北海道札幌市の「三丁目食堂」が、4人の男女の知的障害者に、全くの無報酬で過酷な労働を強いていたことが明らかになった。
食堂の2階などの寮に寝泊りさせ、1日12時間以上の勤務、休みは月2日(外出禁止!)、入浴は女性が近所の銭湯で週1回という、家畜以下の生活を最長で31年間も強いていたのである。
寮を運営していた社団法人「札幌市知的障害者職親(しょくおや)会」は、札幌市からこの4人の「生活寮運営費補助」を、12年間で約2700万円受け取っていたが、4人の生活の向上として使われることは無かったようである。
また食堂を経営する「商事洋光」は、4人の障害者年金(合計2580万円)の受け取り口座を「北門信用金庫」に設けていたが、経営者はこれを着服していたことを認めた。給料を払わないどころか彼らの年金まで横領までしていたのである。全く鬼畜以下の連中である。
現在、商事洋光は事実上倒産し経営者は行方不明。4人は商事洋光、職親会、北門信用金庫に対し、損害賠償を提訴した。
ところで札幌市知的障害者更生相談所は2006年10月に療育手帳の更新のため、このうちの3人と面会した。そのとき職員は彼らの服装などから異常な状態にあることを察したというが、札幌市の対応は遅れ、彼らが保護されたのは07年6月だった。約8ヶ月も放置されていたのである。
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2008年02月16日
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「札幌市知的障害者職親(しょくおや)会」と「商事洋光」の軽営陣はまとめて網走番外地で永久就職してほしいですね。
嫌いだと思う人を、作業所に越させないように仕向けて、孤独にした後、優しく近づいて、私利私欲を満たす人が多い。
統合失調は本当に怖いので、抜け出したい。