2020年04月24日

2019年〜2020年スキーシーズンの思い出(3) かぐら1回目!

 世界中がパニックなのに、こんな平和ボケした内容のブログって何なの・・・と我ながら恥ずかしいですが(笑)、今シーズン「かぐらスキー場」に行ったことを3回ぐらいに分けて書きますよ。仕事の休みが多くなってヒマだから。かぐらスキー場もコロナを理由に今シーズン終了しちゃったし。


 2020年2月28日、かぐらスキー場に出かけた。これが今年1回目。
 車で行こうかなと思ったがどうやら雪が降っているようなので・・・贅沢にも新幹線で行っちゃった。朝7時半ごろ越後湯沢駅に到着、すぐ東口から出る路線バスに乗った。1月に来たときとは違ってすっかり雪景色だなあ。例年ならこれが当たり前なんだけど。やっぱ車で来なくて良かったかな。俺の車はスタッドレスタイヤ履かせてないからね。ゴムチェーンは買ったけど。8時ちょい前に到着。ちなみにバスは苗場まで行くけどほとんどかぐらで降りちゃった。苗場に行くんならやっぱ車か?ツアーバス?
 前日に固形ワックスをアイロンで溶かして塗ったくって削ってきたからな、板のコンディションだけはバッチグーだ!膝が不安だけど。
 更衣室で着替えて、ロッカーに余計な物をしまって、リフト券を買って・・・もたもたしてたからせっかく早く来たのに遅くなっちゃったな。この日はバックカントリースキーの予定は無し。登山計画書を持ってこなかったし。(かぐらスキー場オフィシャルサイトからダウンロードしてプリントする)
 ちなみに「みつまたロープウェイ」は「コロナウイルス対策のため乗車人数を制限してます」みたいな掲示があったが、それにしちゃ・・・俺は今年このロープウェイに8回乗った計算だが、割と混んでいたような気がするんだけど?それとも例年の週末だったらもっと満員電車のように詰め込んでいるとか?



 かぐらスキー場は、麓の「みつまたエリア」、山頂の「かぐらエリア」、苗場方面の「田代エリア」の3つのエリアがある(そういえば昔は「かぐらみつまたスキー場」って名乗ってた気がするけど?)。「みつまた」から「かぐら」へ登って「田代」に行かずに降りるとすれば(そのパターンのほうが多いと思うが)・・・ちょっと珍しいレイアウトのスキー場だなあと感じるかも?
 麓の「みつまた」と山頂の「かぐら」を長いゴンドラで連結していて、その間は下山コースのみ。乱暴に言えば別々のスキー場をゴンドラでつないでいるようなもんだ。
 かつての草津国際スキー場も同じようなレイアウトだったな。どちらも標高差は大きい。「みつまた」も草津の麓のコースもオマケみたいなもんだが、かぐらの山頂部分(かぐらエリア)はバリエーションが豊富で滑り応えがある。草津は山頂のリフトも短くて、標高は高いが積雪量が少ないので硬いバーンになりやすい。わざわざ滑りにいくほどのことはなかったな。下山コースは楽しかったけど。山頂からの眺めは良かったよ。遠くに変な色の沼が見えてさ。家族やカップルで観光気分で行くのに向いてたかも。周知のように草津のゴンドラは火山噴火の危険のため廃止。麓のコースだけの小さいスキー場になってしまった。まあ草津に行くのは温泉が目的だからどうでもいいよなw
 頂上から麓まで1000m級の標高差をいくつものコースで楽しめるようなスキー場は野沢温泉や八方尾根だな。どっちも首都圏から日帰りは無理だ。まあかぐらスキー場の場合は田代エリアがあるけど。苗場はどんな感じかな。あんまり気が進まないなあ。

 かぐらスキー場の話に戻るが、山頂は標高1800m以上、山頂から麓までの標高差は約1200m。田代エリアと合わせれば広さもかなりのもの。雪質も積雪量も、首都圏から日帰り可能なスキー場の中ではトップクラスではないだろうか?もっとも山頂まで登るのが大変だけど。下山もめんどくさいよ。
 まず、標高600mほどの駐車場(バス停もある)から「みつまたロープウェイ」(121人乗り!)を登って「みつまたエリア」に入り、そこから「みつまた第1高速リフト」に乗る。
DSCF5732.JPG
 ずっと前の写真

