2005年09月11日

・・・サル以下の連中

かなり前に読んだのだが、岡崎京子という漫画家が、たしかスピリッツの増刊号に寄稿した短編の中に、ごく普通のカップルが次のような会話を交わすシーンがあった。


「もし戦争が始まったら・・・やっぱ俺は優勢な方について、雑用でもスパイでもやって生きのびる」
「じゃあアタシは、とりあえずパンパンでもやって食べていく」
「二人は少しだけ相手を軽蔑し、そしてもっと好きになった」


また、よしりんの「戦争論」によると、若いタクシー運転手が「私、航空自衛隊に入ろうかと思ったことがあるんですよ。中国やロシアが攻めてきたら戦闘機で自分だけ逃げられますからね」と言うのでよしりんはズッコケたそうである。
しかし、こういった反応のどこがおかしいのだろうか?庶民の感覚として当然ではなかろうか?

日本も徴兵制を復活させるべきだ!とかデムパなことを言っている連中や、まんが『無防備マン』が行く!を荒らしてた連中だって、いざ「有事法制」が発動される事態になれば、財産や人員を接収・動員する命令には従わずに自衛隊が壊滅するのを待つか、避難誘導には従わずに自分勝手に逃げ散るか、あるいは敵国軍の軍夫になって残飯を漁るだろう(笑)
しかしそうするのも全く自然なこと。政府や軍など期待せずに、自分と自分の家族を守るために最善を尽くだろう。日本国政府に対する義理など顧みる余裕などない。
だいたい何で一般市民が、国家(=政権)同士が勝手に始める戦争に巻き込まれにゃならんのか?戦争したきゃ両政権・両軍だけで、勝手に殺しあって欲しいものである。
つーか自民党のアフォな政治家やネット上のクソウヨ連中も、中国や北朝鮮が攻めてくるなんて荒唐無稽なことを本気で想像してるわきゃねえだろう。つまり「有事法制」の本質は、日本が侵略を受けた時に国民を守るためのものではなく、アメリカが極東方面で軍事行動を起す際に、国民に全面的に協力させるためのものである。国民をアメリカの侵略戦争に巻き込むためのものである。
しかしこの悪法が成立してしまった現在、「無防備地域宣言運動」という取り組みは非常に重要なことなのだが・・・政府や軍隊は国民を守ってくれるものだという幻想から離れられないヴァカにとってはウザく感じるようである。この運動自体は昨年から活発に行われているのだが、「中学生のみんなにもわかるようにマンガにした」ら、中学生どころかサル以下の連中が集まってきてしまったのは残念。つーかこんな馬鹿どもには何を言っても通じないであろうから黙殺するに限る。
つーか荒らされた方にとっては非常に迷惑なので・・・コメント・トラックバックを非許可にするのも致し方ないことだろう。
しかしそれによって折角のブログの利点も失われてしまう。今後あのブログに限らず、効果的にスパムコメント&トラバを排除する方法を考えなければならないだろう。

つーかあそこを荒らした連中は、2chのスレを荒らすような軽い感覚だったようだが、ブログという社会への影響力が強いメディアに対しては、こういう行為は放置するべきではない、と思う。今後ブログ提供会社やインターネット接続業者は、悪質なブログ設置者や脅迫めいたコメントを行うネット利用者に対する、何らかの対応を迫られるかも・・・しれない。


・・・ついでに、AMLより集会のお知らせをコピペ。

[AML 3585] 住民参加の「国民保護」軍事訓練反対!9・ 14 大阪集会
 吉田 宗弘 mnhryoshi at yahoo.co.jp
2005年 9月 11日 (日) 18:57:36 JST

反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。

下記の集会が近づききました。再度の案内をします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

関東大震災朝鮮人虐殺82年弾劾!住民参加の「国民保護」軍事
訓練反対!9・14天皇制を問う大阪集会

   ○日時 9月14日(水曜)午後6時30分
   ○場所 エルおおさか(府立労働センター)(地下鉄・
京阪「天満橋」下車)
   ○講演:いよいよ始まる軍・官・民一体の「国民保護」
軍事訓練とは
   講師 永嶋靖久さん(弁護士)
    ○主催 参戦と天皇制に反対する連続行動
     連絡先 大阪市淀川区十三東3-16-12
         反戦反天皇制労働者ネットワーク
         Tel/Fax 06 (6303) 0449
    ○参加費 1000円
    ○賛同してください! 賛同費は個人・団体とも10
00円。
     郵便振込 00990−0−92650 反天皇制
労働者ネットワーク関西
    
