2023年09月24日

【2023年3月〜】バイクの練習してます(2)

 2023年3月23日の話、続き。芦ノ湖から御殿場に下りて、「かつや」で昼飯。せっかくだから山中湖まで行って、国道413号で道志村を通って帰るか? かなり昔、車で通ったことがあるが、山ん中の細いクネクネ道、という印象しか残ってなかったが、あんまりクネクネじゃなくて道幅もある走りやすい道だった。


 そして「道の駅どうし」で休憩。バイクだらけ何十台も並んでる!俺は名前すら分かんないが、かっこいい大型とか、拘ってる感じのバイクが大集結!壮観だったな。もしかして今、「バイクブーム」が再来してるわけ?

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 人様がなるべく写らないように記念撮影
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◇ 第12世代バイクブームが到来中! 量より質、モノからコトへ<前編> - ForR

 かつて、「バイクブーム」と言っても差し支えない時代があったことは承知している。何しろ俺ですら、車より先にバイクの免許取ろうとしたもんな(挫折したが)。職場でバイク乗ってる奴も少なくなかったし。バイク乗るのは「かっこいい」だろう、って思い込んでる奴が多い時代だったな。不良っぽさとか、が。
 前回も貼った記事によると、かつての「ワイルド7」、少し後の「750ライダー」、さらに後の「バリバリ伝説」「あいつとララバイ」などのマンガの人気も、バイクブームを盛り上げた一因らしい。関係ないけど俺は餓鬼のころ、従兄の家で「ワイルド7」や「カムイ外伝」を読んだとき、後者が大好きになって、「カムイ伝」も全巻読んじゃったな。俺は「シャコタンブギ」「頭文字D」などの車のマンガは読んだが、バイクのマンガはほとんど読んでない。今度ブックオフで復刻版をまとめて買ってくるか?
 昔はコンビニに必ずバイクの雑誌あったよな。「バリバリマシン」とか。今では、車の雑誌はだいたいあるけどバイクの雑誌は滅多に見かけないな。そもそも雑誌はあんまり売れない時代になったけど。

 バブルのちょっと前かな、「ホイチョイ」の「見栄講座」ってゆう本があったでしょ。何をするにもファッションから、見た目から入れってゆう指南書(?)で、たとえば「見栄テニス」だったら、高校時代本気でテニスをやっていたような女性にはいくら可愛くても声をかけてはならないとか、「見栄スキー」だったら、コケそうになったらどんくさい奴にわざとぶつかってそいつのせいにしろとか、飛行機でスチュワーデスをナンパするとき、あえて「スチュワーデス物語」の話をしてみろ。彼女たちあのドラマを馬鹿にしつつも、意外と観てるかも。ただしグアムあたりに実弾射撃練習に行くヤーさんには気をつけろ、派手にナンパしてると説教されるぞ・・・などと、とにかく中身は伴わなくていい、女性の関心を惹くため、周りに馬鹿にされないため、見栄を張れ・・・というしょーもない内容だった。こういう軽薄な時代に対する皮肉だったのかもね。作者自身も、自信がある人はこんな本読まずに自然にふるまえばいいって書いてたし。
 ところがこんなミーハーな本に「見栄バイク」ってゆう章があったんだよ!もちろんコーナーの攻め方とか膝の擦り方とか書いてあるわけがない。ちなみに「気まぐれコンセプト」にも、ときどき鈴鹿8耐の話とか出てきたな。作者がバイク好きなのかも。要するにさ80年代のころは、こんな本にバイクの話が出てくるほど、スキーや海外旅行などと並んで若者にとってバイクは一般的な娯楽だったんだろうね。

 さて現在、ホントにバイクブームが再来しているのか分からんけど、昔みたいに猫も杓子もバイク、ってゆう状況になるわけがないし、一部のマニアが内輪で楽しむだけだろう。ってゆうか今後は何が流行しても「キメハラ」(笑)みたいなこと起こるわけがないと思う。趣味が多様化してるからね。俺が若い頃は車もバイクも持ってない、免許持ってないって言ったら変人扱いされたけど、そういう同調圧力?みたいの無くなりつつあるんじゃない?
 だけどバイクに乗り始めた俺としては、バイクブームがもうちょっと盛り上がってほしいなと思って・・・「ばくおん!」だけじゃ役不足だから、またバイクを題材にしたアニメが出てこないかな、とか思う。「リターンライダー」である父親が生産終了直前に買ったCB400スーパーフォアに乗りたくて教習所に通う女子高生のCB子ちゃん。同級生には、峠を攻めていて派手にコケて走り屋男子に救出され、その男子を巡って峠のクイーンと三角関係になるニンジャ子ちゃん、大型バイクをいつもピッカピカにしてるのに道の駅でおっさんたちにガン無視された怒りでドレスアップチューンが止まらなくなったレブ子ちゃん。彼女たちが織りなす、恋とバイクと青春の群像劇!みたいのどうかな?

