「まさに、『小泉劇場』のポリティック(政治的)な演出の勝利だ」 「大衆も例えば郵政民営化の中身を理解して一票を投じたとは思えない。小泉さんがタクトを振る姿を面白がっただけ。今後、別の面白い演出が登場すればすぐ去ってしまうだろう」(劇作家・唐十郎) 「選挙結果をテレビで見て、開いた口が塞がらなかった。国民は面白いことを求めているということなんだろう」 「ベストセラーになる本は、普段は本なんか読まない人を引きつける魅力がある。今回の自民党はまさにそうだった」(くらたま) |
これからの自民党独裁政治の元に、どれほどの地獄が選出されるであろうか。庶民の生活を直撃する大増税だけでなく、教育基本法の改悪、共謀罪の成立などで、物を言えない時代が再来するかもしれない。
この事態を招いた有権者の一部は、無責任なことに両氏の指摘通りの心情だったようである。
「小泉さんがいいと思ったのは、おれは死んでもいいと言ったこと。格好いいなと思った」 総選挙から一夜明けた十二日、渋谷センター街はいつもと同じように若い人たちで混雑していた。 実家は茨城県という飲食店員の女性(22)。「いつその言葉を聞いたのかは忘れたけど…命がけでやってるというのが顔から伝わってきた。だから入れた」 昨年、大学を中退して今の職に就いた。「やっぱり覚悟っていうの? そういうのが人生には必要でしょ」 郵政民営化は賛成だが、中身はよく分からない。「でも分からなきゃ投票しちゃいけないってわけじゃないでしょ。ほとんど分からないままじゃないの?」 |
こういう馬鹿にも選挙権が与えられるのは悲しいものである(^^;
で、自民党や財界の連中は、このような馬鹿どもに対して、政治には注文を挟ませず、働けるだけ働かせて、搾り取るだけ搾り取って、文句を言わずに死んで欲しいと思ってるんだろうなあ。
↓「ののちゃん 番外編」があまりにグッジョブ(笑)なので無断掲載!

つーか、もし民主党が政権を取っていても、貧乏人を苦しめるような増税や憲法改悪が遅かれ早かれ実行されるだろう。
当選者に対するアンケートでは、
●消費税の増税については、
民主党の議員の24%が「賛成」、43%が「どちらかといえば賛成」
(自民党は20%と55%)
●憲法改悪については、
民主党の議員の50%が「改正すべきだ」、23%が「どちらかといえば改正すべきだ」、
(自民党は87%と9%)
・・・という結果が出た。(本日の朝日7面)
結局どちらが政権を取ってもこの国は悪くなる一方なのである(そういや民主党は有事法制にも反対しなかった)。だいたいあそこは自民党を離脱した奴らの寄せ集めであり、要するに本来自民党が獲得するはずだった議席を一時的に民主党が得ていただけなのである。
野党と言えるような勢力は、共・社合わせて僅か3%程度に過ぎないことに変化はない。悲しいことにこれがこの国の現状である。
ところで、情けない数の議席をなんとか保持した共・社(社民党は+1)は、
共産党は小選挙区・比例区とも7.3%、社会党は小選挙区1.5%、比例区で5.5%という得票率だが、
共産党は小選挙区と比例区で、社民党は比例区で、前回の得票数を上回っている。両党とも根強い支持を保っているのである。
民主党という似非野党を見限り、本当の野党を求める流れが出来ることを願う。もちろん両党はその期待に十二分に応えなければならない。
つーか、「ハゲタカファンド」に喰われる前に郵便貯金は全額下ろしておくべきだと思われ(w
・・・ところで、この事態を招いた原因の一つに「小選挙区制」があることは言うまでもない。
五十嵐仁の転成仁語 (このサイトの「9月13日(火)自民党に押し寄せた「変革願望」の波」を参照のこと)
選挙結果に嘆息するAさんへの手紙 (クマさんの投稿)
自民党というこの国の癌が政権の座に居座るうちに、選挙制度さえも悪しき姿に変えられてしまったのである。
蛇足だが、ある知性の欠落したマスコミが毎度の如くお笑いネタを提供している。
教科書・拉致・靖国…メンバー相次ぐ落選 自民「保守派」思わぬピンチ
