2007年12月21日

福田政権の薬害肝炎被害者切り捨て方針

↓下のエントリーの話だが、今回の迎撃実験では一発20億円の迎撃ミサイルや標的のミサイルの代金を合計すると60億円。こんな金額が一瞬にして海の藻屑と消えたのである。このほとんどはアメリカに支払われるという。

一方薬害C型肝炎の被害者のうち、「期間内(に投薬された)原告」以外の被害者に対する「和解金」はわずか30億円。(「原告弁護団がつくる基金」に対して支払われる)
提訴済みの被害者と今後提訴すると思われる被害者の合計を1000人と想定、さらにそのうちの3割が「直接救済の対象外」になるとみて、一人あたりの補償額を1000万円として30億円という金額を決めたという。
アメリカには何億円でも何兆円でも平気で貢ぐのに、国家の怠慢によって健康を害した国民への補償はこんな額なのである。

◆薬害肝炎訴訟、和解協議決裂へ 原告側、政府案拒否 (魚拓)

先ほどの報道ステーションに原告の方々が出演していた。福田衣里子さんは出産時にクリスマシンを投与され感染した。パン職人になる夢があったが自分には重労働であることを知り、断念したという。
◆福田衣里子さん「人生を返して」 薬害肝炎 (1/2ページ)
(魚拓)
◆福田衣里子さん「人生を返して」 薬害肝炎 (2/2ページ)
(魚拓)
(血液製剤フィブリノゲンは1985年8月〜88年9月の間に、クリスマシンは84年1月以降に投薬された被害者に対しては「直接救済」の対象になるという。現在27歳の福田さんが投与されたのはされたのは1980年10月だが・・・)

このように人生を左右してしまう症状をもたらすのに、「直接救済の対象外」になった被害者への補償が1000万円とは、いかにも馬鹿にした話だ。そもそも「直接救済の対象外」の人数を勝手に設定すること、投薬時期によって補償内容を線引きするなど絶対に許せないことである。水俣病患者への不誠実な対応とそっくりではないか?
posted by 鷹嘴 at 00:49 | TrackBack(2) | 国内ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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UFOで、閣内不一致…(笑)
Excerpt: ☆ 可笑しな内閣。
Weblog: 酔語酔吟 夢がたり
Tracked: 2007-12-21 19:22

;拒否・決裂 
Excerpt: ☆ 決断できない総理は不用。
Weblog: 酔語酔吟 夢がたり
Tracked: 2007-12-21 19:22