免許取れたら、本田のVT、ってバイクを買おうと思ってたよ。250ccだよな。昔、知り合いが乗ってたし。ごく普通のバイクって感じだろ。遠くに出かけるのも、峠を攻めるのも、通勤とか日常の移動手段にするのも、何に使っても変じゃないって感じじゃん。ところが知らなかったけどそういう名前のシリーズはとっくの昔に無くなってたw そりゃそうだな車の車種だって人気なくなれば消滅するもんな。
とにかく普通っぽいのがほしい。間違ってもレーサーレプリカ?って言うんだっけ、フルカウルのバイクなんて恥ずかしくて乗れない。下手っぴだし、初心者だし、それに革ツナギのレーシングスーツとか着てなきゃ変だろ。車と違って服装にも気をつけなきゃ。それに腹が出てるからそんなの着てもみっともないし。
分かってますって!!車と違ってバイクは乗ってる人がかっこ悪いと台無しだからね。
— 熊猫 (@heng2yu4) March 10, 2023
バイクだけならかっこいいよ。
バイクだけなら。 https://t.co/xWLwBq8bRq
普通の、要するに昔のマンガ「750ライダー」に出てくるバイクとか(もちろんあれはナナハンだけど)、初代ルパン三世のエンディングテーマで峰不二子ちゃんが乗ってるバイクとか(あれも大型っぽいけど)、要するに、「ネイキッド」のバイクがほしい。(ネイキッドのバイクってゆう言いかた、フルカウルのバイクが流行ってきたんで区別するために使われ始めたような気がするけど、どうなんでしょうね?)
だったらやっぱり、教習所で乗ってるCB400スーパーフォアか。ところが2022年10月で生産中止になり、グーネットとか見ると新車の倍近い値がついてる!買えねえよ。そもそも400にするか250にするか迷ってるし。中古でいいと思うけどいっそ新車買っちまおうか、って気もするし。スズキのジクサーってゆうのも気になる。かっこよくて安いし。すごく人気あるみたいだからどうせ半年待ちとかだろうな。
まず練習がてら、レンタルバイクに乗ってみるか。ということで最寄りの「ホンダドリーム」で「CB250R」というバイクを借りることにした。
いまどき店で予約するんじゃなくて、ネットで予約だよ。しかも借りるとき店頭で現金とかカードで払うんじゃなくてスマホで決済だよ。まあ俺でさえスマホを持ってる時代だからな。まず会員登録だ。
反社会的勢力の人はお断わりだってさ。ヤクザとか、総会屋とか、「社会運動標ぼうゴロ」とか「政治活動標ぼうゴロ」とか。ゴロってゴロツキのこと?要するに俺みたいな奴のこと?ゴロってるつもりはありませんよw
パソコンで会員登録とレンタルの予約をしたのが2023年1月16日だったかな。免許を取れた日じゃねえかよ。意外と気が早いな俺。ってゆうか早く乗らないと運転忘れちまうからね。借りるのは1月20日、8時間のレンタルだ。店は「ホンダドリーム」だが、レンタル事業は「Honda GO」だ。
ところが前日、念のためスマホでログインしようとしたが、パスワード入れたけどログイン出来ない!おかしいと思ってパスワード再設定したけど、再設定の通知も届かない!ところがパソコンでやってみたらちゃんと再設定できたよ。おかしい。何度か試したらログインできた。システム的におかしいんじゃねえの。怖いからログインしっぱなしで寝た。パスワード間違えてロックかかると30分はログインできねえってゆうし。ちなみにバイク借りた次の日だったかな、「Honda GO」からメールが来た。アンケートのフォームに、バイクには満足、お店の対応も良かったけど、ログインに関して上手くいかないことがありました、と書いたけど、改行しようと思ってリターンキー押したら途中なのに送信しちゃった。下書きしてなかったから不具合の細かい内容は忘れちゃった。
というわけで2023年1月20日、初めて教習所のコース以外でバイクを乗ることになった。まずバイクの傷のチェック。おいおいレンタカーみてえじゃんかよ。コケて傷をつけたら修理代取られるのか。補償プランがあるからバイクぶっ壊しちまっても全額弁償しなくてもいいけど、安い方のプランを選んだから細かい傷の補修とか全額取られるんだろうな?バイクって傷が付く乗り物なんじゃねえのかよ?「こち亀」で、白バイ隊員本田の親父さんが言ってたじゃん。そりゃ、いくらレンタルバイクでも傷だらけじゃ嫌がる客もいるんだろうな、ユーチューバーとか。立ちゴケしないように気をつけなきゃ。
それとバイクの簡単な説明。後ろのシートの開け方とかガソリン給油口の開け方とか。満タンにして返してくれってさ。ますますレンタカーみてえだな。
ホンダのCB250R、というバイクを借りました。
— usachanたかぽん (@usachanko) January 20, 2023
いいバイクなのに、
どんくさい運転しちゃってごめんなさい。
ビビってて、前の車に全然追いつけない。
60km/hくらいしか出せなかった。
借りた記念だと思って、6速にも入れてみましたw pic.twitter.com/xdnkC8Bom8
ちなみに当方は身長171cm、踵は地面につかなかった。足の短さには定評があるからな。別に不便はなかったけど。教習所のバイクより軽いから取り回しは楽だったな。小っちゃめボディだし、かっこいいし、欲しくなった。