 さて、相模湖でちょっと休憩して、もう夕方だな。明日仕事だから早く帰んなきゃ。中央道+首都高はこわいから乗りたくない。一般道だと、昔国立のアパートに住んでいた経験からだと、ここから国立まで約2時間、国立から浦和まで約2時間か。仕方ないな。国道20号の大垂水峠を通ったけど、路面の(走り屋対策の)デコボコが減ってて助かった。しかし、広くて走りやすいよね。かつて走り屋の車とバイクが結集してたのも理解できる。もちろん俺は初心者だからチンタラ運転、渋滞気味だから助かった。こんなとこ一般車もかなり飛ばすからな。
 ところで大垂水峠を過ぎてからなぜか長いトンネルにはいちゃって引き返したよ。その後も、部分的に名前が都道になってて悩んだし、国立からは府中街道で帰るつもりだったがかなり迷って(車でも、最近は通ってない)、やっぱり自宅まで4時間以上かかった。


 その後、泊りがけで行ったのは秩父と湯西川温泉だけだが、日帰りで秩父方面、奥多摩方面などに何度も出かけている。国道299号の「道の駅あしがくぼ」もかっこいいバイクだらけで肩身が狭かったな。三峯神社へのクネクネ道は面白かったけど、お参りするとき以外は通るつもりないね。定峰峠みたいな「酷道」は走りたくない。筑波山は一度しか行ってない。バイクで走れる道は筑波神社に登る道だけ、筑波スカイラインも、ちょっと離れた道祖神峠もバイク通行禁止。房総半島最南端の岬まで行ったこともあるが、出発が遅かったせいで鋸山あたりで薄暗くなって、帰りは明け方になっちゃった。ちなみに鋸山登山自動車道もバイク通行禁止。埼玉県の中では有名な間瀬峠もバイク通行禁止。どこもかしこも、俺と同世代ぐらいのライダーたちが事故りまくったせいだろうな。いろは坂は登りも下りも一方通行、しかも二車線あって楽しすぎ。夜中になると国家権力が待ち受けてるかもね?

 俺も半年経って、やっと普通に(一般の乗用車と同程度の速度で)運転できるようになったかな。もちろんバイクには全然敵わない。走り屋っぽい車にも、スポーツカーじゃなくてもやたら飛ばしたがる車にも、すぐ譲っている。
 こんな俺が言うのは気が引けるが・・・昔からの疑問だが、バイクより車のほうが速い、ってみんな言うじゃん。そりゃ高速道路でポルシェとかZとかのハイパワー車を相手にした時の話だろ。知り合いが高速道路をバイクで220km/h出してたが、セブンにぶち抜かれた。しかも抜かれたとき、シフトアップする音が聞こえたってさ。抜くとき230km/hだったとして、それからトップギヤに入れて、いったい何キロ出ちゃうの?まあ、外車は知らんけど国産車だったらタービン交換とかフルチューンした車だろ。俺が今まで乗ってた車で一番速かったのはシルビアK's(S-13)、リミッターカットすれば190km/hくらい出たかもしんないが、それじゃ大型バイクには敵わないだろ。車もバイクも大したのに乗ったことのない(乗るつもりもない)俺には関係ない世界の話。
 そりゃそうと俺のバイク、最高何キロ出るんだろう?試すつもりないけど。仮に160km/hくらい出たとしても、風圧や路面の荒れが恐ろしすぎる。最近の車なんてそんなスピードでも全然安定してるんじゃねえの?
 250ccでも、フルカウルのスポーツバイクだと160km/hくらい出るのかな。ネイキッドだと140か130程度かな。でもそれじゃ俺が乗ってたシルビアにも抜かれるぞ。140しか出ないってのは、そこまでの加速にも時間かかるってことだろ。それにさ、180km/hまで出る車と200km/hくらい出そうなバイクで競っても、そんな速度域じゃバイクは前からの風圧や横風、路面のギャップが恐ろしい。バランス崩せば確実に死ぬだろ。俺だったらフルカウルのリッターバイクに乗っても絶対無理。やっぱ、バイクに乗ってる人間に言わせりゃ、体感的にも「バイクより車が速い」んだろうね。

