2006年01月22日

サンケイのアホ記事:採択外教科書配布方針について勇み足

数ヶ月前のニュースを今更書くのもみっともねえが・・・生意気に「教科書問題」なんでカテゴリーを設けてる手前、これも記事にしておきたいのでゲス。

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2005年12月24日

転載【「杉並の教育を考えるみんなの会」からの緊急の呼びかけ】

<転送歓迎>
  
■「杉並の教育を考えるみんなの会」からのお知らせ■

   みなさん! 緊急の呼びかけです。

「つくる会」の歴史教科書採択を有利にするために、杉並 区教育委員会は教員に「調査報告書」の書き換えを指示していたことが、教員の内部告発で明らかになりました。
 杉並 区教育委員会は、その不正を内部告発した教員1名に対して、12月26日(月)に事情聴取を強行する予定です。
自分たちの不正を覆い隠す為に教員を処分するのでしょうか?
なんということでしょう。
私たちは断じて許せません!

みなさん! ぜひぜひ集まってください!
次の要領で抗議集会&激励行動を行います。

日時: 12月26日(月) 午前9時30分
場所:杉並区役所前(青梅街道側)

★事情聴取が終わり次第緊急記者会見があります。
 こちらにもご参加ください。
 
  午前 11時30分ごろの見込み
  会場 区役所内 議会第2委員会室  
     (昨日産業会館とありましたが、変更になりました)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
   杉並の教育を考えるみんなの会
     sugimina@jcom.home.ne.jp
   http://suginaminnanokai.web.infoseek.co.jp/
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

俺は当日仕事。都合のつく人は行ってね。お願い。
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2005年12月07日

「つくる会教科書」採択取り消し訴訟の原告になりましょう!

(問答有用より転載)愛媛県の教育委員会は4年前に続いて今年も、扶桑社の「新しい歴史教科書」を中高一貫校、養護学校などの教科書として採択してしまいましたが、この取り消しを求め、改めて提訴が行われる計画があり、原告の募集が行われています。(AMLより)

埼玉県に住み、時間も金銭的余裕も無い私はこれに躊躇していましたが、[AML 4826] によると「名を連ねる程度のもの」でも構わないということですので、遅ればせながら原告に参加する旨のメールを送らせていただきました。費用はたったの千円です。日限は12/10ですので、駆け込み参加を呼びかけます!

* * * * * (転載)* * * *

> [AML 4826] 『教科書採択取り消し要求訴訟の原告になってください!!』への質問と回答
> TERAO Terumi teraoter at mint.ocn.ne.jp
> 2005年 12月 6日 (火) 23:35:57 JST
> --------------------------------------------------------------------------------
> 寺尾@多治見です。
>
> このメールはML[全国連絡会]、[2002costarica]、[aml]、[anti-hkm]、
> [article9nagoya]、[citizens-public]、[kokuminrengo]、[noforce]、
> [renko]、[uketugu]、に送りました。重複して受け取られた方、ごめんなさい。
>
> 「原告になってもよいのだけれど、一寸ためらいも」とのTさんの質問、
>
> 『原告になると言ってもサインして「名を連ねる」程度のものなのでしょう
> か。集団訴訟ということですね。どういう感じなのでしょう。
> 愛媛でつくる会教科書が採択されたことについての訴訟なのですね?』
>
> に、奥村悦夫さんから、
>
> 『はい、名前を連ねるそのような形での原告をお願いしています。
> 法廷で、意見を述べたいとの積極てきな原告など、いろいろのメニューもあり
> ます。ぜひ、原告をお願い致します。』
>
> とのお答えをいただきました。
>
> このやりとりを読まれて原告になろうか、と思われた方は以下の同意書をコ
> ピー&ペーストして必要事項を打ち込み、直接奥村悦夫さん(メールアドレ
> ス: zxvt29 at dokidoki.ne.jp )にメールで12月10日までにお送りください。
> それと、手続き費用などとして1000円を 
> 『郵便振替口座 教科書裁判を支える会 01610-4-31943』
> にお振り込みください。
>
> ――――――――――――――――――――――――――――――
>
> 原告同意書
>
>  2005年度の違法な採択の取消しなどを求める裁判の原告になります。
>
> 住所
>  〒
> 電話
> 氏名
>
> ――――――――――――――――――――――――――――――
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扶桑社、教科書回収へ アイヌ民族の写真無断掲載