 続いて「かぐらゴンドラ」山麓駅に向かって滑り降りる(みつまた第2ロマンスリフトの横を滑る)。やや急斜面だし硬いバーンになっていることもあるので初心者連れなら注意。
 「かぐらゴンドラ」は眠くなるほど長い!かなりの距離と高低差がある。ゴンドラ山頂駅は標高1300mほど。それにしてもすごいゴンドラ造ったもんだな。これがなきゃ「かぐらエリア」に行けねえもんな。夏場に登山したいなら山頂駅の手前まで車で行けるけど(駐車スペースもあるよ)、冬だったら雪上車とかじゃなきゃ無理だもんな。
 山頂駅から少し滑り降りたところに「かぐら第1高速リフト」乗り場がある。この高速リフトがかぐらスキー場のメインだと言えるだろう。圧雪された急斜面あり、非圧雪の急斜面あり、滑り応えは充分(もちろん迂回コースもあり)。
DSCF5733.JPG
 ずっと前の写真。非圧雪急斜面の「ジャイアントコース」

 ちなみに田代エリアに移動したいならこの高速リフトに乗らなくてはならない。田代エリアはだだっ広いぞ。緩斜面が多いが非圧雪の急斜面もあるようだ。しばらく行ってないから分からん、悪しからず!連絡リフトが終わるの早いから要注意だよ。田代から「みつまた」に戻れなくなるからね。仕方なく田代ロープウェイで下山し、車を停めてある「みつまた」の駐車場まで路線バスで戻るお茶目な人たちもいるかもね?
 山頂へ向かう「かぐら第5ロマンスリフト」(通称:5ロマ)は、「かぐら第1高速リフト」降り場から右に進んで坂を少々スケーティングで登り、狭い連絡コースを滑り降りなければならない。この「5ロマ」に乗る人はほとんど、スキー場のコース外を滑るのが目的だろう。ハイクアップしなくてもコース外を滑れるからね(もちろん事故があっても全て自己責任ですよ!)

 さて、かぐらエリアからの下山もまた大変だ。下山のための「ゴンドラコース」はゴンドラ山頂駅の脇から始まるが、うっかり第1高速リフト乗り場まで戻ってしまえば、またこのリフトに乗らなくてはならない。板を担いで登っても大した高低差じゃないけど。
 「5ロマ」からコース外に出たのなら、狭くて滑りにくい沢や林を抜けてゴンドラ山頂駅まで戻ることになる。今シーズンみたいな暖冬だと板を枝に引っかけて転ぶこともあるから要注意だw 5ロマの下をくぐって迂回コースに入るか、田代方面のコース外から戻る手もあるが、いずれにせよゴンドラ山頂駅の脇まで戻らなければならない。他にも下山ルートがあるようだが俺は知らない。
 この「ゴンドラコース」は、途中で平坦になる部分もあるが(たまにスノボがジタバタしてる)、そこそこの斜度があって面白い・・・はずだけど俺の場合、一日中滑ったあとだからあちこち痛くなるから辛い。太腿がつって立ちすくんだこともあるし。それに午後になるとけっこう荒れてるし、重くなっているときもあるし。
 そして「かぐらゴンドラ」山麓駅まで戻ったら、「みつまた第2ロマンスリフト」に乗らなくてはならない!こういうスキー場たまにあるよね。強風でリフト止まったらどうするんだか。地図を見てみると、このリフトが無ければ下山するには谷に降りていくしかないなあ。絶対無理。
 そして「ファミリーコース」を滑り降り、「みつまたロープウェイ」に乗ってやっと駐車場まで戻れる。下山コースもあるんだが閉鎖されていることが多い。特に今シーズンは、昨年の台風で橋が流されたためシーズンを通して閉鎖。

 ところで「みつまた第2ロマンスリフト」の横のコースだけどさ、山頂に向かうには嫌でも滑んなきゃなんないけど朝のうちだとけっこう硬くて、まだ体が慣れてないうちだからおっかなびっくり(笑) それはともかくリフトの脇がコブコースになっていて、スクールに入らなきゃ滑れないようだが、その横にも(スキーヤーたちの暗黙の了解の下に)コブコースが形成されることもあり、チャレンジしてみてはいかがかな。俺は3ターン目ぐらいでコースアウトしちゃうけど(笑)
 「ファミリーコース」は夕方になればかなり荒れているが、わりかし面白い。その横の「大会バーン」も面白い(みつまた第2高速リフトが動いてりゃ便利なんだけど俺が行くときはいつも運休だな。平日しか行かないせいか?)。 右端のほうにポールを立てて練習しているようだが夕方になれば撤去される。ファミリーコースほど人が多くないのであまり荒れていない。