 もっとも、いつでもヘッポコ運転の俺でもスタートダッシュは車より有利だ、と感じている。軽いからな。2速で50km/hなんてあっという間だし。まあバイクでも原チャリでも本能的に、スタート後はそのくらいまではスピード出すよね。
 それとね、バイクは車よりコーナーが弱い!という話も昔から聞くけど、そりゃそうだろうね、車は4つのタイヤで踏ん張ってるんだから。初心者の俺が言うのもなんだが、近所のちょっとしたコーナーで、同じくらいの速度でも、車で走ったほうが全然安定感がある!スポーツカーじゃないよ大衆車だよ。バイクは倒さなきゃなんないからね。
 それに最近の車はサスがしっかりしてるんじゃないの。新型ハチロクとかサスそのままでも峠走れるだろ?(最近どころか、俺が乗ってたS13シルビアK'sでさえも、ノーマルのサスで峠走れたぞ。ハチロクのノーマルサスはフニャフニャだったけど)サスがしっかりしてれば頻繁なハンドル操作がやりやすいし、外側のタイヤの外側部分で踏ん張っちゃうのは同じでも、ロールが少なきゃ接地面積あんまり減らないだろ。

 しかしハチロクで峠で遊んでいた経験から言わせてもらえば、バイクには峠でもどこでも全く歯が立たない!ところがバイクに乗っている知人に聞いたところによると・・・バイクは60km/h ⇒ 70km/hの加速なんて、一瞬だ!峠バトルの速度域はせいぜいそのへんまでだろ。だから峠じゃバイクのほうが速いんだ・・・と。たしかに分かる。
 ところで車だったらタイヤが鳴きはじめたら限界に近づいてるな、って分かるだろ。ケツが滑ってちゃっても、アクセルを戻し過ぎずにカウンター当てれば立て直せるだろ。しかしバイクで滑ったら、よっぽど上手くコントロールしなきゃ立て直せないだろ。YouTubeをみてみると、左コーナーなら左に膨らんで左に倒れる、という事故が圧倒的だが、「ハイサイド」ってゆう現象も起こり得る。リアタイヤが滑ってビックリしてアクセルを戻すと、急激にグリップが回復して、反対側に転倒する。左コーナーで左に倒れそうになったのに、右側に倒れちゃうんだ。ライダーはウルトラマンみたいに飛んでいくw

 普通の?転倒も、ハイサイドも一瞬の現象だ。よっぽどの腕前じゃないと立て直せないだろ。こういう点でもバイクは恐ろしい。

 ところで、車は「おつり」を貰っちゃうこともあるよ。コーナーリング中にケツが滑って、慌ててカウンター当てて、今度は車が反対側を向いちゃう。今年の春頃だったかな、テレビでみた事故映像だけど、軽自動車がコーナーでケツが滑っちゃって、カウンター当ててドリフト状態になっちゃって、そのまま立て直せるように見えたが、カウンター当てすぎて蛇行しちゃって、結局イン側のガードレールにドーン!負傷者はいなかったようだが。
 恐らくは走り屋でもなんでもない、普通のドライバーだろう。いつもあのコーナーを、あの程度のスピードで走ってたんだろう。ところが何らかの要因・・・路面が乾いていなかったとか、ダンプが落した土砂が残ってたとか、何かを踏んだとか、たまたま雑なハンドルさばきをしてしまったとか・・・そのせいでケツが滑ったけど、まあ大抵のドライバーはカウンターを当てたことがあるのはせいぜい雪道や凍結路じゃないかな。それでも上手く操作できれば事故を回避できたはずだが、慣れていなけりゃ無理だし、そもそもケツを滑らすつもりなんかあるわけない。
 要するに限界のスピードはまだまだ、と自分では思っていても、不意に限界を超えて、極限の対応が必要になるのは車もバイクも同じだ。だから車もバイクも安全運転をお薦めしたいね。公道では。


 というわけで最後に、バイクを車と比較して、メリットとデメリットを書いてみるか。

バイクのメリット:
・車と比べりゃ、買う時の値段が安い。点検もパーツも車より安いんじゃない?
・税金も高速道路も安い
・車庫証明がいらない
・加速がいい
・燃費がいい
・狭い交差点でも見通しが利く。一般的な乗用車より首の位置が高いのもメリット
・狭い道でもUターンが楽。俺みたいな下手っぴなら、バイクから降りて取り回しすればいい。エンジン切れば歩行者だw
・バイクにはバックギヤついてないよ。だけど狭い所でも取り回しで向き変えられる。車じゃ無理だろw
・路肩に停めても、車と違ってあんまり邪魔にならない
・渋滞してても、すり抜けしちゃえばいい。もっとも俺は未だに怖くてすり抜けできないよ。すり抜け事故も多いようだから要注意!