扶桑社、教科書回収へ アイヌ民族の写真無断掲載  2005/12/06 07:46
 【旭川】来年度から使用予定の中学公民教科書に写真を無断掲載したとして、旭川市の旭川チカップニアイヌ民族文化保存会と会長の川村兼一さん(54)から再三の抗議を受けていた扶桑社(東京)は五日、同教科書の市販本回収を決めた。六日に取次店などを通して全国の書店に通知する。

 同日、旭川市内で行われた同社と川村さんらとの協議で、同社側が約束した。同社は七月、川村さんらから抗議を受けながら市販本初版二万五千部を販売。増刷分から写真を差し替えたが、初版本は回収しなかった。今も店頭などにある約一万部を、二十日前後をめどに回収し、自治体の教育委員会に配布した教科書見本約一万部の回収も検討する。協議では同社から回収の約束とともに謝罪文の提示などがあったが、川村さんは「回収状況を見て判断したい」としており、和解に向けて十九日に再び協議する。


店頭に大量に並んでいたうちに回収しろっつーのw
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2005年12月02日

横浜教科書訴訟、執筆者側の上告棄却 最高裁

「今回の訴訟も、高嶋さんは教材にしようと思っている。検定が公平な制度と言えるのか、最高裁判決は社会的に通用していいのかなど、生徒に考えさせるつもりだ。『裁判は終わったが、社会的に発言することで、原告の社会的な責任を果たしていきたい』」(12/1朝日夕刊)
期待します。

*こちらを参考のこと→高嶋教科書訴訟
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posted by 鷹嘴 at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 教科書問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月06日

「つくる会の教科書」採択白紙撤回を求める署名!

昨日自宅に「杉並親の会」より、
「扶桑社版『つくる会』歴史教科書採択の白紙撤回と採択のやり直しを求める署名」の用紙が届きました。そのうちHPの方でも用紙をダウンロード出来るようになると思います。(頼めば郵送もしてくれると思います)
8月12日の信じられない採択結果は未だに悪夢を見ているようですが・・・このままでは現実に、来年の4月から杉並区内の24の中学校で、あのブラックジョークのような本が「教科書」として使われてしまいます。
第一次集約は12月25日、第二次は来年2月28日ということですが、「善は急げ」ですね!
問答有用より転載)
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2005年09月10日

今年の教科書採択に思うこと

「新しい歴史教科書をつくる会」という極右集団が編集、扶桑社が発刊した歴史・公民「教科書」は、教育の場で用いるべきではないと考える。2005年の夏、この「教科書」を採択してしまった地域も僅かながら存在するが、今後も引き続き撤回を要求していく。これらのサイトを参照のこと。

「つくる会」の教科書採択に反対する杉並親の会

教科書情報資料センター
  →「つくる会」の惨敗と私たちの打撃は必見!
  →文科省が来年度の歴史・公民教科書の需要数を公表−−「つくる会」惨敗の確定と東書の寡占化−−も確認のこと!

子どもと教科書全国ネット21

俵義文さんのサイト

百万人署名運動

教育と自治・埼玉ネットワーク

AML保存書庫
YAHOO検索“教科書”
GOOGLE検索“教科書”

ついでにこちらもよろしく!扶桑社「新しい歴史教科書」の問題点 +追加 (カテゴリ:教科書問題

**以下の雑文は日本茶掲示板に投稿済のものを転載。(つーかインリン様のブログに便乗トラバしちゃいました!)

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posted by 鷹嘴 at 18:48| Comment(4) | TrackBack(2) | 教科書問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月02日

4年後もチャレンジするってさ(w

「つくる会」は今日の負け惜しみ会見で、4年後もチャレンジすることを宣言しました、とさ。
どうぞどうぞ。無駄な努力でお金と時間と精魂を使い果たして下さいねw(朝日のニュースによるとまた扶桑社から出すそうだが、そんなに扶桑社は太っ腹なんだろうか?)

