仕事の休みが増えたけど遊びに行く気分はイマイチだし。会社潰れるのは時間の問題かも。貯金もあんまりないし、そのうち某県の山中の某知人宅に移住して山菜とったりカエルやヘビを捕まえて食う生活になるかも。イノシシやクマも出没するという噂だからトラップの研究もしようかな(笑)
2020年3月20日と21日に、数年ぶりにノットフェスジャパンが開催されるということで楽しみにしていた。1日目はBABYMETALやアンスラックス、2日目はKORNやMARILYN MANSON、もちろんスリップノットは両日とも出演という豪華な布陣。
俺が一番期待しているのはKORNだけど。KORNのどこがいいのかと言われても･･･たしかに失礼ながらヴォーカルのジョナサン・デイヴィスを筆頭にむさ苦しい汚い怖いオッサンばかりだし（それは他のバンドも同じだがｗ）、ハードロックともヘヴィメタルとも言えない音楽だし（しかしメタルファンからの支持が厚い）、暗いというかヤバいというか憂鬱になりそうな音楽だよな。だけど暴力的かつメロディアスかつ非常に個性的で、言葉では表せない何かが、俺のようなメタルから離れられない人間さえも惹き付けるんだろうね。
ところがコロナウイルスとやらが日本国内でも流行の兆しを見せ、様々なイベントが自粛となっていった。俺にとっては意外だったがノットフェスジャパンの公式ツイッターにも「延期を早く決断しろ！」というリプライが並んでいた。しかし主催者側から何も発表もないため予定通り開催されるだろうなと期待していたのだが･･･残念ながら3月5日に「延期」が発表された。今にして思えばこの社会情勢では避けようのない判断だったな。
ところで中止ではなく「延期」というのが解せない。延期公演の期日が確定してから都合の悪い客には払い戻しするということだが、スリップノットも他のバンドもスケジュールが忙しいだろう。何とかスリップノットの都合をつけて会場を確保できても、当初の発表とは全く異なるラインナップになるだろう。それにいつ開催するのか？夏？秋？それまでにコロナ騒ぎが終息しているという保証があるのか？一旦は素直に払い戻しに応じるべきではないのか？（律儀に払い戻しをしたら倒産かも？）それにしてもなあ、「中止じゃなく延期にしてくれてありがとう。楽しみにしてます」というようなメンションが多くて･･･おっちゃんが君たちに大人の世界はウソばっかりだということを教えてあげたいよ(笑)
さらには3月29日に予定されていたダウンロードフェスも延期が発表された。去年のようなメタル中心のラインナップではないので俺は興味なかったが。（4月17日、中止が発表された）
実際のところ3月以降はほとんどのコンサートが中止または延期となっている。この業界、どうなってしまうのか･･･。もしかしたら永久にロックフェスとか開催されないかも。だってさ密閉・密集・密着の「３密」ゾーンだからな(笑)
ところが中止や延期が発表されたのはコンサートなどの有料イベントだけではなかった。3月11日の反原発福島集会が予定通り開催されたが（俺は仕事のため参加できず）、3月8日の反原連の集会は「延期」になった。まあ権力に媚びるような集団だから驚きは無かったが、3月20日の「さようなら原発全国集会」、さらには3月29日の三里塚全国集会も中止になってしまった。昨年10月の集会予定日は台風19号上陸の翌日だったため中止になっている。これで2回連続中止となってしまった。
野外の集会であるのにあまりにも弱腰ではないかと感じたが、俺のように都内に通勤する人間が大挙して訪れるため、農地収奪攻撃と闘う市東孝雄さんや三里塚反対同盟の皆さんに感染させる危険性も無きにしも非ずなので･･･残念だったがこの判断を尊重したい。
さらに2020年東京オリンピックは2021年7月に延期となった。せっかく延期するのに東京の猛暑の時期を回避しようとは思わないのか（アメリカのテレビ局の都合があるから夏に開催したいんだってね）。 それにしてもたとえ2021年夏にコロナ騒ぎが終息していたとしても、世間はオリンピックという気分にはなれないと思うが？大騒ぎしながらとてつもない金と労力をかけていたのに開催できなくて、もうウンザリだろ。日本いや世界中が。お偉方(笑)はこれが理解できないのかねえ。
