(某MLに流し済み)12月22日、浦和コミュニティセンター(パルコのビルの10階)の集会場で、笠原十九司先生をお招きして「南京事件70周年の今を問う! それは、この12月だった!」(撫順の奇蹟を受け継ぐ会・埼玉支部主催)が行われました。参加者は60名ほどでほぼ満員でした。遅くなりましたが簡単にご報告します。
まず、「フィルムは見ていた 検証・南京大虐殺」(毎日放送1991年10月放映)の短縮版が上映されました。豊富な映像の元に南京大虐殺の実相に迫る貴重な作品です。李秀英さん、夏淑琴さんもインタビューを受けています。松村俊夫氏と東中野修道氏の問題の著書が出版されたのはこの7年後です。両氏は、李さんと夏さんが南京大虐殺の証言者として有名であるから誹謗したくなったのでしょう。
そして笠原先生の講演が始まりました。南京大虐殺を巡る国内・海外の動向、各国で行われた南京国際シンポジウムの報告、日本の否定派の動向など、2時間以上お話をしていただき、参加者は休憩するのも忘れて聞き入りました。質疑応答の時間には多くの方からの質問があり、限られた時間の中で分かりやすく答えて下さいました。
物販コーナーでは笠原先生の新刊「南京事件論争史 ―日本人は史実をどう認識してきたか」(平凡社新書 403)が飛ぶような売れ行きでした。来年も笠原先生のご活躍を期待します。そして先生に非常にお世話になっている当会も、今までのご恩をお返しできるように史実を守る活動に励みたいと思います。
2007年12月22日
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