つーか声明の中に、
「採択地域ごとに見ると、2対3で敗れた地域も多く、いわゆる「惜敗率」は極めて高い。」
とあるが、たしかにヤバイ地域が多かった(我が埼玉県も!)。あちこちに腐った勢力が侵入しつつあるのは事実なのである。
つーかビビッってちゃ始まんねえ。もしも本当にまた4年後「つくる会」が再々チャレンジするのなら、今度こそ一校たりとも採択させねえぞ!・・・という意気込みで迎え撃つっきゃないね。

つーか今年はまだ終わっちゃいないね。扶桑社教科書を採択してしまった栃木県大田原市と東京都杉並区に対しては、これを撤回し採択をやり直すことを、別の出版社の教科書を選ぶことを、これからも要求しなくてはならない。残された時間はあとわずか!(もちろん東京都、愛媛県、滋賀県の教育委員会へもね!)

↓こちら、「つくる会」が集計した採択数
『新しい歴史教科書』『新しい公民教科書』採択校

※生徒数、冊数は推定。9月1日までの公表分。
≪採択地区≫
栃木県大田原市(歴史・公民)12校 生徒数=730名
東京都杉並区(歴史) 24校 生徒数=2100名

≪都道府県教委≫
東京都教育委員会(歴史・公民、継続)
   中高一貫校4校(歴史)生徒数=600名
   養護学校等19校(歴史)生徒数=60名(1年)
          (公民)生徒数=80名(3年)

愛媛県教育委員会(歴史、継続)
   中高一貫校3校 生徒数= 480名
   養護学校等4校 生徒数=  10名

滋賀県教育委員会(歴史、新規)
   中高一貫校(河瀬中学校)1校 生徒数=80名

≪私立中≫
・継続(歴史) 
   常総学院(茨城)160、國學院栃木(栃木)80、麗澤(千葉)100、
   麗澤瑞浪(岐阜)60、津田学園50・皇学館(三重)70、
   甲子園学園(兵庫)60、岡山理科大附属(岡山)80
計8校 生徒数=660名
・継続(公民)
   上記8校のうち、岡山理科大附属を除く7校580、清風(大阪)380
計8校 生徒数=960名
・新規(歴史) 玉川学園(東京)290、明徳義塾(高知)70
 計2校 生徒数=360名
・新規(公民) 玉川学園290、日大三中(東京) 230、
       武蔵野女子学院(東京)200、明徳義塾70      
 計4校 生徒数=610名
◎総計
   『新しい歴史教科書』 77校 5080冊(約0.43%)
          ※前回は11校で521冊(0.039%)=文部科学省発表
   『新しい公民教科書』 43校 2560冊(約0.21%)
関連ニュース
posted by 鷹嘴 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 教科書問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月01日

滋賀の中学で扶桑社版/県教委が採択

全体から見りゃ大したことないが・・・後味の悪いことですな。
取りあえず抗議先を教科書情報資料センターよりコピペ。

●滋賀県教育委員会 〒520-8577 大津市京町4-1-1  学校教育課
  電 話077−528−4570
  FAX077−528−4953
  メール ma06@pref.shiga.lg.jp


