(5月2日朝日新聞「列島けいざい08」より引用)静岡空港というのが2009年3月に開業予定らしいが、今のところ就航予定はANAが那覇・札幌に毎日1往復、JALが福岡3往復・札幌1往復、韓国のアシアナ航空がソウル1往復。
羽田や名古屋、大阪へは飛ばない。やっぱ近すぎるもんね。
静岡県は年間利用客が106万人に達すれば黒字経営になると見込んでいるが、上記の就航予定の路線が搭乗率が100%でも(ありえねえって!)、年間利用客は68万人。このままでは年間3億円以上の赤字となる。
浜松市に本社があるSUZUKIの会長は「業務ではほとんど利用しないと思う」と発言したという。そりゃそうだよな。
仮に東京や名古屋に飛ぶにしても新幹線で行けば済むことだし、福岡や札幌や那覇への出張も、そんなに多くはないだろうしな。
つーか静岡県民が毎年大勢北海道や沖縄や韓国に遊びに行けば、もしかしたら黒字になるかもしれないw
一方茨城県では、霞ヶ浦の近くの航空自衛隊基地のとなりに茨城空港というのが2010年3月に開業予定らしい。
現状だと、水戸駅からモノレールの羽田駅まではヤフー路線情報によると2時間31分、成田空港駅まで2時間52分。たしかに遠いが、千葉にも福島にも空港あるのにわざわざ茨城にも造る必要があるのかね?
この空港は大阪、福岡、北海道、那覇、海外(どこよ?)に就航を想定しているという。「予定」じゃなくて「想定」である。つまりなんも決まっちゃいねえんだよ。
しかも全国各地の空港は羽田への便を増やしたいいらしい。茨城空港なんか目もくれないだろう。全日空の担当者は「羽田とは勝負にならない」と冷たく言い放つ。当たり前だよな。そりゃ札幌から水戸に出張する人とか、福岡に住んでるけど実家が土浦市の人もいるかもしれねえけどさ。
ちなみに茨城空港が開業する2010年には、羽田に4本目の滑走路ができるという。いっそ空港やめてゼロヨン会場にした方がいいかもw
で、こういう無駄な空港を造る費用は「特別会計」からも出ている。静岡空港の主要施設建設費490億円のうち、半分の245億円は空港整備特別会計からの補助だって。俺らが飛行機乗るたんびにチケット代とは別に2千円ぐらい取られているが、それが「特別会計」に入り、こういう使われ方をしているのである。
ガソリンの暫定税率で無駄な道路造ってるのと同じである。どうやら政治家や役人はこの国をコンクリートで埋め尽くさないと気が済まんようだ。そのうち浦和空港とか大宮空港とか出来るかもよ?
そんで静岡空港の建設費の残り半分は静岡県の借金だが、大部分は地方交付税で補填される見込みだという。しかしそれでも地元に重い負担が残る。
関西学院大学の上村敏之准教授は、
「実質的に国土交通省と総務省が地方空港を造っているようなもの。当面は地方も建設事業で潤うが、その後は維持管理費が地方財政をずっと苦しめ続ける」
と指摘している。でも政治家とか役人とかはいつでも涼しい顔してトンズラするわけで・・・
参考:
◇ 空港はいらない静岡県民の会
◇ 茨城空港 - livedoor Blog(ブログ)
2008年05月08日
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国土交通省
Excerpt: 公益法人改革:国交省案、矢面に 要望、批判相次ぐ 毎日新聞自民党行革推進本部の中...
Weblog: あややの日記
Tracked: 2008-05-08 16:32



海外からの乗り入れが決まりそうですよ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20080507-OYT8T00571.htm
静岡空港とか茨城空港より100倍ましじゃない。