2007年09月29日

ミャンマーの軍事政権が日本人を射殺

ビルマは1988年のクーデター以来軍事政権の独裁が続き、国号も「ミャンマー」に変更された。
1990年の総選挙では民主化勢力が圧勝したにもかかわらず、軍事政権はこの結果を無視して独裁を続け、民主化リーダーのアウン・サン・スー・チー氏を自宅に軟禁している。
西側諸国はアメリカによる経済制裁など厳しい態度を示しているが、この軍事政権には中国という人権弾圧国家がスポンサーになっている。アジアで第3位の埋蔵量を誇る天然ガスは中国に輸出され、軍事政権を延命させている。国民が貧困で苦しむ中、政府高官は富を蓄積している。

そして現在、軍事政権は民主化を求めるデモに対し激しい弾圧を行い、市民や僧侶に容赦なく発砲している。
ジャーナリストの長井健司さんは、当初流れ弾に当たったと報道されていたが、至近距離から撃たれていたことが明らかになった。
◆僧侶ら多数拘束か 死亡5人情報も ミャンマー情勢 (魚拓)
◆日本人カメラマンが死亡 流れ弾に当たる? ミャンマー (魚拓)
◆長井さんが撮影中、兵士が気づき発砲か ミャンマー (魚拓)
◆母親「狙い撃ちなのか」 現地入り断念 邦人記者死亡 (魚拓)
◆外国メディア監視強化 記者次々退去処分 ミャンマー (魚拓)

ミャンマー国営放送は長井さん殺害について、
「観光ビザで入国したのに取材をしていたから、ああいうことになった」
と報道していた(YouTube探したけど出てこない)。全くあきれ果てて言葉も出ない。ジャーナリストに対する殺害予告ではないか?

国際社会はミャンマー軍事政権の独裁と暴虐を許してはならない。日本政府は邦人の殺害を厳しく糾弾しなければならない。
posted by 鷹嘴 at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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