関連ニュース
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2005年08月26日

愛媛県教育委員会 扶桑社「歴史教科書」を採択 ・・・その他採択情報

愛媛県では既に数年前から県立の中高一貫校や、ろう・養護学校で扶桑社「歴史教科書」を使用していた。
そして本日、非常に警戒されていたことだがやはり愛媛県教育委員会は扶桑社の「歴史教科書」を採択してしまった。この暴挙は強く抗議せざるを得ない。今後、愛媛県の市民によって撤回要求が行われるだろう。
ところで教科書情報資料センターによると「愛媛県教委は23日の産経新聞に、「扶桑社版…26日に開かれる定例の県教育委員会で採択される見通し」との記事をリーク」したそうである。この現象は愛媛県と扶桑社の間に何やら密約があったことを想像させるものである。

・・・ところで京都府全域の市町村立中学校、
新潟県、石川県、そして我が埼玉県全域の市町村立中学校及び県立中学校、
市長が馬鹿なこと言いやがった滋賀県大津市、
愛媛県新居浜市、西予市、松山市で、
扶桑社以外の教科書が採択されたとのこと。当然ですな。

採択ニュース
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2005年08月21日

またもや扶桑社「教科書」不採択おめでとうニュース!!

先週の教科書採択ニュースをコピペ。
埼玉県全域、神奈川県全域、
宮崎県の県立中学校(及び7つの採択地区のうち3つ)、
愛媛県今治市と上島町で、
扶桑社以外の教科書が採択された模様。

ちなみにみんなの会の集計による東京都の採択状況はこちら。
また、朝日の調査によると扶桑社「教科書」の採択率は1%前後とのこと。10%が目標だったのに、ご愁傷様です。扶桑社が教科書出版事業から撤退するのに500テラワロス(w

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posted by 鷹嘴 at 23:52| Comment(1) | TrackBack(0) | 教科書問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月13日

杉並区が扶桑社歴史教科書を採択!

(以下は問答有用より転載)ご存知のように8/12の杉並区の教育委員会にて、来年度から中学校の歴史用教科書として使用される教科書に扶桑社「新しい歴史教科書」が採択されました(公民は大阪書籍)。
今後「親の会」「みんなの会」にて、扶桑社「教科書」採択を撤回させるための呼びかけが行われると思われますので、微力ながら協力したいと思います。


***以下、当日の模様***
朝8時過ぎ頃杉並区役所に到着し、たった20人分の傍聴席の抽選のための行列に並びました。驚いたことに列の前方に「フソウシャ、サンセイ!」と合唱を続ける連中が集合していました。小耳に挟んだことですが約300人ほど泊まりこんでいたそうです。また歩道にも扶桑社「教科書」を支持するノボリを立てた連中が陣取っていました。7/27や8/4では見られなかった光景です。
8/4以降「つくる会」は、教育委員に対する脅迫を行ったり、また同様のビラを阿佐ヶ谷駅前で配るなど汚い工作を行なっていましたが、この日はかなり大枚をはたいて動員を行ったようです。

5階で整理券を受け取り「第3・4委員室」(及び6階)に番号通り着席し、その後抽選に漏れた900余名はその場所で音声だけ聴くことになりました。市役所の職員が5名の教育委員が一人ずつ発言するたびに、発言者が分かるように「**委員」と書かれたフダを掲げていました。お疲れ様です!

しかし、扶桑社寄りの意見を持つ委員の発言は全く唾棄すべきものでした。(以降、自分の汚い字のメモと記憶を頼りに審議の状況を思い起こしてみます)

大藏委員は、8/4の安本委員の「扶桑社の教科書は戦争に向う教科書」という当然の発言を批判しつつ、以下のように述べていました。
「扶桑社の教科書が最も文部省の指導要領に近いから(望ましい)」(ではなぜ、全国の教科書採択もあと半月を残すところなのにほとんど選ばれていないのでしょうか?)、
「秀吉の朝鮮出兵を侵略と表現した教科書もあるが、『侵略』という観念は近代以降のものである」(事実上侵略に他なりませんが?)
「大東亜戦争というのはその当時あった言葉だから、あの戦争を肯定するとかしないとか、そういうことは関係ない」
「大東亜戦争という言葉がダメだというのは“言葉狩り”である。たとえば“目の不自由な人”という曖昧な表現では、弱視なのか全盲なのかはっきりしない・・・」
(このとき近くの席の人が「じゃあメクラって言えってことかよ?」と的確な突っ込みを入れました。8/4の審議でも「現在、大東亜戦争をアジア・太平洋戦争と呼ぶ事はめくらを盲人といって差別隠しをするのと同じ」と述べた教育委員がいたそうですが、これも大藏委員だったと思われ)
しかしこの時の発言では「東京書籍も、大阪書籍もいい」と、態度を濁していました。

