2005年11月28日

もうこの国はだめぼw

7年前に2級ボイラーを取った時のことだが、ボイラーの実務経験など無かった俺は、受験資格を得るためにボイラー協会主催の講習会を受けることになった。3日間の学科+実技1日で数万円も取られた(現在はもうちっと楽になってるらしい)。内容は実にアホらしいもんで、教本と過去の試験問題集を元に進められる授業はまるでボイラー試験のための予備校だった(笑)
4日目の実技は日本ピストンリングという会社の旧与野市にあった工場で行われた。ボイラーを実際に操作できるのかなと期待したのだが、日曜日なので肝心のボイラーは動いてなかった(笑)。結局、数台の停止しているボイラーをそれぞれ百人ぐらいで取り囲み、講師の説明を聴いているだけだった。いったいあれのどこが実技やねんw
こんな講習会など無意味ではないか?そもそも資格という制度自体(そりゃ医者とか弁護士とかは別だろうが)、あんまり意味はないと思うのだが。資格持ってても使えねえ奴って多いもんね(俺のこと?)

ところで一昨日のテレ朝の番組によると、日本ボイラ協会ボイラ・クレーン安全協会日本クレーン協会という紛らわしい名前の団体が3つもあるらしい。(しかも肝心のボイラー技師の試験は安全衛生技術試験協会という別の団体が行っている。もうわけが分からん)
こういう法人は、キャリア官僚の天下りのために次々と作られているらしい。4人とか6人の役員枠が、指定席なんだろうな。

・・・昨年俺の職場で、40数年間いろいろな現場のボイラー業務に携わり、特級ボイラー技師免許も持ち、同僚から非常に頼りにされていた先輩が定年退職した。ボイラー協会とやらに何人もの役員がどうしても必要だというのなら、頭でっかちの役人なんぞではなく、ああいう人を役員としてお迎えするべきだと思われ。

やっと本題。26日夜、テレ朝の「小倉智昭の怒れ国民!税金ムダ使い真相調査」という番組を(途中から)見た。
群馬県の県議会議員の「視察」という名目による豪華なイタリアツアー、
大阪の「舞州」という埋立地に作られたテーマパークの如き奇観の下水処理場・ゴミ処理場、入居する企業が少ないため仕方なしに大阪市役所の部署・関連機関が入居している「WTCコスモタワー」
前述のような定年後のキャリア官僚への異常な厚遇、そして数百兆円に達すると見られる特殊法人の借入金など、あまりの税金無駄遣いの凄まじさと負債の膨張ぶりに開いた口が塞がらなかった。
庶民は生活苦だが特権階級と癒着企業だけがうまい汁を吸う・・・という構図すらこの国は維持出来ずに、近い将来丸ごと崩壊するだろう。60年ほど前に愚かな戦争によって破滅したかと思えば、今度は財税面で破滅しつつあるこの国ってなんだろう?
日本人という種族は自力で国家を運営するような能力は無いのかもしれない。そのうちこの国はアメリカとか中国とかに買い取ってもらうことになるかも?(断られるかもね♪)
posted by 鷹嘴 at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 税金の使い道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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