2020年04月27日

2019年〜2020年スキーシーズンの思い出(4) かぐら2回目と3回目

 仕事の休みが増えちゃったけど、スキー場は随分早くシーズンオフになっちゃたし、遊びに行こうにもどこの旅館も閉まっちゃってるし、近所のスーパー銭湯も休みだし、図書館も休みだし、通ってるフィットネスジムも休みだし、ブログ書くぐらいしかやることがありません。無料Wi-Fiが使える所を探すのも難儀しておりますw
 ふと考えたんだけど、今後首都圏ロックダウンとかになったら完全に会社行けなくなるじゃん。有休使い切ったら休業補償8割くらい出るんだろ。その8割の給料でなんとか食つなぐのも一つの手かも。10年くらい。そんで定年になったら退職金貰うか。その前に会社潰れるだろうけどw


 3月16日、今度は車でかぐらスキー場に出かけた。前日にタイヤチェーンの付け方を練習したから大丈夫だ、たぶん。1年たつとすっかり忘れちゃうのね。
 朝4時ごろ出発し所沢インターから関越道に乗った。しかし車だと大変だね。新幹線だとあっという間なのに。在来線だと車で行くより遅いけど寝てられるのに。埼玉県を脱出するまでがダラダラ長いな、体感的には。群馬に入ったら居眠りしてる余裕はないぞ。3車線から2車線になるし、赤城あたりで登り坂やカーブが多くなるし、沼田あたりで道端の畑が薄っすらと白くなっていてこの先が不安になるし、水上に近づくと路面がなんとなく濡れたような色に見えて(気のせいかも)恐怖と不安が増してくるし。関越トンネルはすさまじく眠くなるし。土樽パーキングで小休止、結局路面は全然余裕だった。
 湯沢で降りて同行者を24時間入浴施設で降ろした。予約した旅館も近いはず(ところがかなり歩いたらしい)。一応誘ったけどさ、「雪崩に巻き込まれたらビーコンとプローブで探してあげるよ♪」って脅したらビビって断られた。そうだよな万年初級者をバックカントリースキーに連れて行くなんて絶対やっちゃダメなことだよな。国道17号も路面は全く問題なし、無事に到着、ほぼ晴れ。

 さて今回は初めてシールで登ってみようかな(それ用の板もレンタルすることになる)。ところがこの日は5ロマ(第5ロマンスリフト)は強風のため運休!ということはKG-1(かぐらゲート)にたどり着く方法無いじゃん。だったらレンタルしても意味なし。仕方ない今日は諦めよう。
 というわけで前回と同様に第1高速リフトを往復していたが・・・麓は晴れてたのにだんだん雪と風が強くなるなあ。麓とは天候が違うことも多いからね。
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 雪が深い所は無し、硬いところが有り。それでもジャイアントコースなど滑っていたが、何と第1高速リフトが強風のため運休になってしまった!
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 第1高速リフト乗り場に(この写真の左方向)行っちゃうと板を担いで戻ることになっちゃうから、閉鎖の看板が建てられた

 仕方なく第1ロマンスリフトを繰り返し滑った。まあこのリフトでもかぐらメインゲレンデとテクニカルコースを選択できるからいいか。テクニカルコース方面に行こうとするが、リフトを降りてすぐの所がバリバリのアイスバーンになってやがって恐ろしい。テクニカルコースは深くて硬くなったコブばかりで恐ろしい。しかもボヤっと滑っていると第1高速リフト乗り場に行っちゃうからな。今日は運休してるから板を担いで登ることになるぞ。
 それにしてもスキーヤーもスノボも、林の中を器用に滑っていくなあ。ロープ張ってないから立入禁止じゃないと思うが。そのうちこのリフトまで運休になってしまった!かぐらエリア全滅!仕方ない帰るしかない。そのうちかぐらゴンドラも運休になった。

 これじゃあまりにもつまんないから「みつまた第1リフト」脇の、スキーヤーたちの暗黙の了解の下に形成されるコブコースを滑ってみた。3つ目のコブくらいでコースアウトしちゃうけど。それにしても俺の板は安物だし古くなってきたけど、まだまだ全然使える気がする。小回りが効くような気がする。
 さらに「ファミリーコース」の脇の林の中にスノボがどんどん入っていくので俺もついていった。ロープ張ってないから立入禁止じゃないと思う。ちょっと登り坂になってるから勢いつけて入ってったら、狭いけどちょっと面白かった。出口を探すのに迷ったけど。それにしてもこんな下山したのにまだ雪降ってるんですけど?