宮坂委員は、
「明治憲法と今の憲法にそんなに差はない」
明治憲法には『天皇は神聖にして侵すべからず』とあるが、これは天皇の無答責条項を示すもので、今の憲法での象徴天皇制と通じるものがある」

という怪説を披露し、私たちを精神的に疲労させました(笑)
さらには
「扶桑社の教科書が最も平和志向が強い」
「歴史は物語であるから・・・」
「現在、南京臨時政府の汪兆銘のことを記述している教科書は残念ながら皆無だが・・・」

などと一人でトリップしていました(笑)扶桑社の「教科書」を支持する輩というのは、所詮はこういうネットウヨ並みの人間なのでしょう。
また、別の発言の中では「中東の方でシーア派とスンニ派が争っているけど、日本人は部外者だから理由は分からない」などと述べておりました。現在イラクで悲惨な自爆攻撃が続いているのはアメリカがイラクを侵略しているからであることも知らず、また日本も決して部外者ではないことも知らないようです(笑)
しかし、このような認識の委員が出席した中での教科書採択は無効であると考えます。

納冨教育長が「扶桑社教科書は中世史が他社と比べて6ページも少ない」と述べたところ、大藏委員は「古代史や神話は他より3ページ多いから・・・」と説明しました。要するに扶桑社の“歴史”教科書は天皇の権威が衰えていた時代よりも、「神話」という作り話を重視して記述する代物だと認めたことになります。

安本委員は「教科書は立場が異なっても理解できるものを」と真っ当なことを述べましたが、異なる立場が存在することを否定し理解を拒むことがその根本である扶桑社「教科書」を支持する者には、受け入れられないことだったでしょう。

丸田委員長は、
「扶桑社の教科書は文字数が多い、登場人物数が多すぎるという、現場の教師の意見も取り入れるべき」
と当然なことを述べていましたが、残念ながらこの採択ではそれら教師の意見は黙殺されたようです。

また納冨教育長の、
「帝国書院や大阪書籍は恒久の平和を願う“理念型”であり、扶桑社は『現在でも一部に共産主義が残り・・・』という記述に見られるように“戦争なんかなくなりっこない”という考え」
という何が言いたいのかはっきりしない発言は、結局は扶桑社の記述を支持するものだったようです。
宮坂委員の「戦争はケンカ」という発言に対して「それほど軽いものではない」と批判しながらも(宮坂委員はこれについて謝罪)、結局各社の教科書を自分が推す順番として「1.扶桑社 2.大阪書籍 3.帝国書院」と明言しました。8/4では「どれでもいい」などと述べていたのですが、その後に相当の根回しを受けていたことでしょう。

これによって扶桑社支持は宮坂委員、大藏委員、納冨教育長の三名、扶桑社不支持は丸田委員長、安本委員の二名になり、丸田委員は扶桑社の教科書を採択せざるを得ないことを決断したようです。
ただし丸田委員長はこれを宣言する直前に、以下のように述べていました。この苦渋の決断を迫られた委員長のせめてもの抵抗だったと思われます。
「教科書採択方法の改善が求められている。各地域に任せるのも一案」
「教科書を用いないで副教材で授業を進めている事例も海外にある」
(この発言は大藏委員が抗議していました)
要するに何名かの教育委員の協議だけで、その市町村や「協同採択地区」に属する市町村全ての教科書が決定されてしまうことに疑問を呈し、また扶桑社の教科書など用いなくとも歴史の学習は行えることを示唆したようです。
同様のことは4年前から扶桑社の教科書を用いている中学校の教師も述べていました。重要なのはどの出版社の歴史教科書を用いるかではなく、教師がどのように歴史を教えるかにあると言えます。このことを扶桑社「教科書」に賛成する側も反対する側も忘れていたようです・・・。

