2008年06月01日

イスラエル建国の根拠はデタラメ

テルアビブ大学のシュロモ・サンド教授という人が著した「ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか」という本がイスラエルでベストセラーになっているそうだが、

2000年前のローマ帝国によるユダヤ人追放は、伝説に過ぎない
■ほとんどのユダヤ人はパレスチナを離れずにキリスト教やイスラム教に改宗した
つまり当時のユダヤ人の子孫は現在のパレスチナ人である
■初代首相ベングリオンさえも、パレスチナ人はユダヤ人の子孫だと指摘していた
■現代のユダヤ人はパレスチナ以外の地でユダヤ教に改宗した人々の子孫

という、イスラエルにとっては耳が痛い歴史事実が指摘されているらしい。早く日本語版出ないかな?
◇ イスラエルで「建国根拠なし」本、ベストセラーに (魚拓)

つーか、ユダヤ人追放など事実ではないことは俺でも知っている。この著者も「新説ではなく、建国指導者らが知りながら黙ってきたことをはっきりさせたにすぎない」と語ったという。
イスラエル人たちがいい加減、自分自身と世界を騙してきたウソを認め、「パレスチナ人を含むすべての市民に平等な権利を与える民主国家を目指す」ことを願う。
posted by 鷹嘴 at 12:34| Comment(2) | TrackBack(0) | パレスチナ情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すこし反イスラエルに偏りすぎた意見ではないでしょうか?
追放されなかったユダヤ人も少なくなく、その多くがパレスチナ人の祖先となったことは事実でしょう。それをイスラエルが隠蔽してきたことも。
しかし当時のローマの記録などを見ても、ローマの支配層がユダヤ人の独立運動を弾圧し、ユダヤ戦争後はユダヤ人に神殿への立ち入りを封ずるなどの措置をとってきたのも事実です。
その過程で多くのユダヤ人が祖国を負われ、各地に離散していったことも。
現地でユダヤ教に改宗した人々云々とありますが、そのような人も少なくないのは事実としても、そのような人々が生じる元になったのも、パレスチナをおわれたユダヤ人の存在あってのもの。
ユダヤ人のディアスポラがイスラエル政府の主張どおりでは必ずしもないからといって、その強制性や流浪の各地で受けた激しい迫害を認めないのは、中国の30万人説が認められないから南京大虐殺はなかったというのと同じ論法ではないですか?
正直なところ管理人さんは中国やイスラエルを憎むあまり、中国人やユダヤ人への歴史修正主義に加担しかねないのではと不安になります。
もう少し、当時のユダヤ独立運動に関する記録や研究をお読みになることをお勧めします。
Posted by エレッサール・テルコンタール at 2008年06月15日 13:39
ご意見ありがとうございます。
実は問答有用でも渡辺さんから同様の指摘を受けております。
http://otd2.jbbs.livedoor.jp/mondou/bbs_plain?base=46598&range=1
私にはユダヤの歴史について一から学ぶ必要があるようです。

問題の本についても、日本語版が出るのを待ちます。
Posted by 鷹嘴 at 2008年06月15日 14:17
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