2007年10月28日

水俣病政治決着案 2団体が受け入れを表明

水俣病の未認定患者問題に対し、政治決着を図る与党プロジェクトチーム(PT)は、一時金150万円、療養手当月1万円を支給し、医療費の自己負担分を給付することを決定した。

要するに「こういう金額を出しますからもう文句言わないでくれ、裁判なんかやめてくれ」ということだろう。

◆水俣病未認定患者、与党PTが救済策大枠を正式決定 (魚拓)

この「最終決着案」に対し、最大の患者団体である「水俣病出水(いずみ)の会」が、「団体加算金」20億円の給付を条件に受け入れることを表明。また「水俣病被害者芦北(あしきた)の会」も受け入れを表明した。

◆水俣病未認定患者の新救済案、「出水の会」が受諾へ (魚拓)
◆「団体加算金勝ち取る」出水の会会長、PT座長と協議継続 (魚拓)
◆水俣病未認定患者団体「芦北の会」が新救済策受け入れ (魚拓)

一方、訴訟を起こしている「水俣病不知火患者会」と「水俣病被害者互助会」は与党案を拒否し、あくまで法廷で争う。

◆水俣病の3訴訟、提訴や口頭弁論相次ぐ (魚拓取り忘れ!)
◆水俣病救済策、決着まで課題山積…訴訟派とチッソ説得へ (魚拓)

◆水俣病 与党の救済案批判 国賠弁護団 全面解決にならず (魚拓)

そもそも、「未認定患者」が存在すること自体が異常ではないか?「関西訴訟」の最高裁判決(2004年)に従い、「複合感覚」に障害があれば水俣病患者と認めるべきだと思うのだが・・・

◆水俣病関西訴訟:最高裁判決3年 認定「二重基準」続く (魚拓)
posted by 鷹嘴 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(1) | 公害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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