2024年10月19日

バイク専用サーキットで走ってみました(1)

 「クイック羽生」のような低速コーナーばかりのコースは、基礎的な練習になると思うけど(後からそれを強く思い知らされる)、やっぱ、バイク専用のサーキットで走ってみたい!そのためには、フルフェイスのヘルメット以外にも、最低限、レーシンググローブ、レーシングブーツ、革製のレーシングスーツが必要だ。セパレートじゃなくてツナギにしなきゃ。セパレートタイプ許可のサーキットもあるが、ツナギじゃなきゃダメっていうとこもあるから、ツナギにしといたほうが無難だろ。しかし俺の腹に合うサイズのはバイク用品店に置いてないから、通販で買うしかない。 試着せずに買うことになるが。
 スピード・オブ・サウンドってゆう製品に、俺の腹回りに合いそうなLLの2ワイドのがあった。背丈180pくらいの逞しい人が着るようなサイズだけど、俺は腹だけじゃなく全身にまんべんなくお肉がついてるからちょうどいいかも。お値段もお手頃。もちろんMFJ公認。もうこれっきゃないね。たぶん俺の腹もおさまるだろう。音速って意味だけど、SOSって略しちゃうと縁起悪いな。SOS! SOS! ほらほらスタッフ急ぎなさい、今日もまたヘアピンコーナーで、中年ライダーこけたwww


 3月24日、酒飲んで帰宅したら届いてた。早速開封し、苦労したけど着れた!脱ぐのはもっと苦労したけど脱げた!これで俺もサーキットデビューだぜ!腹回りはちょうどいいけど、足の長さが足りなくて、膝プロテクターが脛プロテクターになっちゃう懸念もあるが。
 ちなみにこの日は夜勤明け、東京ビッグサイトに行ってきた。モーターサイクルショーってゆうバイクとバイクのパーツなどの展示会。面白かったよ。跨るのもOKだが、どのバイクも床にがっちり固定されてんの。スタンド立てとくだけだと、やっぱ何万人も来るイベントだから、一人や二人はバイク倒しちゃって、足挟んだ頭打った救急車、そんで主催者の安全配慮が足りなかったとかで訴えられちゃうかな?



 3月26日にはレーシングブーツとレーシンググローブを買ってきた。なるべくお手軽なのを。グローブは「TAICHI」製、レース用はこぶしのプロテクターがでっかいんだね。ブーツは「KOMINE」製。足のサイズはちょうどいいけど足首を締めるのが大変。俺って足首も太いなあ。それもあるけど短足だからスーツの裾がブーツに入りすぎて入っちゃって締りにくくなってる。だからスーツを思いっきり引っ張り上げてる。腿も脛もシワシワで恥ずかしい。
 ヘルメットもMFJ公認じゃなきゃダメ、ってゆうサーキットもあるけど、そういうのってARAIとかSHOEIとか?安くても6万円くらいするんだろ、保留。今のは2022年に教習所に通い始めたときから使ってるから、そろそろ買い替えたほうがいいかも。ちなみに2りんかんで買ったMOTERHEADってゆうやつ。1万円くらいだったかな。

 以上の俺の装備で走行可能なのは、茨城県かすみがうら市の「トミンモーターランド」ということになる。
 装備はフルフェイスのヘルメット+レーシンググローブ+レーシングブーツ+レーシングスーツ(ただしこのサーキットはツナギではなくとも、上下革製のプロテクター入りなら可)、車両については音量が大きければ対策が必要だが、俺の場合はわざわざ純正マフラーに交換したから大丈夫だろう(このサーキットで走ることも想定して、純正マフラーをネットで買ったんだよ)。他にはワイヤーロックなどの対策が「望ましい」となってるけど、義務じゃないんなら大丈夫だよね?