「安倍シンパ分断」の声も 衆院選自民党圧勝の陰で、党内でも日本の歴史や伝統、国益を重視する理念的な「保守派」がガタガタになり、立て直しを迫られている。郵政法案に反対票を投じ公認を外されたり、落選したりしたケースが少なくないためだ。保守派のまとめ役を安倍晋三幹事長代理が担ってきたことから「安倍シンパの分断選挙になった」(自民党筋)との声もあり、「ポスト小泉」選びにも微妙な影を落としそうだ。 「保守派にとっても安倍さんにとっても、大きなダメージだろう。保守系の議員連盟はみんな、ズタズタになった」 自民党関係者は現状をこう解説する。小泉純一郎首相は衆院選で郵政民営化の是非を問うたが、その“副作用”は教科書、拉致事件、首相の靖国神社参拝、教育基本法改正、人権擁護法案…とさまざまな分野に及ぶ。 安倍氏がかつて事務局長を務め、今も教科書記述の正常化などに取り組む自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」。会長の古屋圭司氏と幹事長の衛藤晟一氏が郵政法案に反対したため公認が得られず、古屋氏は無所属で当選したが、衛藤氏は落選した。 安倍氏の肝いりで設立された「平和を願い、真の国益を考え、靖国参拝を支持する若手国会議員の会」は、会長の松下忠洋氏と事務局長の古川禎久氏が郵政法案に反対。古川氏は無所属で当選したが、松下氏は落選の憂き目をみた。 議連ではないが、与党の「教育基本法改正に関する検討委員会」の保利耕輔座長も「反対派」で、無所属で当選したものの、今後の自公間協議には関与できそうにない。超党派の「教育基本法改正促進委員会」も独自の改正案づくりなどの活動をしてきた。会長の亀井郁夫、中心メンバーの中曽根弘文両参院議員は十三日、特別国会で賛成に転ずることを表明したものの、先の通常国会では反対票を投じ、発言力低下は避けられそうにはない。 安倍氏が「人権侵害の定義があいまい」などとして批判した人権擁護法案について反対活動を展開した城内実氏は郵政法案に反対して落選。この問題で、城内氏と連携したのが古屋、衛藤、古川各氏、そして超党派の「拉致議連」会長の平沼赳夫氏だった。 拉致議連前会長の中川昭一経済産業相の入閣に伴い、空席となった会長への就任を平沼氏に要請したのが、中川氏と安倍氏。平沼氏も今回、郵政法案に反対し、無所属で当選した。古屋氏は、拉致議連の事務局長でもある。拉致議連サイドは「執行部は変更せず、一致結束していく」(関係者)と話しているが、影響力低下が懸念される。 安倍氏が顧問を務め、竹島切手発行などに取り組んできた議連「国家基本政策協議会」会長の森岡正宏氏も郵政法案に反対し落選。こうした事態に「自民党は保守政党ではなくなっていくんじゃないか」(閣僚経験者)との観測も出ている。 (産経新聞) - 9月14日2時34分更新 |
自称「保守」の中にも濃淡があり、その中でも極端な連中の目には他者が全く違う色に写るらしい。
(最後に、上で紹介した東京新聞の記事をコピペ)
小泉自民寄りくっきり 20代のココロ
ここまで勝つと(恐らく小泉首相以外は)誰も予想していなかったであろう自民党の大勝。戦後、2番目の60%以上の議席占有率を達成し、与党で参院の否決を乗り越える3分の2以上の議席を確保した背景には、20代の若者の多くが自民党を支持したとのデータも出ている。が、その選択はどこから生まれたのか。ココロを探ってみると。 (大村歩、浅井正智) 「小泉さんがいいと思ったのは、おれは死んでもいいと言ったこと。格好いいなと思った」 総選挙から一夜明けた十二日、渋谷センター街はいつもと同じように若い人たちで混雑していた。 実家は茨城県という飲食店員の女性(22)。「いつその言葉を聞いたのかは忘れたけど…命がけでやってるというのが顔から伝わってきた。だから入れた」 昨年、大学を中退して今の職に就いた。「やっぱり覚悟っていうの? そういうのが人生には必要でしょ」 郵政民営化は賛成だが、中身はよく分からない。「でも分からなきゃ投票しちゃいけないってわけじゃないでしょ。ほとんど分からないままじゃないの?」 最近、やっと念願の設計関係の会社に入社できたという目黒区の男性(25)は「大学を出て三年間、専門学校とか行って勉強してきた。でもなかなか就職の口はなかった」と厳しい就職活動を語る。今までは選挙には行かなかったが、「ネットでみんなが自民党を支持してた。何となく行かなきゃと思って」投票所へ。そして「何となく」自民党の候補者に投票し、比例代表も同党に入れた。 就職が厳しいのは小泉構造改革のせいで自由競争社会になっているからでは?と問うと「そうなんですかね。自分の努力が足りないからと思っていたけど」。 ■「悪い人切るの なんかクール」 「ぜんっぜん政治には興味ない。テレビ見てるけどバラエティーばっかりだし、ニュースになるとチャンネル変えるし。新聞は一度も読んだことない。悪いけど」と言うのは制服姿でたばこを吸っていたコンビニ店員(21)だ。大田区の実家から通っていて、両親に誘われて「仕方なく」選挙に行ったという。「亀井さんとか自民党の中の悪いのを敵にしてやったんでしょ、今回は。そういうのをズバッと切ったんでしょ。なんかクールっていうか格好いいじゃない」 日本一の電気街、東京・秋葉原。