだから儲かるだろうね。糞野郎www
 前述の通り、アリーナの前後の区分は無し。即ち入場規制無し。だから気合の入ったお兄さんや図々しい外人さんは、もう始まっててもズイズイ前方に進めるよね。これが正しいんだよ。
 久しぶりにCrossfaith観たけど相変わらずカッコよかったね。もっと近くで観ればよかった。残念ながらこの曲はやらなかったけど。他は知らないバンドばっかりだなあ。
 それにして外人さん多いな。みんなKORNが目当てだろ?と思ったけどLIMP BIZKITも盛り上がったよ。リンプは右側のステージに出てきたが俺はKORN待機だから左側アリーナにいたけど、なんどフレッド兄いが左側ステージに顔を出してくれたよ!おかげでこっち側でもモッシュ発生するほど盛り上がっちゃった。



 さてお待ちかねのKORNだ!ジョナサンさま〜〜!

 なんと1曲目がこれ!めっちゃカッコイイ!

 予想した通り大柄な外人さんたちが結集して地獄のようなモッシュの渦!しかも皆さんTシャツを脱いでるから俺も脱いだ。腹の出た中年男がかっこいい外人さんたちに揉みくちゃにされたよ、どっちも上半身裸だ。腐女子にとっては羨ましい図かもなw


 残念ながらこの曲はやらなかった。コリィ・テイラー師匠をツアーに帯同させるわけにはいかねえもんなw
 というわけでKORN素晴らしかった。また観たいねえ。



 5月9日、新宿の小さいライブハウスにAGNOSTIC FRONTを観に行ったよ。チケット無いけど取りあえず現場に行ったら当日券買えた。俺は初めて観るよ。
 このバンドは・・・スラッシュメタルでもデスメタルでもクロスオーバースラッシュでもない、ハードコアパンクだよ。だけど昔からメタル小僧にも人気尾あるバンドだ。メタル側から見ればパンク、パンク側から見ればメタルと言われるようだが、とにかく30年以上の活動歴があるハードコアの大御所だ。まあぶっちゃけ日本じゃあんまりウケない音楽だけどさ・・。
 前座は日本のバンドが3組、当然メタルではなくハードコアのバンド。最初に出たバンドがそこそこ気に入ったね。狭いけど早速モッシュ発生してるぞ。ヤバそう。
そしてAGNOSTIC FRONT登場!

 まずこの懐かしの曲でスタート!激しいモッシュの嵐!


 それにしてもなあ、いわゆる「ハードコアモッシュ」・・・つまり手足を滅茶苦茶に振り回すお兄さんたちが多いなあ。危ねえなあ。ハードコアパンクのライブで発生する形態のモッシュだから「ハードコアモッシュ」と言われるんだろうか?
 小柄なお兄さんもやたら力が強いけど、よく見ればかなり鍛えてらっしゃるようで。ベンチプレス100kgくらい上げちゃうんじゃないの。俺なんか50kgから先に進まないけど。喧嘩すれば余裕で負ける自信があるけど(笑)、質量でははるかに勝っているんで、クラウドサーフィングのときはご協力させていただきました。もっとも小さいライブハウスだから緩衝地帯など無いから押し戻されてくるけどw
 しかもね、振り回す手を意図的に人にぶつけてくるお兄さんもいたぞ(外人さん含む)。ラウドパークとかでやったら大顰蹙だよツイッターが炎上するよw クワバラクワバラw


 それはともかく、古い曲も新しい曲もたっぷりやってくれて、素晴らしいライブだった。昔から好きだったけど一生観ることは無いだろうな思ってたけど、こういう機会を与えてくれて大感謝!また観たいねえ。こんどはもうちょっと大きな会場で観たいなあ。



 さて・・・今年はラウドパークは無し、H.I.P主催のイベントも無し。サマソニも行かないよ(気になるバンドもあるが)。あと気になるのは・・・ディープパープル(リッチーいないそうなw)、マイケルシェンカーぐらいか。たぶん行かないと思う。
 それにしてもなあ、HATEBREED観てえなあ。今年もヨーロッパのいくつもの大規模フェスに参戦してるな。俺には金銭的にも日程的にも厳しいな。それに会場が街からすっげえ遠いだろ。初めて日本に来た外人さんがフジロックに行くくらいの困難さがあるんじゃないの。まあそのうち日本に来てくれるだろ・・・と思ったけど今年のツアーはヨーロッパとアメリカ中心なのか。来年もどうかな、日本じゃウケないタイプの音楽だからな。
 まあそのうち、一度くらいは、海外のロックフェスに行ってみたいなあ・・・。
posted by 鷹嘴 at 00:10| Comment(0) | ヘヴィメタルとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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