さていよいよ出発だ。1速に入れて、恐る恐るクラッチを繋いで大通りに出て、すぐ左に曲がるからウインカー出さなきゃ、焦ってクラクション鳴らしちゃった。ところが2速に入れたらいきなりエンストしたw
とりあえず真っ直ぐ真っ直ぐ進んで、近くの運動公園の周りでさっきの現象の再検証だ(笑) グラウンドの周りの狭い道をゆっくり回ってみた。2速で左にゆっくり曲がると、ガッポンガッポン振動してエンストしそうになる。そういうことか。
教習所のバイクって、1速で発進したらすぐ2速に入れても大丈夫だろ。小走り程度の速度のままでも(教習所の車もそうだろ。俺の時代はAT限定なかった)。2速でゆっくり直角に曲がってもエンストしないだろ。
だけど教習所のバイクはCB400スーパーフォア、400ccで4ストローク4気筒。
このバイクはCB250R、250ccで4ストローク単気筒。
単純に排気量が大きい方が低速に強いに決まってる。それにシリンダーが複数あるから、吸気→圧縮→燃焼→排気のタイミングをずらせるじゃん。よく分かんないけどクランク角(参考)をずらせるってことだ。
単気筒だったらクランクが2回転する間に燃焼は1回しか起こせないが、2気筒以上だったら燃焼を2回以上起こせる。単気筒だったらエンジン2000回転なら1分間に爆発が1000回しか起こせないが、2気筒だったら2000回起こせる。しかもタイミングをずらせる。たとえば片方が燃焼してピストンを押し下げているときにもう片方は圧縮している。だから単気筒より2気筒以上のほうが低速に強いに決まってるよな。だからこのバイクで、教習所のバイクと同じ感覚でチンタラ走ればエンストするに決まってるよな。
これに注意して走り出したが、やっぱ公道をバイクで走ってみると、こわいwww 教習所で(車とバイク兼用の)30km/hキープの区間を初めて走ったとき、車なら80km/h出してるような緊張感があったが、公道はもっと怖い。50km/hでも車で100km/h出してるような恐怖感がある。
「伝染るんです」で有名な吉田戦車先生も一時期バイクに乗っていたそうだが、免許を取ってバイクを買って初めて公道を走ったとき、「こわい。こんなの乗りたくねえ」と感じたそうな。
それにコーナーも怖い。バイクは身体を倒さなきゃ曲がれないし。コケたらどうしよう。吉田先生の作品には「タイヤ」という、バイクを題材にした4コマもあるが、主人公がコケて「薄れゆく意識の中」で、バイクはなんでコケるのか考えた。「タイヤが二つしかないからだ。だったら4つあればいい。世界初のノーコケバイクだ!」というのを想像していたら通りすがりのカエルに「それじゃ車だよ」と突っ込まれたが。コーナーでビビってるバイクって情けないよね。コーナーは攻めるもんじゃん!?
そういうわけでビビりながらさいたま市東部や越谷市を何となくうろついた。うっかり国道4号線に入っちゃってすっげえビビった。コンビニ入るときヘルメットを脱いで抱えたが、メットホルダーあったんじゃないかな。それに、埼玉スタジアムとか浦和美園駅付近を走ってるとき、大してスピード出してねえが、なんだか横風を感じて怖かった。午前中は天気よかったのになんだか寒くなってきたな。それに内股の筋肉が吊ってきた!ニーグリップの力を入れすぎかな。
それにしても動くシケイン状態だったな。軽やトラックに追い越される!原チャリに左側から抜かれる!大型トラックに追いつけない!60km/hくらい出してみても追いつけない!そりゃそうだ5速で走ってんだから。250ccバイクだから回さなくてどうすんだ!!ちなみにこのバイクの最大トルクは7750rpmで発生するそうだが、そこまで回す意味はないけど。
それとね、取り回しは楽だったな。教習所のバイクよりだいぶ軽いからな。ところでバイクは細い道でもUターンが楽だよな。もちろん俺はUターンも苦手だから細い道で一発でUターン出来なけりゃ、クラッチ握って両足でバックして切り返したり、エンジン切ってバイクから降りて向き変えるけど、車より全然楽だ。
返却の時間に遅れないように、給油して早めに戻ってきた。70kmちょっと走ったけど3.2ℓ しか入らなかった。まず傷のチェック、ちょっと待たされた。大丈夫だよコケてねえよ!
それと「何かお気づきの点は?」って聞かれたから、
「2速から1速に戻すはずがニュートラルになっちゃって、1速になかなか入らないことがあった」
って正直に言った。余計だったかな。
そしたら
「まだこのバイク走行距離350kmだったから、ギヤが馴染んでないんですよ」
バイクってそういうもんなのか。それにしてもまだ350キロって、ほぼ新車じゃんかよ。こんなピカピカの新車のバイクでどんくさい運転しちゃってごめんね。
このバイク気に入ったけど、新車は半年待ちだって。生産終了しちゃったCB400スーパーフォアの新車は、「難しいですねえ・・・」って言ってた。要するに無理ってことだろうね。
というわけでこのバイクとはお別れ。せいぜい7時間の付き合いだったけど、何しろ初めて公道走ったんだからな。いい経験になったと思う。