毎日新聞のニュースより、審議の模様
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2005年08月11日

しつこいですが扶桑社「教科書」不採択情報(^∀^)!

大分県中津市、兵庫県宝塚市、そして我がさいたま市でも扶桑社の教科書は採択されなかった!やったぜベイベー(←古いなあ・・)いよいよ連中もこういう脅迫を行うほど追い詰められてきているようである。

しかし[AML 2948] によると、明日愛媛県教育委員会が「採択のための臨時会」を開くらしいので、至急扶桑社「教科書」を採択させないための要請キボンヌ!

それらのニュース
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2005年08月08日

全国各地の危険地域に抗議の嵐を!

[AML 2869]及び[AML 2878][AML 2901] によると、杉並区だけでなく愛媛県(の県立中)、愛媛県松山市、大阪府八尾市、北海道帯広市(不採択!)、東京都八王子市、滋賀県大津市、愛媛県東温市、兵庫県宝塚市、広島県三次市(不採択!)などが非常に危険とのこと。電話・FAX番号、メールアドレスが記されているのでどんどん抗議を送りましょう!

その他雑記
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2005年08月07日

学校票の復活を!

激しく同意な投書(?)を見つけたので貼っておくか。
中学校教科書の採択へ

 県内で来春から使用される中学校教科書の採択が迫っている。いま、出版されるすべての教科書が、各中学校を「巡回(じゅん・かい)」している段階である。
 かつて、「学校票」というものがあった。教科・学年ごとに、どの教科書会社のものを使用したいのか、各中学校が1票ずつを投じていた。もちろん、各教科の教職員が集まり、相談した結果であった。その「学校票」がいつからか廃止されてしまった。
 つまり、実際に教科書を使って授業をする現場の教職員の声はまったく反映されないのである。先に述べた「巡回」はなんのためにあるのだろうか、くびをひねりたくなる。

 前回の採択では制度も変わり、それまで広島市一円であった採択地域が、「中区・西区・佐伯区」「安佐北区・安佐南区」「東区・南区・安芸区」の3ブロックになってしまった。このため、市内の中学校教員が集まった研究会の場でも、使用している教科書がばらばらという状況が生じている。
 実際に現場に立つ教職員には教科書を選ぶ権利さえなく、いつの間にか教科書は選定されて送られてくる。さらに互いに授業の改善工夫を試みる現場の実情とはあわない採択地域の設定がある。
 子供たちと間近で接している私たちは、ただ上から渡される教科書でなんとか授業を進めていかなければならない。もう少し、現場の教職員の声を聞いてほしいものである。
 (教員・男・42歳)
(7/12)


実際に教科書を使って授業を行う教師が、教科書採択に関わるべきなのは当然だろう。
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高橋史朗、教科書採択審議は辞退することを表明

県立中学の教科書採択
高橋委員は退席へ

 伊奈学園中学や養護学校などの県立中学で来年度から使われる教科書の採択で、高橋史朗・県教育委員が、歴史と公民教科書の県教委の審議決定に参加しないことが四日決まった。この日開かれた県教委で高橋氏が申し出て了承された。教科書採択は二十四日に開かれる県教委で審議決定される予定。 (増村 光俊)

 高橋氏は「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長で、同会が主導した扶桑社発行の公民教科書の監修にかかわっていたとして、教科書採択に関与することに批判が出ていた。

