2005年07月29日

東京・杉並区に不採択要請を!

[AML 2707] 非戦つうしん臨時114号 05.7.28 教科書採択特集より転載。


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5-2◎東京・杉並区に不採択要請を

今朝の朝日新聞朝刊の東京版によれば、杉並区では、区教委が、教科書採択のために
現場の教師が作った報告書を書き換えるよう指示したことが明らかになっています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-28/2005072815_01_2.html
これはもう異常な事態です。
8月4日が採択日ですので、この1週間が勝負です。

ここのところ、連日のように、杉並の市民団体や教科書ネットの俵義文さんから、杉
並区への抗議と、採択をさせないよう要請して欲しいという呼びかけがされていま
す。
「メール、FAX,電話などが、1日に1000通ぐらい集中する状況をつくる必要があ
ります。」ということです。個人・団体を問わず、ぜひ、全国からの要請をお願いし
ます。

抗議・要請先

(1)杉並区のサイト
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/post/post.asp
ここから「区政への要望」の書き込みページに入れます。ここから入ったメー
ルは区役所全体に回覧されるので、ご面倒でもぜひ書き込みをお願いします。
(2)FAX等
166−8570 東京都杉並区阿佐ヶ谷南1−15−1
 杉並区役所・杉並区教育委員会教育長 納冨善朗宛
 電話  3312−2111(代)、FAX  3312−9911



[AML 2741] も参照願います!)

2005年7月28日(木)「しんぶん赤旗」
「つくる会」教科書に不利な報告
校長指示で書き換え
東京・杉並 中学教員2人が会見

東京・杉並区で、教科書採択に向けて同区の中学校の社会科教員が区教科用図書調査委員会に提出した教科書調査報告書をめぐって「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を「適切でない」と評価した部分を校長の指示で書きかえさせられていたことが二十七日、明らかになりました。
 書き換えを命じられた教員二人が記者会見。区立中学校の社会科の女性教師は、報告書の総合所見に扶桑社の歴史教科書を「適切でない」とし、他の教科書について「やや適切」などとしたことに校長からの指示を受けて書き直しをさせられたことを明らかにしました。
 別の区立中学校の男性社会科教師は報告書に扶桑社の歴史教科書について「神武天皇を『初代天皇』=大和朝廷のはじまりとは誤り」としたのを「疑問がある」と書き直すよう指示されるなど、扶桑社の歴史、公民教科書についてのみ書き直しさせられました。
 記者会見した杉並区教職員組合の長谷川和男委員長は「教科書採択に向けた意図的なものを感じる。はじめから(扶桑社教科書の)採択先にありきではないか」と批判しました。


教科書問題:調査報告書の否定的見解、書き換えを指示−−杉並区立中の校長 /東京
 杉並区で、来年度から使用する中学校教科書(歴史、公民)を採択する際の参考資料となる教科書調査報告書をめぐり、新しい歴史教科書をつくる会が主導し、扶桑社が発行する教科書について、否定的な見解を書いた区立中の社会科教諭(56)に、同校校長が表現を弱めるよう書き換えを指示したことが分かった。別の中学でも扶桑社版を含む全8社の歴史教科書について校長が書き換えを指示した。教科書採択をめぐる不透明な実態が浮かんだ。
 同教諭らが会見した。同日、区教育長らに書き換え指導をやめるよう要請書を提出した。
 同教諭によると、報告書を提出した約2週間後の6月下旬、校長に呼ばれ、「断定(調)じゃなくて疑問(調)に変えてくれ。このままでは私の印鑑を押せない」と言われた。校長は「歴史的叙述として誤りのある」(歴史)と書いた部分を「疑問のある」と変えるよう指示するなどした。だが、別の出版社の教科書に関する「数字の誤りは致命的欠陥」という記述には何も言わなかった。別の中学の女性教諭(48)も今月26日に全8社の歴史教科書について書き換えを命じられたという。
 杉並区教委指導室は「説明不足な記載について、的確な説明を求めたり、趣旨にそぐわない記載については指摘してきたが、教科書の評価を変えるよう指示したことはない」と話している。【千代崎聖史、渡辺暖】
7月29日朝刊(毎日新聞) - 7月29日16時32分更新


