「マンガ嫌韓流」は発売当時、朝日や読売など主要紙に広告掲載を拒絶されたと言われている(作者の山野車輪や晋遊舎がそのように説明している)。
しかし「創」という雑誌に載った記事によると、それはどうやらウソらしいのである。早速図書館で該当の記事を書き写してきた(最新号なのでコピーできなかったw)。
「創 12月号」の、「『マンガ嫌韓流』はなぜこれほど売れたのか ―――長岡義幸(フリー記者)」(P-114〜121)より引用する。
(P-118)「嫌韓流をめぐっては、主要新聞社が広告拒否をしたと騒がれた」「山野さんが7月27日付で『朝日、読売、産経などで主要紙全てに広告を断られたそうです』とネット上の日記に書いたからだ」しかし「長岡義幸」氏がこの話の裏を取るために各誌に確認を行ったところ、「担当編集者Aさん」の話とは全く違っていたという。
・・・晋遊舎の「担当編集者Aさん」は以下のように当時の事情を語ったという。
「『広告会社を通じて朝日新聞に広告掲載を依頼しましたがだめでした。そのあと読売、産経、毎日にも申し込んだのですが、やはり掲載できませんでした。全滅です。かろうじて夕刊フジには載りましたが。
広告が打てなかったのはつらかった。風向きが変わったのは30万部を越えてから。これだけの部数になると、市民権を得たということなのか、東京新聞、北海道新聞などの地方紙に載り、産経、毎日と続きました』」
(朝日の広報部)「この本に関する広告掲載申し込みは、まだありません。よって『広告掲載拒否』は事実ではありません」・・・「藪の中」っつーか、この取材記事を読む限りでは、「嫌韓流」が大手新聞社に広告掲載を拒否されたってのは、話題性の提供のための作り話という結論に達してしまいますが?内容もインチキだけど、売り込んだ手段もインチキだったっつーことね。インチキマンションを売ってたのがばれて、金は返すとか出来もしないこと言ってるオジャマモンみたいだなw
(読売の広報部)「以前にも同様の取材があったことから、関連部署に確認を行っている。広告掲載の依頼を受けた事実自体がありません」
「正式な依頼以前に、広告会社が事前に掲載できるか問い合わせたこともなかったのか、重ねてたずねたところ、両社ともそのような事実はないとした」
(産経)「結論から申し上げると『マンガ嫌韓流』広告掲載を産経新聞社が拒否した事実はありません。たしか7月下旬ごろ、広告代理店を通じて広告掲載の問い合わせがありました。その際、広告表記内容には断る理由はないと判断しましたが、広告ゲラについてはビジュアル性に問題があり、『もう少しなんとかなりませんか?』といったような注文はつけました。その後、正式な広告掲載申し込みがないまま時間が経過。しばらく経った9月に入り、ビジュアル内容を変えて正式な申し込みがありましたので、9月30日付紙面で広告を掲載いたしました。広告のゲラも、当初、こちらに持ち込まれたものより変わっていましたので、何ら問題はないと判断したわけです」
(P-119)「いずれにしろ、3社とも7月時点で広告掲載の依頼はなかったという説明である。ある社では、『仮にこの本の広告申し込みがあったら、載せていただろう。なぜそんな話になったのか』といぶかる広報担当者もいたという。
晋遊舎は、仲介した広告会社がどこだったのかは明らかにしていない。広告会社に聞けば、晋遊舎と新聞社の説明が食い違った理由が分かるに違いないが、いまのところ真相は藪の中だ。」
だいたいさあ、広告料の収入が命である新聞社が、よっぽどな理由が無ければ広告を断るとは思えん。特に、クソウヨ本だろうが文春や新潮など自分のところを糞ミソに貶している雑誌だろうが、平気で広告を載せまくっているどっかの反動ブル新(笑)なんか、喜んで載せると思うが、どうよ?
(つーか山野車輪が「出版してくれ」と頼み込んでも断ってただろうな。政治・歴史に関する主張がどうのこうの以前の問題でね。あのマンガは絵が下手っぴだし、登場人物のリアクションも臭すぎるし、ストーリー展開も稚拙だし、とにかくお粗末そのものだからなw)
*余談だが、「担当編集者Aさん」は「嫌韓流」の発刊にあたって、
「もう一度資料にあたり、歴史考証は編集部でもやっています。事実誤認は山野さんに全部直していただきました」(P-116)らしいが、それにしちゃお粗末な「事実誤認」があるのはどういうこっちゃw
事実を模索しています。
事実ならはっきりとあの本を書いた自分の口から言わせたい。
すげーよくある出来事だよ。
まあ、代理店としては晋遊舎が断られたことをネタにするとは考えてなかったんだろうね。
早速ですが山野車輪がまたやらかしたようです。
「毒電波TV」
http://ameblo.jp/poisontv/entry-10045105365.html
オリジナル「J-CAST ニュース」
http://www.j-cast.com/2007/08/28010740.html
全く山野車輪は進歩がありませんなあ。
ってゆうか彼は一生嫌韓ネタで食っていくつもりですかね?そのうち飽きられるでしょう。
普通に就職すべきだと思います(笑)