 戦後60年にして初めて、ほんとうに住民参加の軍事訓練、
つまり国民保護法に基づく軍・官・民一体の軍事訓練がこの1
1月末、福井県で行われます。私たち民衆にも参加せよ、とい
うのです。しかもそれは、朝鮮民主主義人民共和国(以下、「
共和国」)を仮想敵国としたもの、つまり「共和国」のゲリラ
が関西電力美浜原子力発電所に攻撃をかけることを想定したも
のです。住民は「共和国」との戦争に、自衛隊を軸にして、警
察、消防、国の出先機関、県や市町村、自治会連合、防犯隊連
合、原子力発電会社、NHK、民放、JRなど鉄道やトラック
、バス、道路公団、NTT、ドコモ、日赤、病院、銀行などと
も協力して立ち上がれ、というわけです。
 なんということなのでしょうか。日本は本格的に「共和国」
との戦争準備に入ったのです。この間、有事法(戦争法)を次
から次に成立させ、今回の軍・官・民一体の軍事訓練の根拠と
なっている国民保護法を成立させたのは昨年の6月でした。私
たちはこうした有事法制は第2次朝鮮戦争のためのものだ、と
反対してきましたが、いよいよ政府は対「共和国」戦争の国家
総動員体制をつくろうとしています。
       ◇    ◇
 昨年の秋、福井県主催の「福井県国民保護フォーラム」で、
総務省消防庁国民保護室長の平嶋彰英は次のように朝鮮戦争の
危機を煽りました。
(1)弾道ミサイルとテロ・ゲリラへの対応が急がれる。
 (2)弾道ミサイルの対応はイスラエルが参考になる。「6週
間で約40発の着弾があったのにもかかわらず、死者は2名と
少なかった」。イスラエルでは「緊急サイレンの確認、火薬等
の使用禁止、密閉室の退避、ガスマスクの着用などについて書
かれた冊子が配布されている。ガスマスクは別として、それ以
外のことは、われわれも結局同じ」。
 (3)ゲリラについては韓国の事例がある。「北朝鮮のゲリラ
が侵入し、掃討作戦により韓国軍が6万人出動した。このとき
民間人が3人、ゲリラに殺害され、1人が誤射で死亡した。…
…それは軍による初期の住民の警戒活動が甘かったためである
」。(講演録より)
       ◇    ◇
 今回の軍官民一体の軍事訓練は、平嶋がいう、この韓国の事
例が参考になっているのかもしれません。この事例から明らか
なことは、「国民の保護」がゲリラの掃討戦(皆殺し戦闘)と
一体になっていることです。もっとはっきりいえば、最大の目
的はゲリラ皆殺し戦闘であり、そのためには住民が戦争に反対
するのを叩き潰し、住民を自衛隊の手足まといにならないよう
に統制すること、つまり住民を自衛隊の皆殺し戦闘に積極的に
協力させることなのです。

 いうまでもなく、ゲリラの掃討戦とはイラクやアフガニスタ
ンで米軍が、またパレスチナでイスラエルが行っているおびた
だしい殺戮です。この掃討戦を日本で自衛隊が、たぶん米軍と
の共同で行い、私たち日本の住民は「協力」という形で戦闘へ
の参加が強要されるのだと思います。それは住民15万人を死
にいたらしめた残虐きわまりない沖縄戦を思い起こさせます。
 沖縄戦では、天皇の軍隊は沖縄の人びとをスパイだと斬殺し
、泣くと敵に発見されるといっては母親に赤ん坊を殺すことを
命じ、生きて敵のスパイとなることを恐れて「集団死」を強要
しました。しかし、いまだ日本政府は謝罪をしていません。そ
れどころか、殺された沖縄の人びとを「軍官民一体の戦闘に死
をもって協力した」とほめたたえ、「軍の協力者」「戦闘参加
者」として戦傷病者戦没者遺族等援護法の対象にしました。こ
うした軍官民一体の戦闘の残虐さと日本政府の悪辣なペテンを
身にしみている沖縄の人びとは、だから、日本政府と支配階級
をいまも弾劾しつづけているのです。「軍隊は住民を守らない
」は彼らが血を流した教訓です。