書き換えを指示
 杉並区教委が、区立中学校の教科書採択の資料とするため現場の教員が作った報告書を書き換えるよう指示したとして、区教職員組合は27日、書き換え指導をやめるよう求める要請書を納冨善朗教育長あてに提出した。

 同区教委では、採択のための教科用図書調査委員会が6月、中学23校に教科書の見本を配布。教科担当の教員が読み比べ、報告書に「内容の選択」「構成・分量」など五つの観点別評価と「総合所見」を記入。同調査委がこれを参考に、教育委員らが最終決定する資料をつくる仕組みだ。

 同教組によると、書き直しを指示されたのは、歴史教科書8冊の報告を書いた中学の女性教諭(48)。「総合所見」に「適切である」「やや適切」「適切でない」などと記入し、6月中旬までに校長を通じて調査委に提出した。だが今月26日、区教委指導室から校長を通じ、「総合所見」欄の書き直しを指示された。教諭は同日中に書き直し再提出したという。

 教諭は「26日に指導室から校長へ電話があり、校長から『順位が分からないように、長い文章で書いて欲しい』と言われた」と話す。このため「適切でない」としていた教科書については「情緒的で、科学的なとらえ方がされていない面が多い」などと変更。「適切である」とした教科書は「平和を守り育てる区の地域性にもあった内容構成」などと変えた。

 同教組の長谷川和男委員長は記者会見し「教員の判断に対する区教委の圧力だ」と批判した。

 一方、指導室は要請書を受理せず、「調査委員会の事務局として行った。主観や嗜好しこう、順位づけのような書き方は認められない」としている。
(7/28)


杉並区教員会見「書き換え指導された」
 来月4日に教科書採択をひかえる東京・杉並区の公立中学の社会科教員2人が、教科書の調査報告書を提出したあと、校長から書き換えを指導されたと会見を開きました。

 杉並区では、現場の教員が教科書採択の手続きの1つとして教科書に関して評価を記し、調査報告書として提出しています。

 会見を開いた2人の社会科教員によりますと、2人は調査報告書を提出した後、それぞれの校長から「このままでは提出できない」「大変なことになった。書き換えろと言われた」などと言われ、書き換えを命じられたということです。

 これを受けて杉並区教職員組合は、この書き換え指導をただちにやめることなどを教育委員会に要請書を提出しましたが、受理されませんでした。杉並区教育委員会は、「調査報告書に関しては事前に示した基準に反していた」「事実のとらえ方に間違いがあった」などと不受理の理由を説明しています。(27日22:00)



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杉並区への抗議の文例を一つ考えました。パクリ歓迎!

杉並区教育委員会では「新しい歴史教科書をつくる会」が編集した歴史・公民を採択するべきだとの意見があるそうですが、これに反対します。
かの歴史教科書では、日本の朝鮮・中国東北部への侵略・植民地化は国防上必要であり、日本が行った侵略戦争によってアジア諸国が独立したと誤解しかねない記述があります。そもそも太平洋戦争を「大東亜戦争」と呼称していますが、これだけでも教育の場に適さないと言えます。
また明治時代に作られた「大日本国憲法」を賛美し、現行の日本国憲法はアメリカから不当に押し付けられたものであり特に九条は戦争を放棄するものであるから問題であると、憲法改悪を示唆しています。
さらに国民を縛るものだった「教育勅語」を褒め称え、「治安維持法」は社会主義者の「破壊活動」を警戒するために必要なものであったとしてその恐ろしさに言及せず、また60年安保闘争を「大衆騒動」であると罵倒しています。国民が政府の横暴に抗うことを嫌悪し、ひたすら政府に従順であるべきだと子供に説き伏せたい意図があるようです。実際に公民教科書には憲法に定められた「国民主権」を否定するかの如き表現があります。
このような教科書が義務教育の場で用いられるということは、戦前の暗黒の時代への回帰をもたらすものと言えます。絶対に「つくる会」の教科書を採択しないように、お願いします。
posted by 鷹嘴 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 教科書問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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