ところで次のコミケはオリンピック開催のため5月に開催することになっていたが、やはり中止とのこと。残念だけどまあ俺は、まどマギ／マギレコ関連しか興味がないし、同人誌買うのはいくらでも手段があるし、別にいいや。機会があればまたあの雰囲気を味わってみたい気もするけど。でもなあ俺だってダサくてキモいから(笑)溶け込めるはずだけど、アウェイ感ハンパないんだけど。他人を突き飛ばしてもお目当ての同人誌などをゲットしたい、ってゆうあの会場に充満しているノリについていけねえなｗ 同じ突き飛ばされるならロックフェスのモッシュピットで突き飛ばされてえよ。コケたら周りの人がすぐ起こしてくれるし、愛に満ちた濃厚接触フィールドだｗ
■ それにしてもなあ、コロナウイルス流行が始まってから、嫌な話ばかり多いなあ。とことん人間の嫌な面を見せられた気がする。ヨーロッパではアジア系の人々に対する差別的な行為が多発し、日本では中国人観光客入店を拒否すると公言する飲食店もあり、マスクを付けずに（売ってないから仕方ないだろ）電車で咳をしたら罵倒されたり･･･それに飲食店など全て休業しなければ、イベントなどは全て中止しなければ非国民呼ばわりのような(笑)、いわゆる同調圧力が世間を覆っている。
迂闊にデモなんぞ計画しようものなら、何を言われるか分からない。「コロナ撒き散らしてデモやって楽しいのか！」などと言われるよ、サヨクからも。三里塚全国集会の中止について「北原派さえも精神論だけでは敵わないと悟ったようだ」と揶揄する者もいるし。もちろん新左翼系の人間だ。「北原派」という言葉を知っているんだからな。
要するに右だろうが左だろうが、コロナ対策を疎かにしている者･･･つまり異質な者は排除しなければ、という原理で動いているんだよ。何というか馬脚を露したというか化けの面がはがれたというか、これが人間の本性かもね。
さらには嫌がらせや破壊行為まで発生しているようだ。
なんかこういうのを見ると、戦中の敵性語排斥運動が、善意の市民による運動が主体であったことも納得できる。 https://t.co/s20PK1ACEj
— 宇城はやひろ (@hayhironau) 2020年4月10日
監視密告で済んでれば可愛い方で、とうとう自警団的なのまで出てきましたからね…https://t.co/vpWYZL4Ih9
— 嗤イ梟(Whekau) (@whekau2013) 2020年4月10日
おぞましきヘイトクライムに発展しかねない風潮だな。コロナウイルスより人間が恐ろしい。
■ 最近のニュースだが、救急搬送された患者がコロナウイルス感染症らしき兆候が見られたため病院を何ヵ所もたらい回しにされた。また「緊急事態宣言」の対象となった都府県に在住していた妊婦が、この宣言の対象外の県では受け入れを拒否された。ちょっとひどすぎるんじゃないの･･･
◇ 新型コロナ疑い患者 救急搬送で110か所から受け入れ不能 東京 NHKニュース
◇ 「里帰り出産」拒否、妊婦の訴え TBS NEWS
･･･もちろん病院としては集団感染を阻止したいのは当然であろうが、完全に防ぎきれるものではないだろ？
たとえば風邪を引いたようなのでマスクも付けずに（どこに行っても売り切れなので）病院に行き、待合室で長時間待たされ、咳が止まらず、しかし単なる風邪ではなく･･･という患者も来院するだろう。
記憶は定かでないが以前、医療の専門家が「所詮人類など、ウイルスを培養するための餌のようなものだ」だと語っていたのを思い出す。ほとんどの人類にはコロナウイルスの免疫が無い。「コロンブス交換」によって天然痘の猛威に晒された「新大陸」の人々のように無力だ。「集団免疫」を獲得するまで、我々はこの脅威から逃れられないのだろうか。
◇ 東京新聞「集団免疫」獲得が終息のカギ 専門家「流行繰り返し長期戦に」社会(TOKYO Web)
現代では人間の移動と交流がかつてと比べ物にならないほど大規模になっている。たしかに医学の技術は格段に進歩したが、経済の発展に医療の充実が追い付いていない。一部の地方で発生した未知の感染症が瞬く間に全世界で流行しかねないが、各国ともこういう時代に見合った感染症への対策が疎かだった。しかも特にアメリカなど貧しい庶民は医療サービスを諦めざるを得ないような社会である。
ところで･･･コロナウイルスは元々コウモリが感染していたウイルスらしいが、「センザンコウ」（武漢では食材や漢方薬として出回っていた）などの動物を介して広まったという。
自然保護団体NPO法人「エコロジーオンライン」の上岡裕理事長によると･･･開発によって生息域を破壊された野生動物が人里に迷い込むことによって、あるいは希少種を食材や漢方薬として利用することによって、人間に未知のウイルスに感染してしまう。しかも環境破壊によって生存が脅かされている野生動物はストレスのため感染に弱い。こうして「人獣共通感染症」が発生するという。
