去年初めて東京湾アクアライン(長さ15km)を通ってみて、その豪華さと車の少なさにあきれたぞ。
(海ホタルにて)
ところが、なんと東京湾にもう一本、「東京湾口道路」(長さ17km)という橋を通す計画もあるという。
アクアラインすらガラ空きなのに同じものをもう一本造りたいという発想にはあきれて言葉も出ないが、無駄な道路を造ろうする計画はこれだけでない。
愛知県と三重県を結ぶ伊勢湾口道路(長さ20km)、
瀬戸内海の淡路島と和歌山県を結ぶ紀淡連絡道路(長さ11km)、
大分県と愛媛県を結ぶ豊後伊予連絡道路(長さ14km)、
福岡県北九州市と山口県下関市を結ぶ関門海峡道路(長さ2km)、
長崎県島原地域、熊本県宇土天草地域、鹿児島県長島地域を全部繋いじゃおうという島原天草長島連絡道路(長さ5km、2km)、
これら6つの馬鹿げた計画があるんだってさ。
なんだか穴を見たら突っ込みたくなるというか、割れ目を見たら塞ぎたくなるというか(笑)、大地の裂け目の部分にはもれなく橋を渡したくなるんかね?日本中を道路で埋め尽くさなきゃ気が済まんのかね?
国土交通省はこれらの道路建設の「調査」のために、道路特定財源(つまり俺らが払っているガソリン代)から、これまでになんと合計68億円を支出してきたが、野党の批判を浴びさすがに恥じたのか08年度からは調査を打ち切るという。
しかし、「国交省が2月にまとめた08年度のからの国土形成計画の全体計画案」に、これら6つの橋の建設プロジェクトも「取り組みを進める」と明記され、「近く閣議決定」されるという。未練タラタラなわけね。
「東京湾口道路」については神奈川県や横須賀市が、PR費を毎年数十万〜数百万使っていた。国交省幹部は「地元を考えると『打ち切る』とは言えず、調査費をつけてきた」と告白したらしい。
ちなみにアクアラインの総事業費は1兆4千億円、交通量は当初の予測の半分程度。また、本州四国連絡橋は債務処理に道路特定財源から1兆4700億円が使われている。この本四連絡橋の一つである明石海峡大橋は長さ3.9km。「6つの大橋」の長さはほとんどがそれより全然長い。
こんな馬鹿な計画は完全に撤回してほしいもんだ。造っちまったもんはどうしようもねえけどよぉ。
ところで、数日前の早朝のニュースで見た話だが、
「関門海峡道路」については、この際採算を度外視してもいい・・・
つーか「関門海峡道路」の交通量を増やすため、すぐ近くの「関門国道トンネル」の通行料150円を値上げしたらどうか・・・
というマル秘文書が見つかったんだってさ。それじゃ地元のためにもならねえじゃんか。つーか国民を馬鹿にするのも程がありますなあ・・・
【 参考 】
◇ 6大橋「調査中止」のはずが…-関門海峡道に詳細計画-工法・費用具体化 仁比議員が追及



そして、収容されるべきはもちろん20世紀少年のそれとは違い国民が本来求めているものに税金をかけず己の権益ばかりを追求する議員と官僚です。