現在中国では環境汚染や強制的な住民立ち退きに起因する農民暴動が多発している。
↓参考までに
河南:「90%の子供が鉛中毒」激怒の農民が暴動
2005/09/16(金) 19:39:51更新
河南(かなん)省・修武県馬坊村で、鉛工場が排出していると思われる粉塵、汚水、汚染された気体が原因で、259人の児童のうち、約90%で鉛中毒の症状が見られ、転校や休学をする児童が相次いでいるという。怒った農民が暴徒化したが、多くが拘留され、事態は混迷している。15日付で新華社などが伝えた。 2003年4月に村民大会の開催など正規の手続きを経ないまま、土地が収用され、鉛の電解工場が建設された。その後、操業の開始直後から、周辺住民には吐き気、下痢、いらつきなどの健康被害が続出。 14歳以下の子供たち259人に身体検査を受けさせたところ、226人の血液から1リットルあたり、100マイクログラム以上の鉛が検出された。中国の医療関係団体が定めた基準によると、100マイクログラム以上の含有は、「軽度の鉛中毒」に相当する。 農民は激怒し、操業停止と補償金の支払いを求めて、関係機関に直訴。しかし、工場側が、300ミリグラム以上の鉛が検出された子供8人を入院させた以外は、対策をとらなかったため、05年1月には農民が工場に押しかけ、従業員や車両の通行を阻止。2月には壁や門を破壊したり、タイヤを燃やしたりする事態となった。このため警察や消防など2000人が出動、数十人が拘留された。 農民たちは、子供を親戚の家に避難させたり、30キロメートルも離れた学校に転校させたりしたため、村の小学校には4人の児童しか残っていないという。一方、工場側は「誇張であり、汚染はそれほど深刻ではない」と主張している。 中国では土地収用をめぐり各地で農民の暴動が発生しているが、今回の事件は環境問題が原因になったことが注目されている。(編集担当:菅原大輔・如月隼人) |
Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 中国で3万人暴動 公害に抗議、2人死亡(元記事は掲載期限切れなので「Irregular Expression」よりコピペ)
【北京=野口東秀】中国浙江省東陽の村で十日、化学工場の公害問題をめぐり、農民ら三万人を超える住民が暴徒化し、警官などの治安部隊と衝突した。衝突で少なくとも住民二人が死亡、双方に負傷者が多数出た。十二日付香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが住民の話として報じた。 同紙によると、現地では四年前から、化学工場の操業が相次ぎ、最近は農作業ができないほど水や大気の汚染が深刻化。住民たちは先月末から工場近くの道路を封鎖して抗議を開始し、これを受けて地元当局が十日、住民の強制排除に出た。この際、住民を棒でなぐるなどして数人がケガをし、これに怒った住民が村役場を取り囲み、役場の車両五十台以上を転倒させるなど暴徒化した。 中国では各地で公害問題が深刻化しているが、これほど大規模な暴動に発展したのは初めて。中国メディアは今回報道を禁止されているという。 (産経新聞) - 4月12日15時47分 |
(元記事は掲載期限切れなので[AML 3468]よりコピペ)
中国・河川の半数 汚染深刻 http://www3.nhk.or.jp/news/2005/09/06/k20050906000117.html 中国では、都市開発のために河川を大量に埋め立てたり、無計画な護岸工事によっ て生態系が破壊され、90%以上の河川が汚染され、そのうち50%以上は深刻な 状態だということです。 http://www3.nhk.or.jp/news/2005/09/06/d20050906000117.html これは中国国営の新華社通信が、建設省の仇保興次官の発言として伝えたものです。 それによりますと、中国国内におよそ5万ある河川のうち、90%以上が汚染され、 そのうち50%以上は深刻な状態だということです。その理由について仇次官は、 多くの都市や町が過去行ってきた水利事業に、誤りがあったとしたうえで、▽都市 開発のために、大量の河川や湖、池を埋め立てたことで水系が破壊されたこと、▽ 画一的な堤防を無計画に作り続けたために、排水や生態系が悪化したこと、▽それ に汚水処理システムが1か所に集中しすぎて、効率が悪いことなどを挙げています。 また河川の汚染に伴う水不足は、地下水の大量採取につながり、現在50以上の都 市で、地盤沈下が進んでいるとも指摘しており、国民生活と経済発展を支える水を いかに確保していくかが中国の緊急の課題になっています。 |
はっきり言ってあの国は相当やばい状況にあるようだ(もう一回革命でもやるべきだったりして?)
もちろん中国に限らず、全世界の「環境破壊途上国」では、経済発展が最優先され環境への対策が放置されているらしい(昔の日本と同じだね)。
ところで、「中国の7色に輝く河川と食品」というブログがある。
この毒々しい写真を見て寒気を覚えたのだが、先月AMLにて一人の利用者がこのブログを紹介したところ(3019)、かなりお叱りを受けていた。(3021・3035)
要するに「何時・何処で・誰が撮ったのか不明である。恐らくは捏造写真であろう」ということなのだが、そういうのは南京大虐殺を否定するような奴らが言ってきたことと同じ理屈ではあるまいか?
日本軍の残虐行為と思われる写真が、日時・場所が不明だという理由だけで捏造だと切り捨てるのは不毛である。日本軍の占領下に於いて撮影された写真の出所がはっきりしないのは当然だろう。撮影者だけでなくそれを持っているだけでも咎を受ける可能性があり、「流出ルート」が不明であっても不思議はない。
中国の汚染の実態を示す写真についても同じことが言える。政府当局は公表どころか撮影さえ許可しないかもしれない。
たしかに言われてみりゃパソコンで画像を処理して着色したようにも見えないわけでもないが・・・本気で否定したいのならそれなりの反論を行うべきだろう。
特に↓これはいただけないねえ。
「(中略)必要以上に当該国をちゃかしていることから、政治的排外主義を演出していること。などから、環境保護系のホームページ等では、当初パニックに陥りましたが、根拠のない非科学性とねつ造の産物として一蹴されているしろものです。」
だったら俺みたいな、「ヒロヒトはアフォや」「日本兵はヘタレw」「アメリカってテロ国家ですね」「イスラエルって(自粛)」なんていつも書き散らしてる厨房が、どんな資料を探し出してきても「あいつは必要以上に当該国をちゃかしているし、政治的排外主義を演出しているので一蹴するべき」、ということにもなりかねんが?
中・韓が大嫌いな連中からの指摘だって、頭から否定してはいけない。殊に環境に関することは捨て置けるものではない。それにあれらの写真が捏造だったにしても、中国で環境汚染が深刻なのは事実なのである。(つーかあのブログは、せめて拾い所だけは明示しておくべきだと思われ)
中国という国は日本のすぐとなりにある。黄砂が舞ってくるように中国の汚染された大気は日本の上空まで流れてくるだろう。揚子江や黄河の汚染された河水は黒潮に乗って日本の領海も汚染するだろう。中国の環境破壊は日本にとっても重大な問題である。
つーか地球の反対側のことでも無視できない。最近中国で大量に排出されつつある二酸化炭素は、気温を上昇させる場所を選ぶわけがない。一つの国の環境汚染は全地球的な問題なのである。
日本やアメリカのような「環境破壊先進国」は、積極的に環境対策のための技術を援助、助言するべきだろう。
しかし、一般にウヨ系ブログにはそういう視点はなく、ただ中国で環境が破壊され住民が苦しんでいるのを野次馬根性で喜んでいるようである。知らぬうちに中国産が原料の汚染された食品を口にしているのかもしれないのにね。