 というわけで事前にホームページで午前中のみの予約をして(9:30〜12:30)、2024年4月16日、あさ5時半ごろさいたま市の自宅を出発しましたよ。片道80qの旅。革ツナギ着てんのに寒いから上に一枚着た。朝飯は食わずに。俺って朝飯食った後、催すことが多いからな。ツナギ脱ぐの大変だし、もし緊急事態になったら、脱ぐの間に合わなくて、新品のツナギにカレーをぶちまけちゃうからな。革だから洗濯できねえし。しかし男は革ツナギ着てても小便はファスナーを開ければいいけど、女性は面倒くさいだろうね。外環の下道で三郷まで行って常磐道に乗ろうと思ったけど、混んできたから草加で外環に乗った。川口で乗れば良かったのに。損した。外環の料金高いよね。

 土浦北ICで降りてコンビニで朝飯。カレーパン1個とトマトジュース。大食いしたらお腹が急降下するかもしんねえから。あとは国道354号、途中から脇道に入るが、やっぱ迷っちゃった。案内看板とか全然ないし、しかも入口にも看板ないし、うっかり通り過ぎちゃったよ。それでも8時過ぎに着いた。受け付けは8時半から。周囲はほとんど森、倉庫みたいのがあるだけ。バイクの音が大きくてもクレーム来ないだろうな?
 それにしてもこの辺りって、鬱蒼とした林が多いってゆうか、高い杉の木とか多いし、蓮の池も多いし、なんか神秘的な雰囲気ですな。最近知ったけど蓮の根っこと書いてレンコンと読むのね。無学ですいませんw

 まず申込書に記入し、証明写真を提出し、会員証を作ってもらった。次はビデオ講習。それから車両の準備。ミラーを外し、ヘッドライトなどに破損時の飛散防止のためテーピングし、走行券を貼りつけた。社長さんだかスタッフの方だか分かんないけど、「空気圧どうしてます?」って訊かれて、「指定空気圧まで入れてます。後輪は290kpaです」って言ったら驚かれたようで、コンプレッサーの空気入れに空気圧計ついてるから、指定空気圧の9割まで落とした。空気圧を減らせばタイヤの接地面積が増えるってことかな?通常は二人乗りすることもあるし燃費が良くなるから指定空気圧がいいんだろうな?

 それにしても…バイク専用サーキットなのに駐車場に1BOXカーがいっぱい止まってるのって、どういうこと?ありゃ、車からバイク降ろしてる。わざわざ車に積んでくるのか。ナンバーがついてないよ。積んできたバイクはサーキット専用、公道は走んないんだって。もったいない気がするけど、公道じゃ走れないほど改造してんだろうね。
 ミニサーキットだから250ccやそれ以下のバイクが多数派だと思ってたけど、そうでもない、かなりごつい大型バイクも多い。1000tとか?ここで腕を磨いて筑波サーキットの大きいほうで走るのが目標?いや最終目標は鈴鹿サーキットかも?去年死亡事故があったからくれぐれも気をつけてね。
◇ 鈴鹿サーキットでバイクレース中に4台が転倒する事故 男性1人死亡 | 東海地方のニュース【CBC news】 | CBC web (1ページ)

 ちなみに大多数がフルカウルのマシン。ネイキッドは俺以外見当たらず。もっとも俺のはネイキッドって言っても中途半端な作りだから人気でなくて生産終了にしちゃったんだろうね。モタードも見かけた。オフロードバイクをホイールとかサスとか改造してモタードにするみたいだけど、相当金かかるだろうね。
 ところで、こういう場所じゃ若者ばかりで俺みたいな中年はいないだろうな、気まずい…と思ってたんだけど、そうでもない。髪の毛が真っ白で、60は過ぎてるように見える方々も多くて、なんか安心した。まあお金と時間がかかる遊びだからな。

 そして9時半から走行開始。俺が予約したのはAコース(150cc超は全てAコース)、Bコースではスクールやっててすごい台数だった。あっちはネイキッドも多かったな。
 道路に面しているのはBコース、ちょっと下って駐車場、Aコースは駐車場からさらに下ってピットアウト、ストレートの始まるあたりから合流。ピットインは最終コーナーの手前。ここは時計回り。(大抵のサーキットは時計回りらしい)
 当然ながら3月に走ったカート場より道幅広いし、ストレート長いし、スピード出ちゃうから怖い!動くシケイン状態!ってゆうか俺初心者だからどんどん抜いてくださいw