       ◇    ◇
 ところで、こうした軍事訓練が「共和国」を仮想敵国として
いることの重大性です。在日朝鮮人もこの軍事訓練に参加させ
られるのでしょうか。福井はいわゆる拉致事件が起こったとこ
ろでもあり、彼らに対する敵愾心と差別は飛躍的に強まるのは
間違いありません。なぜなら、この間、拉致事件などで在日朝
鮮人と朝鮮総連への襲撃がひんぱんであり、「共和国」への経
済制裁が大合唱されているばかりか、天皇アキヒトや皇后ミチ
コも拉致被害者を訪ねることで、「共和国」と在日朝鮮人への
敵愾心と差別を煽っているからです。そしていま、ロンドンで
起こった爆破事件です。「共和国」を「イスラム過激派」に重
ねあわせるキャンペーンも強まるでしょう。
 こうした「共和国」を仮想敵国とした軍事訓練が全国津々浦
々で繰り返し行われるなら、憎しみに満ちた好戦的な民族排外
主義が、侵略戦争と植民地支配の反省のない日本人をとらえる
でしょう。そしてそれは、日本の官憲と民衆が6000人もの
朝鮮人を虐殺した関東大震災(1923年9月)の再現に行き
着くかもしれません。アメリカにおいても、9月11日以降の2
週間でアラブ人、南アジア人、ムスリムおよびシーク教徒に対
するヘイトクライム(Hate Crime 人種差別犯罪)は645件
にあがり、殺人まで起こりました。憎しみに満ちた人種差別が
爆発したのです。それはアメリカ、イギリス、日本など反テロ
世界戦争をおこなう国で共通しています。
       ◇    ◇
 驚くべきことが、もう一つあります。それはこうした軍事訓
練を労働組合である連合が推進していることです。
今回、この
軍事訓練に参加するのか否かは定かでありませんが、福井県国
民保護計画策定準備会の委員に名を連ねているのです。連合が
7月、10月の定期大会で憲法9条の改悪に踏み込み、「(日本
は)領土、領海などで攻撃され安全が脅かされる時は米軍と行
動をともにする」というまでになりました。こうしたことと重
ね合わせてみるなら、連合はもう、侵略戦争を支えたかつての
産業報国会と同じではありませんか。


 事態はたいへんなところにきました。さしせまる第2次朝鮮
戦争を阻止するには、また関東大震災朝鮮人虐殺を繰り返さな
いためにも、なんとしてもこの戦後初めての軍官民一体の軍事
訓練を阻止する必要があります。
 全国各地で反対の声をあげましょう!
 関東大震災朝鮮人虐殺82年弾劾・住民参加の「国民保護」軍
事訓練反対9・14大阪集会への参加を呼びかけます。

__________________________________
Take an action against poverty
http://pr.mail.yahoo.co.jp/whiteband/
posted by 鷹嘴 at 22:52| Comment(5) | TrackBack(1) | 無防備地域宣言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いきなりトラックバックする前にコメントでもそえてからにしてください。
Posted by smb at 2005年09月12日 09:38
これは失礼しました。今後smbさんのブログにトラバするときはそのように致します。
Posted by ノンポリ at 2005年09月13日 18:47
>「無防備地域宣言運動」という取り組みは非常
>に重要なことなのだが・・・政府や軍隊は国民を
>守ってくれるものだという幻想から離れられな
>いヴァカにとってはウザく感じるようである。

 「無防備地域」とは、ジュネーヴ条約追加第一議定書59条を根拠として宣言されるものである。「無防備地域」が成立するためには、侵略してくる国家がジュネーブ条約を遵守する、という前提が必要である。しかし、そもそも侵略戦争が不戦条約及び国際連合憲章によって禁じられているにも拘らず、これらの国際法を犯した上でわが国に侵略してくる国家に対して、いかにジュネーブ条約を遵守させるか、という問題について、無防備地域宣言を主張する人々は明確な答えを出せていない。不戦条約を犯した国家にジュネーヴ条約の遵守を求めることも、「幻想」と言えるのではないか。
 無防備地域宣言の運動家に対する反論には、論理的なものも数多くあるが、それらが幼稚な感情論、罵詈雑言に埋もれてしまう状況は、実に残念である。しかし、この運動を支持する人が、「幻想から離れられないヴァカ」のように罵詈雑言をぶつけることも、彼らを煽る要因の一つとなっていることを自覚していただきたい。
Posted by NISSHA at 2005年09月14日 00:32
ものすごく自分のこと賢いと思っているでしょう。あんた。
ひどく安っぽいよ。
Posted by 賢治 at 2005年12月14日 23:45
 戦争とは、一般国民が煽る事も多い。先の大戦だって、市民やマスコミが煽りに煽って、政府の不拡大方針を封殺した事に原因があったのだ。

 それなのに、戦後はどいつもこいつも被害者面しやがって。マスコミなんて、こんどは自分達“だけ”が戦争を反対したなんて言い出すし。

所でこの、AMLの文章、何だ?
北朝鮮を『共和国』といっている時点で、めっちゃ胡散臭いじゃないかよ。
 こんな呼び方するのは、北朝鮮人しかいないのです。自分を堂々と『北の工作員ですマンセー!』と騒ぐなんてバカすぎる。
Posted by さざなみ at 2007年02月08日 16:47
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