 高橋氏は当初は、監修者として名を連ねていたが、委員就任直前の昨年十二月六日付で削除されていた。高橋氏は委員会で「わたし自身はまったく関与はしていないが、途中まで(監修者に)名前を連ねていた事実があるので、当該の教科書採択の時には退席させていただきたい。大所高所の見地から歴史教科書の採択でも退席させていただきたい」と述べた。

 高橋氏はこれまでにも公民の教科書採択では退席する意向を示していたが、歴史教科書については「ほかの教育委員の意見に委ねたい」としていた。

 歴史教科書も採択から退席することについて「歴史と公民はつながりがある。つくる会に在籍していたこととは関係ない。委員が除席するかどうかで(県教委で)多数決をとることは混乱を招くので望ましくない。市民団体から批判が来ていることも理由の一部。自らの身の処し方を自分から申し出た方が美しい」などと述べた。

こりゃ当然だよな。
面接試験にその生徒の担任だった先生が出席するようなもんだから(ちょっと違うか)
ミスコンの審査員を候補者の親がやるようなもんだから(これも違うか)
レコ大の審査員につんくや小室が加わるようなもんだから(だいぶ違うか)
posted by 鷹嘴 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 教科書問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月06日

今週の扶桑社「教科書」不採択情報━━(゚∀゚)━━!!!

まあ、あんな「教科書」選ばれるわきゃねえのは当然だけどね( `∀´)

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杉並区役所前で不当逮捕!

(これも田中荘に書き込んだことでスマソ)
8/4の朝9時ごろ杉並区役所前で、都革新の北島邦彦事務局長が「暴行容疑」で逮捕されたそうである。
暴行容疑で参加の男逮捕 東京の教科書採択反対集会
2005年08月04日13時52分

 警視庁は4日朝、東京都杉並区の中学校用教科書の採択をめぐる反対集会に参加しようとしていた男を暴行の疑いで現行犯逮捕した。男は黙秘しているが、警視庁は政治団体「都政を革新する会」事務局長(45)で、中核派の活動家とみている。
 杉並区ではこの日午後に区教委が教科書採択をする予定で、区役所前では午前中に、「新しい歴史教科書をつくる会」の主導で編集された扶桑社版の歴史・公民教科書の採択に反対する集会が予定されていた。
 公安部の調べでは、男は4日午前8時50分ごろ、集会参加者をビデオで撮影していた男性(39)に「何を撮っているんだ」などと言って持っていたバッグのひもを引っ張り、男性をのけぞらせるなどした疑い。
 都政を革新する会は「男性が執拗(しつよう)に撮影していたのでやめさせようとしたが、逃げようとしたのでバッグをつかんだだけだ」と話している。
(これについて都革新の抗議声明

またこの糞サイトでは、このトラブルの当事者と見られる人物の書き込みがある。
836 :カメラマンさんこと、じおんぐ :2005/08/04(木) 21:09:03 ID:hn+cgWJg
全部読めそうに無いほど、スレが流れているのでまとめサイト覗いたよ。
なんか、じおんぐでHN入れてたのにカメラマンになってるしorz

まあそれはさておき、取り敢えず無事帰宅いたしました。
昼12時の時点ではあと1時間ですむからと警察のひと(刑事さん?)に言われたが、結局6時過ぎまで聴取と検分にかかりつけになり疲れたよパトラッシュ。
以下大まかな状況を説明いたします。
8時ころに区役所に来ると、もう2人がいて嫌韓流の本を持って役所の南口のスロープにいた。
挨拶してちょっと様子をビデオにとる。ここで件の男と黒シャツの人?とひと悶着。ちょっとミスしたが、途中より録画済。
今回画像をプリントアウトしてポスター作成(3部)
9時前になって相手ののぼりが上がり始めたのでそろそろかなと思い、移動開始。
役所正面へ移動。
ビデオにとってると、件の男を含めて3人ほどがいちゃもん的にビデオ撮影やめろと言ってきた。
構うとろくなことにならないと思い無視して一通り録画してみんなのところに戻ろうとしたとき、件の男が私のデイバッグをつかみ後ろ側に引っ張られた。
やばいと思い、すたこらさっさと移動し、110番通報。
以下警察車両と杉並警察署にて事情聴取
最初は被害届けだすつもり無かったんだけど、警察の一人が出せというので勢いで出してしまった。これが面倒?の始まりで、結局目的のビデオ撮影全然出来ずじまい。
なんかくたびれ損かなあ。
疲れたよ本当。
これが事実であったとしても暴力と言えるほどの行為ではない。また被害届けの提出を警察が要求したという点も、昨今の弾圧事件と全く同じ構図である。
posted by 鷹嘴 at 01:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 教科書問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