 怖くてストレート80km/hくらいしか出してなかったら、「ストレートで頑張るのが基本!」とアドバイスを頂いて、もうちょっと頑張った。250ccでも100km/hくらい出せる人は出せるらしい。平日の午前中だったせいもあるけど、一番多いときもせいぜい5台くらい、貸し切り状態になることも。
 このAコースはシンプルなサーキットで、右コーナーを2つ抜けたら唯一の左コーナー、最後の右コーナー、そしてストレート。第1コーナー以外は10R程度のコーナー。カタカナの「フ」の字みたいな形してる。狭いところを最大限活用してるって感じ。、「フ」に挟まれた谷は遊水池っぽいんだけど。だからこういうレイアウトにせざるを得なかったのか?遊水池の周りだから利用手段ないからサーキット造れた、とか?
 ストレートは当然2速で加速、そのまま第1コーナーに入るが、エンジンブレーキかけちゃだめだね、ブレーキでしっかり減速しなきゃ。チェーンが暴れてた。外れるどころか最悪切れちゃって帰れなくなるかも。

 コーナーで全然倒せてないし、コーナー進入と、コーナー立ち上がりも、要するに全てがもの凄く遅い!だから何周も周回遅れにされちゃうんだ。ずっと2速で走ってたけど、1速も使わなきゃダメだよね。よっぽど修行しなきゃ。一応コーナーでは腰をイン側にずらしてみたが(いわゆるハングオンの真似)、倒せてないんだから膝擦りなんて全然無理、百年早い!姿勢以前の問題だよ。リーンウィズでもいいからもっと倒さななきゃ。「モタード」だと、腰をずらしてる人もいれば、リーンウィズのままの人もいたし。もちろん俺は全然ついていけない。つま先は路面にこすちゃったけど、足の向きが悪いせいだろうね。

 ところで俺のタイヤはブリヂストンのBATTLAX BT-023ってゆう、お手頃だけど一応「スポーツツーリング」も楽しめる、というタイヤだけど、「そのタイヤじゃサーキットは無理」という手厳しいご意見もあれば、初心者なら扱いやすいというご意見も。減ったらもっといいのに換えますよ。どうせサーキット走ってりゃどんどん減るだろ。走ったあとタイヤを見ると、ドリフトしたみたいに荒れてる。鼻くそというかウンコの切れっぱしみたいのが何個もへばりついてる。タイヤが削れたんだろうな。それにガソリンが半分になってた。やっぱ車もバイクも金かかるな。片道80qだし。

 そのあと、まっすぐ帰るのもつまんないから、霞ヶ浦大橋を渡ってみた。眺めが素晴らしいね。湖水は濁ってるけど。それから道の駅で一服して、お土産に煮魚のパック(鯉とナマズ)と日本酒買った。2022年7月7日、鹿島神宮などお参りした後にこの道の駅に寄ったな。バイクの免許取ろうと思い立ったのはもうちょっとあとだったな。この翌日、日本史に残る大事件が起きたことを思い出す。おかげさまで統一教会と自民党の癒着が露わになってくれたな。山ちゃんの裁判やりたくないならそろそろ保釈すれば?昼飯は「ばんどう太郎」で天ざる食ったけど、疲れてるのに、朝飯もろくに食ってないのに、食欲いまいちだった。