 駐車場に戻ってみたら、俺の車に10cmくらい雪が積もってたぞ。こりゃチェーン付けなきゃダメだ。スタッドレスタイヤじゃないからな。前日に練習したのに散々手間取った。そして国道17号に出たが・・・除雪車が往復しているようで、もしかしてチェーン付けなくても大丈夫だったかも。しかも峠を越えたら全然着雪してないし。もっともチェーン付けなきゃ駐車場から脱出できなかったかもね?(かぐらの駐車場には雪を溶かすため水を吹き出す設備があるが、残念ながら駐車場全域ではない)チェーンの振動に耐えながら旅館に向かった。前も泊まったことがある、ガーラ湯沢駅が見えるとこ。
 夜中に風呂から外を眺めてみたら、再び雪が激しく降ってるぞ!なんと俺の車が再び真っ白!駐車場も真っ白!こりゃ明日もチェーン外せねえなあ・・・。



 ところが朝になったら旅館の駐車場の雪はすっかりなくなっていた。水撒き設備のおかげだな。朝飯食ってもうひとっ風呂浴びてから準備。泊まるといつでも立ち上がりが遅いんだよ。
 悩んだけど万が一に備えてチェーン付けたまま出発。同行者には近隣の入浴施設で時間を潰してほしかったが、在来線で帰るってさ。運賃もったいねえなあw けっきょくこの日もチェーンは必要なかった。もう3月だしね。暖冬だし。
 そういうわけでビーコン・スコップ・プローブに加えてシールと板をレンタルした。シールは4FRNT、板はK2の「マインドベンダー85」ってやつ。丈が170cmもあって幅も広いな。これ本格的山スキー用だろ。エッジも触ると切れそうだし。俺みたいなヘタッピには宝の持ち腐れだな。それこそさ、トレースが出来てない深い斜面を登っていくとか、腰まで埋まるような深さの急斜面だろうと緩斜面(普通の板なら立ち往生)だろうと滑るとか、アイスバーンの急斜面を滑るとか・・・。ちなみに俺は体重80kg超だからお店のスタッフと協議の結果、解放値を「8」にしてもらった。安易ですか?新雪で板が外れたらどうすんのよ。弁償どころか下山できなくなって、レスキュー呼んで救助費用たっぷり取られるぞ。つーか携帯の電波届かなかったら即身仏だw まあ「7」ぐらいで良かったかもな。
 滑ってみるとエッジは恐ろしいほど効くし、俺がヘタッピだしこんな本格的な板に慣れてないせいだけど滑りにくい。

 立ち上がりが遅かったのでKG-1通過が昼頃になってしまった。いちおう登山計画書には1周目は中尾根南斜面、2周目は「反射板」⇒田代落し、と書いておいといたけど。無理だと思うけど。
 シールを付けるのは初めてだけど意外と簡単だった。いくら俺でも上下逆さに付けるとか裏表反対に付けるほど馬鹿じゃねえよw 先端に金具を引っかけて、終端のゴムベルトをちょっと調整して留めるだけ。ところでシールを板に貼り付ける面がベトベトしていて、保管するときはこの面に網みたいの貼ってあるけど、この網を風邪で飛ばされないように気をつけてください、と注意された。ビンディングの登るときと滑るときの切り換えも簡単だった。
 さて登り始めたが、やっぱりスノーシューより楽だな。スノーシューだと斜面をトラバースするとき歩きにくくてビーツから外れてしまうこともあったが、シールだと楽勝。スピードも出るし。先行するパーティに追いつけるほどではないがあまり引き離されない(笑) まあ疲れるのは同じだが。もちろん既にトレースが出来ているところを進んだ。
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 苗場山はいつ見ても豪快だなあ

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 1時間程度で中尾根の頭に到着。シールを外して滑走の準備、中尾根南斜面を攻めるぞ!ところが中尾根の頭から実際の滑走開始地点に行くまでアップダウンがあり、シールを外してしまったので高低差3mくらい損したな。まあほとんど変わらないけど。
 そして新雪に突っ込んだ!すげえ深い!パウダー!キモチE!俺のスキー人生の中で最高のパウダーかも!ところがヘタッピなクセにいい板を借りちゃったもんだからターンの切り替えのたびにコケる。もったいねえ。
 上の方から数名のスノボが奇声を上げながら降りてきたが、叫びたくなる気持ちも分かる。この日は天気が良くなったけど夜中まで雪が降っていたようだし、気温低いし、南斜面だけどそんな雪質に影響なかったと思われる。あっという間に降りきっちゃうけど。

 和田小屋まで降りずに狭い林を通って5ロマ乗り場に向かったが、15時までにスキー場のコースに戻るルールがあるので時間的にちょっと無理、2周目は断念。5ロマ南斜面(田代落し)は荒れ放題、まともに滑れなかった。「反射板」の方から降りれば新雪を楽しめたと思う。
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5ロマ降り場付近にて。あれが「反射板」か

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 ちなみに今年は暖冬のせいか、「一本木」より尾根の先の方に(というか一本木のすぐそばにも)クラックが大量発生しておりますな。いつ雪崩が発生してもおかしくないような・・

Screenshot_20200317-140122 - コピー.png
 ちなみにこれはGPSアプリ「YAMAP」に記録された軌跡。リフトを登っているときのも記録されちゃうんだなw

 あとは第1高速リフトを数回往復して下山。ほとんど無意味だったチェーンを外すのにまた手間取った。エンジンかけるときちょっと緊張したな。スタンドでバッテリー弱ってるから交換お薦めって言われてたから。
 帰りの関越道もしんどかった。車だと疲れるし、眠いし、酒飲めないし、お薦めできない。二酸化炭素も余計に排出するしね。
posted by 鷹嘴 at 17:46| Comment(0) | スキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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