パソコンやアニメを求める「アキバ族」と呼ばれる若者でにぎわう。 「小泉さんは負けたら政権を投げ出す覚悟で選挙に臨んでいた。岡田さんも口では『政権を取れなければ党首を辞任する』と言っていたが、小泉さんに比べて本気度が足りないことが透けて見えてしまっていた。手法は強引でも、やっぱり小泉さんの方がリーダーとして頼りがいがある」 さいたま市の大学一年生(20)は自民党に投票した理由をこう話した。 声をかけた約三十人のうち自民党に投票したと明言したのはこの大学生だけ。 練馬区の大学生(20)が「小泉流は気に入らないことがあるとちゃぶ台をひっくり返すような横暴な手法で支持できない」と強調するなど、きちんと意見を話す若者のほとんどが野党の支持者だ。雰囲気から自民党に入れたなと感じられた若者もいたが口は重かった。 ■比例10ブロック 最多割合占める 今回の総選挙で、投票日に出口調査を行った共同通信のデータによると、比例代表の全国十一ブロック別投票行動で、二十代前半は北海道を除く十ブロックすべてで自民党が最多割合を占めた。 これは三十代の八ブロック、四十代の九ブロックに比べても高い“自民寄り”の傾向を示している。 なぜ若者は小泉政権を選択したのか。学習院大学の藤竹暁名誉教授(メディア社会学)は「今の若者は大学に入りたければ苦労せずに入ることができるし、ニートであってもアルバイトする口はいくらでもある。快楽が簡単に手に入り不満も感じていない。一方で、新しい方向性をほしいとも考えている。そんな若者の気質に小泉的な手法がうまく同調した」と分析する。 「小泉劇場」に対する警鐘は選挙期間中にもあった。 世論調査で圧勝ムードが漂い自民党執行部が危機感を募らせる場面もあったが、結果には全く影響を及ぼさなかった。そこには野党側の敵失もあったようだ。 藤竹氏は「政策を訴えるとしながら、小選挙区でやっていたことは自民党と変わらないドブ板選挙。政策、政策という野党の姿勢が浮いてしまった」とみる。 「アイドル政治家症候群 慎太郎、真紀子、康夫、純一郎に惹(ひ)かれる心理」の著書がある矢幡心理教育研究所の矢幡洋所長は「オリンピックやサッカー・ワールドカップとか、日本国中がワーッと一方向に燃えるのと、今回の総選挙の自民党支持は質的に似ている」と指摘する。 矢幡氏によれば、近年は、テレビのバラエティー番組のネタになるようなキャラクターのはっきりした人物を常に求めるような雰囲気がある。ライブドア対ニッポン放送における堀江貴文社長など、すべての事象が「ネタとして面白いかどうか」という同一線上の価値観によって判断されている。週刊誌で取りざたされた女性候補の不倫問題など倫理的な問題でも反響は広がらず、一方で郵政民営化反対派に対する同情も集まらなかった。 「個人が何か強い決断をするというドラマを好むようになった。特に今の二十代は、いじめ問題をくぐり抜けてきた世代で、目立てばいじめられるため角が立つことに対する恐怖感がある一方で、強い者の決断を、内容を問わずにリスペクト(尊敬)する。つまり思考放棄だ」 ■「改革止めるな」言葉が若者化? 日本青少年研究所の千石保所長は「改革を止めるなっていうキャッチフレーズは若者言葉。元気がいい。ただし中身は問われていない。まさに流行だしファッションなんだが、ある意味小泉首相自身が若者化していると思う」との見方を示す。 同研究所が二〇〇〇年に行った世界各国の若者に対する調査では、「二十一世紀は希望に満ちた社会になる」と答えたのは米国で85・7%、韓国、フランスでも六割以上に達したのに、日本では33・8%と際だって低かった。 さらに人生の目標については「楽しんで生きる」が突出しており、一九九〇年代以降、非常に豊かな時代になって先を考えなくても生きていける状況となったことで「今が楽しければいい」という傾向が強まったという。 千石氏は、岡田克也代表率いる民主党に若者の支持が集まらなかった理由をこう推測する。 「本来ならば外国との関係はどうするのかや、財政問題はどうかといった、いろんなことを考えた上で投票すべきだが、そんな余計なことを持ち出したってスパッと割り切れないから面白くないと排除されるだけ。民主党がテーマにした年金問題は確かに大事な問題だが、若者向けの言葉になじまなかった」 |
本来ネットとはあなたみたいなリベラルな
ひとが発言するものだ、クソウヨなんて
日本から抹殺しよう、因み奴らはアキバに
生息してるキモいオタク連中です、何が「萌え」
何が「電車男」だふざけるなと言いたい。
弱いものにしか威張れない、だから、そういう
人たちに対して犯罪を起こす。オタク狩りにあって当然!!