 5月20日に再び訪れた。相変わらず動くシケイン状態だった。2速のままなのがダメなのかな。公道なら別だがサーキットじゃ2速のまま30km/hから加速じゃダメだよね。ところがコーナーの手前で1速に落としたら後輪が滑って左右にぶれるし。強烈なエンジンブレーキかかちゃった。当然だよ、クラッチ切ったらエンジンの回転落ちちゃうから、クラッチ切ると同時にスロットル開けとかなきゃ、常識だよ。マニュアルの車に乗ってた時にやってたことを完全に忘れてた。だけど1速だとギクシャクしちゃう。
 コーナーの出口で膨らんで芝生に突っ込んじゃったときは黄色信号出てましたよ。コケなかったけど(この時の俺はコースアウトした時の恐ろしさを知らなかったw)。車はハンドルを切って曲がるけど、自転車やバイクはバイクを倒さなきゃ曲がれない。倒し方が足りなければ曲がり切れずに膨らんじゃう。公道なら事故って死ぬ。サーキットなら芝生に突っ込む。もしくはクラッシュパッドに激突、弁償させられるかも。

 ところでCBR250RRって、見てると直線で250ccにしては相当速い感じがした。”R”が2個か3個で、パワーが全然違うみたい。
 CBR250R(MC41)は単気筒で、CBR250RR (MC51)は2気筒だ。全然別のバイクじゃん。違う名前つけなきゃ。CBR250Rに乗ってる人に失礼だw
 ちなみに昔のNSR250ってゆうバイクは2ストロークで2気筒、パワーあるし軽いしサーキットでも峠でも大人気だったんだってさ。たしかにウィキペディアの項目など見ても、パワーが今のCBR250RRを上回ってるし、軽いし。だけど排ガス規制が厳しくなったんで生産終了になったんだってさ。2ストって速いのか?俺的には、小さいバイクとかゲンチャリの「ベベベベーー!」ってゆうやかましい汚い音のイメージしかないけど。いろんな伝説作ったんだろうな。
 「私の憧れてた先輩、NSRでこのコーナーを攻めててハイサイドで死んだの」
 「ごめん、バイクのこと全然わかんない。俺は安全運転だから安心してくれ♪」
 などと喋っていた直後、フルカウルのやかましいバイクにインから抜かれた。危ねえな、事故って死んじまえ!と思ったが、コーナーの先は長い直線なのに、なぜかバイクの姿が見当たらない。ふと横を向いたら助手席の女が消えていた・・・! これじゃただの怪談だw

 俺もNSR250が峠を席巻してた時代に、バイクの免許を取ればよかったな。そんで膝擦りとかチャレンジしたかったな。40年前にやるべきことをいまやってるんだもんね。でも若いと無茶するじゃん、峠で事故って死んでたかもな?
 ところでリッターバイクって、1速で100km/h以上、すごいのは160くらい出ちゃうらしい。ニンジャの600tでも100くらい出るらしい。このサーキットだったらずっと1速のままでいいじゃん、楽かも?

 そういうわけでこのコンパクトでアットホームなサーキットを気に入ったけど、残念ながら、自宅のさいたま市からは遠すぎる!もっと近いところにないかな。あるんだけど。

 帰りに近くのラーメン屋に入ったけど、いまいち食欲がなかった。この日は暑かったからなあ。そんでまた常磐道乗るの憂鬱だから、せっかくだから、筑波サーキットに寄ってみた。すっげえ迷ったけど。やたらと広いね。正式名称は「一般財団法人 日本オートスポーツセンター」ってゆうのか。コース2000と1000、ジムカーナ場、オートレースの養成所もあるのか。覗いてみたら、やっぱ広くて立派。もう夕方だからみんな帰り支度だったけど、駐車場はいかにも走り屋って感じの車ばかり。ちなみにジムカーナ場の駐車場には、廃車が放置されてたし、走り屋兼ヤンキーみたいな若い衆がたむろしてて、なんだか懐かしかったw
 筑波サーキットのコース1000は、レースに出るとかじゃなくても走れるみたい。だけどホームページ見ても申し込み方法が分かりにくいし、車両の規定とか敷居が高そうだし、それにスケジュール見るとほとんど貸し切りとかイベント、一般ライダーが走れるのは月に数回くらい。ちょっと無理だなあ。
posted by 鷹嘴 at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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