2007年09月05日

偽装管理職

9月4日朝日新聞夕刊より引用(アサヒ・コムに掲載されず!)。
紳士服チェーンの「コナカ」は、各店舗の店長も管理職とみなし、残業代を一切支払っていなかった。
これに対して「全国一般東京東部労組コナカ支部」は店長にも残業代を支払うべきだと要求し、横浜の労働基準監督署も6月に「全店舗の店長を管理監督者として取り扱うことには疑義がある」と、是正命令を出していた。
◆残業代不払いでコナカ指導 労組側「店長は偽装管理職」(7月4日のニュース)

そしてついにコナカが、「約380人の店長全員を管理監督者から外すことを組合側に伝えていた」ことが4日に明らかになった。労組は「偽装管理職だったことを会社側が事実上認めており、ほかの企業にも影響を与える」と述べているという。
要するに少しでも人件費を浮かしたいから、「店長は管理職だよ」という口実を使って残業代をカットしてたんだろう。実にふざけた発想である。

また、セブンイレブンのフランチャイズ企業「シーブイエス トヨクラ」の店長らが、残業代支払いを求める訴訟を起こした。
◆コンビニ店長ら、残業代求め提訴 長野地裁松本支部 (魚拓)
コンビニの店長は、一般の企業ならばせいぜい「主任」ぐらいに相当するんじゃないかと思う。残業代ゼロなんて冗談じゃねえよな。バイトがサボったら残業しなきゃなんねーじゃんかよ。

関連:コナカが店長への「管理監督者」扱い廃止を表明!
posted by 鷹嘴 at 00:17| Comment(1) | TrackBack(1) | 労働問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 コナカがなおこの日以降も恥知らずにも残業代不払いを続ける気なら、我々で社会的制裁を下すしかありません(笑)!

 そう、あの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の33巻第2話(通算312話)の「お達者で!の巻」に出てきた爺さんが使った手口をやるのであります(笑)!
 まずジャケットを試着し、店員が近づいてきたら視線をそらし指を差し「あっ!あんなところに山本五十六が!」と叫ぶ。店員が視線をそらし「ご冗談でしょうお客様」とつぶやく隙に出口へ一目散にダッシュ(笑)!
 
 話はそれますが、生活保護を受けられない身寄り頼りのない年配者は、餓死する前にダメもとでこの爺さんのライフスタイルを実践すべきだと思うであります(笑)!
Posted by アッツィー at 2007年09月10日 17:58
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Excerpt: {%kirakira2_a%} 改革の影に光を当ててくれるそうです。
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