またグリーンピース・ジャパンの城野千里氏は、地球温暖化による熱帯の感染症の北上や、永久凍土が溶けて未知のウイルスが広まる危険性を指摘する。以上は2020年4月9日・東京新聞【こちら特報部】より引用。
環境破壊の末に未知の感染症に襲われるとしたらまさに自業自得だ。
◇ 【新型コロナウイルス】地球環境破壊が生み出す人獣共通感染症の恐怖 - エコロジーオンライン
■ それにしても東京都と日本政府はオリンピックの招致段階から今までにいくら税金を注ぎ込んだのだろうか。そういう資金が残っていれば医療をもっと充実できただろう。休業に追い込まれた中小企業や労働者への補償を充実できただろう。と今更ながら思うが。正社員なら有休を与えられるだろうが、派遣スタッフ・日雇い労働者・「個人事業主」なら休業した分だけ収入が減る。
非正規雇用労働者なら繁忙期だけ一時的に雇用できる。あるいは景気の動向によって雇い止めにできる。こういう都合のいいトリックを資本家が用いないわけがない。いつの間にかこんな社会になってしまった。
なお労働者へ休業手当が支給されない事例が続出しているという。「政府の要請」だから、という逃げ口上を使うらしい。
◇ 東京新聞＜コロナ緊急事態＞休業手当なし続出 「政府要請だから」助成金手続き煩雑経済(TOKYO Web)
もっとも今は正社員を有休扱いで自宅待機させている企業も連鎖倒産に巻き込まれるかもな。
そもそも政府は感染防止のためイベントや飲食店の営業を自粛せよと言うが、朝夕のラッシュ時の満員電車については口を閉ざしていたよな。これが奴らのペテンなんだよ。そこまで言い出したら何もかも止まっちまうからな。
そういえば小池はオリンピック延期が決まった途端にコロナコロナと騒ぎ出したよな。しかもさ中止ではなく1年延期とは呆れる。さらに余分な税金をつぎ込む気か。そもそもコロナが1年で終息するのか？しねえと思うな。そもそも世界中でオリンピックなどという気分は消え去っているようだし、だろ。（まあ遅かれ早かれ中止が決定するだろうが）
オリンピックだけではなく、八ッ場ダムなど無駄な公共事業、辺野古沖新基地建設、オスプレイやF35などの高価なガラクタ購入などの税金の浪費は留まることを知らない。発電所としてはほとんど役に立たなかった「もんじゅ」は長く困難な廃炉作業が続く。しかも政府はこれに懲りずに新しい高速増殖炉の開発に未練を残しているという。
要するに世界中の支配者は、人民の健康に関心なくひたすら資本家へ貢ぐだけ、何かあれば人民の生活など顧みず政治パフォーマンスを見せるだけだ。
■ ところで、俺は東京新聞を惰性(笑)で取っているが、朝日新聞を取っていた頃と比べて格段に便利になったと感じることがある。チラシが少ないことだ(笑) 自分には全く興味がないチラシが毎朝大量に届けられ、始末に困っていた。資源ゴミの日にまとめて縛って出すだけだ。ところが最近はスーパーの特売チラシが減り、チラシ印刷の業界が青色吐息だという･･･。
もちろんその業界の労働者は正当な権利を行使するべきだが、しかし、こんな事を言うのは非常に申し訳ないが、新聞の折り込みチラシなど資源の無駄遣いと環境破壊の際たるもの。全くの無駄だと言わせてもらう。今どきＰＲする手段はいくらでもあるだろ。
資本主義を維持するには無理矢理需要を掘り起こさなければならないが、こういう資源の浪費と環境破壊が伴う。そうしなければ維持できない社会構造になってしまった。
WindowsXPのパソコンもガラケーのｉモードも充分役に立つのに、新製品が出れば飛びついてしまう。まだ乗れるのに新しい車に買い替えてしまう。それにさ今どきの飲料は缶や瓶ではなくペットボトルだが、何かにリサイクル出来たとしても最終的には焼却するしかないゴミと化すだろ。このような馬鹿げた文明が、それを当然のように受け入れてきた消費者が、こういう社会を招き、環境を破壊している。
まとめれば･･･資本家の利益追求のため地球環境が破壊され、無駄かつ有害な事業に税金が投入され、医療の充実は後回しにされ、労働者の権利が奪われ･･･これらの蓄積が未知のウイルス大流行＋社会のパニックという、当然の結果を招いてしまった。自分で捲いた種だ。「人災」だ。感染症の次には何が待ち受けているんだか。
もちろん我々人民も資本家や施政者に煽られるまま、「豊かさに駆り立てられ」てきた。だから何度も言うが我々は、己の今までの消費生活が間違っていたことを認め、資本家とその利益を守るだけの政治を打倒するところから、始めなくてはならないね。