バイクのデメリット:
・倒さないと曲がれない。けっこう怖い
・高速道路や長い橋などで、前からの風圧と横風が恐ろしい
・路面の荒れが恐ろしい
・教習所で教わったが、構造的に歩行者の飛び出しなど急な回避が苦手(参考)。車ってハンドル回せば左右の前輪が同じように向き変えるだろ。誰が考えやがったんだ天才かよw
・車より急制動が弱い
・ルームミラーが無い(当たり前だw)。だから左右のミラーで真後ろも確認しなきゃならない。気付きにくいのは俺だけ?
・初心者だから、いま何速に入ってるのか分からなくなることが多い。交差点で3速から2速に落とすつもりが、実は2速で走ってたから、1速になっちゃって、強烈なエンジンブレーキが・・
・ウインカー戻すの忘れやすい(俺だけ?)
・カギ回せばエンジンかける前に勝手にヘッドライトつくけど、バッテリー大丈夫かしら?
・乗ってるとあんまり意識してないけど、エンジンやマフラー音がけっこう大きい。アイドリング状態でもうるさい。近所迷惑にならないように、出かけるときはすぐ発進、帰ってきたらすぐエンジン切る。たまに車で高速道路に乗ると、静かで上品だなあ、って思うぞw
・立ちゴケもあり得る。俺、カカトが地面につかないからな。悪かったね短足でw
・コケると起こすの大変。練習してても本番だとあたふたしちゃう
・雨降れば濡れっぱなし
・冬は寒い。身体の芯まで冷えてきて、どっかスーパー銭湯とか入りたくなる
・夏は暑い。走ってもドライヤーの生温かい風を浴びてるみたい。それにエンジンからの熱でタンクが触れないほど熱くなる。キンタマ焦げそう
・真夏以外だと、おしっこが近くなる(俺だけ?)
・半袖、短パンも違反ではないが、コケたら皮膚がずりっと剥がれるかも?体験談求む
・ヘルメットのシールドを閉めると暑い。曇ることも
・ヘルメットのシールドを開けると目にゴミや虫が入ってくる。大きな蛾っちゃんが頬骨とヘルメットの間に挟まり、数百メートルタンデムしたこともw
・飲食できない。タバコ吸えないw
・どんなカッコイイバイク乗っても、乗ってる人間がダサけりゃ台無しw
・何よりも、身体がむき出しなのに車と同じ、場合によっちゃ車以上のスピード出してるのってさ・・・コケれば大怪我、バイクは壊れる、車とぶつかれば死ぬのはこっちだw

 どう考えてもデメリットのほうが多いな。なのになんで俺たち、わざわざバイクに乗るの?分かんねえな。まあ俺の場合、ボヤボヤしてっと免許返納したほうがいい年齢が近づいてくるからな、いまのうちに乗っておかなきゃ。大型免許取りたいんだったら早いうちに通わなきゃ。俺が通った教習所は卒検受かってから1年以内に申し込めば割引あるってゆうから。
 もっとも今のバイクは12月の車検を通すつもりだし、大型免許取れても乗り換える予定は今のところない。今のバイク古いからそんなに長持ちしねえだろうけど、次は何を買ったらいいのか、大型がいいのか400cc以下でいいのか、決めてない。考えつかない。現時点でもっとも気になるバイクはホンダのジェイドだな。けっこう古いから無理だなあ。
 そもそも、バイク買っちゃったけど、いったい自分は何をしたいのか、よく分からない。運転は上手くなりたいけど。もちろん北海道とか日本海側とか、うんと遠くへツーリングはしてみたいね。そんで、誰もいない海岸沿いの駐車場で一服しながら、歳だからそろそろバイク止めるか。それにしても下らない人生だったな、遅すぎたけどバイク乗り回したのだけが楽しい思い出だ、とか回顧してみるとか?
posted by 鷹嘴 at 20:36| Comment(2) | TrackBack(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
管理人様
shinoshiです。

ブログ
・「失われた細川内閣以降」から脱却を
http://botsubo.publog.jp/
を運営しています。

党議拘束の撤廃、中選挙区制に戻す、選択的夫婦別姓の導入、日米安保の破棄などを主張しています。是非、ご覧になって下さい。

以上、あなたのご活躍を期待しています。
Posted by shinoshi at 2023年10月09日 14:09
shinoshi様

コメント承認が遅くなって申し訳ありません。

ブログ拝見しました。

今後ともよろしくお願いいたします。

日米安保破棄に向けて、ともに闘いましょう!
Posted by 鷹嘴(管理人) at 2023年11月13日 11:27
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