(8月24日朝日新聞朝刊より引用)不当な天引き問題でついに提訴されたグッドウィルだが、この期に及んで「データ装備費」(怪我や物損事故の保険料という名目で、1回200円)の徴収は任意だったと説明している。
しかしある元支店長は、
「任意と説明したことは一度もない。100%徴収するよう会社から指示されていた」
第二次訴訟に参加予定の女性も、
「天引きの理由を尋ねると『納得できないなら、給料はお支払いできません』と突き放される。みな生活が苦しくて苦情も言えない」
と、それぞれ証言している。
グッドウィルにとってこの天引きは無視出来ない財源だったようである。
「支店長会議用の内部資料には、データ装備費は『粗利率に直すと1.4%ほどのインパクトがある』などと記されていた。天引き分が会社の利益として扱われていたことをうかがわせる」
JANJANの記事によると、派遣先の企業は労働者1人を1日働かせると、1万円〜1万3000円をグッドウィルに支払っているが、労働者の日給は「平均7千円」(!)
3000円から6000円をグッドウィルがピンはねするわけだが、それに加えて200円の天引きは結構おいしいかもしれない。1日1万件の派遣があったとすれば1日で200万円だからな。こういうのが折口が豪遊する資金になったんだろうね。
しかしグッドウィルの日雇労働者へのあくどい仕打ちはこれだけではない。
日雇労働者が前日に支店に仕事の内容を確認し、通知のメールまで届いていたのに、深夜や当日の朝に突然キャンセルになることもある。そういう場合は交通費すら支給されない。
ある女性「スタッフ」は、
「当日朝、電車で現場に向う途中でキャンセルの連絡があった。補償も交通費も出なかった」
と語る。労働者を馬鹿にするのもいい加減にして欲しい。
一方、労働者の都合で仕事をキャンセルすると、ペナルティとして次の仕事の報酬から1千円が引かれる。欠勤した分の給料出ないのは当然だが、まともに働いた分から罰金を取る会社なんて聞いたこともねえな。
信じられないような証言はこれだけではない。
「『持ち物はグッドウィルのTシャツと軍手』などとスタッフに指示。買わない人には仕事を手配しなかった」(元支店長)
「支店ごとに備品の販売ノルマがあった」(元支店長)
「ラバーつき軍手を買わずに事故にあった場合は、労災保険はおりないと言われた」(スタッフ)
これらは以前にもニュースになっている話だね。
「30%台後半の粗利を確保するよう会社から指示。大口客だが粗利目標を割り込む仕事は、上司の許可を得て賃金を通常より下げた。スタッフには『イレギュラーな仕事なので』と説明」(元支店長)
「5年近く働く。有給休暇について質問したら『日雇いだから適用外』と言われた」(スタッフ)
「軽トラックの荷台に乗って向かった仕事は、ゴミ焼却炉の周囲に足場を組む作業だった。『ダイオキシンが出るので』と、分厚いマスクと防護服のようなものを渡された。支店に電話で苦情を訴えても『出来るだけ対応して』と言うだけ」(スタッフ)
事故を起こした原発の後始末も、事情を知らない労働者が派遣されているのかもね。
「夜逃げした住人の部屋明け渡しの現場に行かされた。派遣先の現場責任者は殴る、けるは当たり前で、スタンガンを手に派遣社員を働かせていた」(スタッフ)
こういう職場が未だに存在するとは驚きだが、グッドウィルは利益さえ出ればどんな現場にも派遣するんだろうな。まあこんなあこぎな稼業がいつまでも続けられるわけがないことに、そろそろ折口も気付いているだろう。
2007年08月25日
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「泥舟」の進水式。
Excerpt: 改造。{%fire_a%} かちかち山のように炎上しないように。
Weblog: 酔語酔吟 夢がたり
Tracked: 2007-08-27 16:59
そして、電話帳で住所と電話番号をしらべてそれも晒すとさらにいいでしょう。悪痢愚痴(オリグチ)の住所と電話番号がわかればいうことなしです。
奴らに個人情報保護で守られる権利などありません。奴らにあるのは地獄だけです。
妻子はどうするかって?
こんな会社に勤めていた男とはさっさと別れ餓鬼ともども実家に帰ればいいのです。
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とにかく日本の左派はまだまだ利用できます。
とくに日本が嫌いな日本人がいるというのはおもしろいですね。十分使えます。
http://nidasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-492.html
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とにかく日本の右派はまだまだ利用できます。
とくに日本が好きで好きで他のことが見えなくなる日本人がいるというのはおもしろいですね。十分使えます。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050123