本日東京高裁にて、夏淑琴さん名誉毀損訴訟・控訴審第1回口頭弁論が行われ、多くの方々が傍聴と報告集会に参加して下さいました。ありがとうございます。
法廷の傍聴席40に対し、抽選券は77枚発行されました。予想した通り今回で結審し、5月21日判決予定になりました。
しかし、被告側が4月20日までの予定で反論の書面を提出することになり、その内容次第では審理が継続されます。つまり場合によっては5月21日が判決言い渡しではなく、第2回口頭弁論になるということです。
被告側はこの控訴審で、何を考えたのか新しい主張を始めましたが、
「夏さんの家族が死亡したのは日本軍の仕業ではなく、夏一家と同居していた哈一家との間の何らかのトラブルによるもの」
「マギーフィルムは南京の惨状とは関係ない映像であり、ゆえにフイルム解説文は創作」
などという荒唐無稽なものばかりです。東中野氏の著書「南京虐殺の徹底検証」はフィルム解説文を珍解釈して夏さんは被害者とは別人、という結論を導き出したことを忘れたのでしょうか?
本日の公判ではさらに、
「中国軍は市民に、安全区に避難するよう命じていた。安全区の外に住んでいた夏・哈の両家族は、避難命令に従わず留まっていたため銃殺されたのである。すなわち両家族は日本軍の入城前に殺害されていたのである」
などという、ふざけた主張を始めました。苦し紛れとはいえ少しは説得力のあることを述べてほしいものです。4月20日に提出予定の書面でよほど挽回しなければ、予定通り5月21日に判決が下ることでしょう。
後日、改めて今回公判の詳しい報告を行いますのでお待ち下さい。(私は抽選で外れて傍聴出来なかったので他のメンバーが正式な報告を行います)
※ 裁判所前では村田春樹氏以下6〜7名の右翼グループがいつもの調子で騒いでおりましたが、各方面で騒動を起こしている西村修平氏ら主要メンバー(?)は今回も現れませんでした。本日は中国大使館にチベット問題について抗議に出かけたそうです。日本軍の加害行為を一切否定している自分たちは、ラサの状況を隠蔽しようとする中国政府と同じ穴のムジナであることを悟ってほしいものです。
※ 都教育委員会による不当な処分と闘っている増田都子さんも報告集会に参加していただき、ご発言していただきました。ありがとうございます。
2008年03月17日
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Excerpt: ☆ 見出しに惹かれて読んでしまいました。
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蜘蛛の糸。
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