 というわけで、この日の天気は昼過ぎまで雪、雪質良好、雪煙が立つほど。さて第1高速リフトからどっちに行こうかな。とりあえず「かぐらメインゲレンデ」方面だな。俺のワックスの塗り方が上手かったせいか(笑)、雪質がいいせいか・・・板が走る!走る!ギャップで跳ねる!コケるw いつもはギャップやコブが硬くて恐ろしくてへっぴり腰だが、新雪が積もっているのでついつい調子に乗っちゃうよ。
 そりゃ前日から雪が降っているようだが、ここはスキー場のコースだ(笑)、すぐ荒れてくる。それでもフカフカのフワフワの雪が積もっているのは気持ちいい。いつでもコブだらけ荒れ放題の「テクニカルコース」や「ジャイアントコース」も気持ちいい。「かぐらメインゲレンデ」下部の右端には新雪の部分が残っていたので、あまりの気持ちよさに何度も往復して掘りまくっちゃったよ(笑)
 さて5ロマに乗るかなあ・・・と思って10時過ぎ頃に行ってみたら大行列なので後回し、また第1高速リフトを何度も往復してから行ってみた。
 5ロマから滑る正規のルートは「林間エキスパートコース」のみ。それ以外は全てコース外。まあ5ロマを登る人はほとんどコース外を滑るのが目的だろうね。

 数年前に撮った写真に落書きしてみた

 バックカントリースキーを行うためビーコンなど準備して係員に登山計画書を渡して入山する「かぐらゲート」(KG-1)や、田代の方向へ降りるルート、中尾根の方向へトラバース(斜面を横切る)するルート、5ロマの真下を滑るルートなどが選択できる。言うまでもなく怪我しても遭難しても全て自己責任、捜索・救援の費用も自己負担!5ロマの真下なんか以前から普通に滑ってたけどね、コース外だから覚悟しなきゃ。
DSCF0316.JPG
 去年の写真

DSCF0319a.jpg
 ほら、軽く破産するくらい取られるぞw

kg1234.jpg
 下手な絵だけど、概念図。以前はKG-1以外にもゲートがあったんだが・・・

 個人的には5ロマの下よりも、5ロマ終点と中尾根の間の小さい尾根が好きだな(名前はまだ無い!)。5ロマ乗り場方面に降りれる広い斜面があるぞ。南向きだから重くなるけど。この日は日が差さなかったのでいいコンディションだった!北向き斜面は木が多くて狭いけど雪質が長持ちする。
 中尾根を目指す人も多いけど・・・スキー場が警告しているようにトラバースすると雪崩を誘発する危険があるから、止めておこうね・・・。
 ところでかぐらスキー場オフィシャルサイトに、かぐらゲートを通過したい人はビーコンだけでなくGPSも用意するように。スマホのアプリ可!・・・ということが書いてあったので、かぐらゲートのスタッフの人に尋ねてみたところ・・・もちろんスマホアプリもOKということ。チェックするかどうか不明だが。

 というわけで昼飯抜きで(和田小屋でお菓子買って食った程度)夕方まで滑りっぱなし、かぐらだってこんなに雪質がいい日は少ないほうじゃないかな?新雪の部分は完全に無くなっちゃったよ。
 ところで中尾根南斜面にトレースがほとんど無かったな。明日の午前中ならまだコンディション保ってるんじゃないかな。どうしようかな日帰りの予定だったけど一泊しちゃおうかな?さっきかぐらゲートで登山計画書貰っちゃったし・・・と思ったけど翌日は夕方に少々用事があったので断念。
 またバスで越後湯沢駅に戻り、酒とツマミを調達し、上越線で水上、そして高崎へ。缶ビールと鶴齢の小瓶飲み干して、まだ足りなくてウイスキーの小瓶まで飲み始めちゃって、高崎で新幹線に乗るのもめんどくさくなって高崎線に乗った。こういうことしてるから血圧が高くなっちゃったのかな・・・

posted by 鷹嘴 at 14:52| Comment(2) | スキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
無視はよくないよ。慰安婦問題は、小林よしのりさんの本読んでからがスタートラインだよ!
Posted by ボン at 2020年05月05日 14:11
こんばんは。

よしりんを批判する本を読んだのがスタートでしたが、よかですか?
Posted by 鷹嘴 at 2020年05月05日 23:17
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