杉並区の社会科教科書の採択が延期

周知の通り、杉並区が来年度から使用する中学校用の歴史・公民・地理の教科書の採択は8月12日に再審議されることになってしまった。当日の模様は「親の会」の8/4日記をを参照のこと。以下は田中荘より転載(一部修正)


***当日、24時間ぶりに職場から解放(笑)されて13時過ぎに現場に到着した私は(そもそもこの日の昼から勤務の予定だったのですが急なシフト変更があったため出かけることができました)、まず区役所の青梅街道沿いの出入口附近をのぞいてみました。
そこでは杉並の教育を考えるみんなの会と、少し離れて10人ほどの「つくる会教科書」を支持する連中がアピールを行っていました(中年の男が「私たちはつくる会ですが」と街宣を始めましたが、他の連中はどうやら単なる2チャンネラー)。そいつらを少々叱ってあげましたが無反応でしたw
その後中杉通りの区役所出入口附近(「親の会」が中心となってアピールしていた場所)でボケっと立ってましたが、数十分後、なんと先ほどの連中がこちらまで来て、挑発的な文言のプラカードを掲げました。

bakauyo2.JPG
皆さんから大声で叱られ続けているのに必死で耐えている彼らの健気さには感心しました(笑)もちろん、互いに指一本触れませんでした。(もっともご覧のようにポリが壁を作り、また後ろの方では別のポリがカメラを構えていましたので手の出しようがありませんw)

bakauyo1.JPG
こいつは茶髪眼鏡のひょろい奴で、俺でもぶちのめせるんじゃねえかと思いましたw
またこの集団の中には7/27のデモの時も妨害を行った眼鏡の中年男(昨晩の報ステで流れた現場の中継の中で「暴行を受けた!警察はどこだ!」と騒いでいた男です)も混じっていました。こいつこそ本当に「つくる会」の構成員かもしれません。
結局こいつらは数分でポリに守られながら退去しました。

その後も様々な妨害者が現れました。妙な色のジャケットを着た恰幅のいい中年男が区役所から出てきて挑発を始め、ポリに腕を引っ張られて追い出されました。「大和魂」というTシャツを着た青年は、マイクでアピールしている「親の会」のメンバーの目の前を用もないのにうろつき、結局何人ものポリに連れ去られました(笑)

bakauyo3.JPG
この車に乗った男は「反日団体の皆さん・・・」などと大音響で演説を始めました。しかしその場に停車する度胸は無いようで、ただ区役所の周りをぐるぐる廻っていただけでした(笑)

***ところで、私が立っていたあたりで「つくる会教科書」採択反対の署名の呼びかけが行われていました(私は既に署名を郵送しています)。一見なかなか集まらないようでしたが、時間が経つに連れて徐々に署名が集まり始め、高校生ぐらいの青年も署名していました。また通行人がチラシを受け取る率も7/27より多かったように感じます。「親の会」を中心とした活動によって、多くの杉並区民もこの問題に関心を寄せ始めたのかもしれません。8/12の再審議では帝国書院か大阪書籍に決定すると見られていますが、その後杉並区民がこの問題を招いた元凶である山田宏・杉並区長という存在について考え始める日もそう遠くないかもしれません。続きを読む
posted by 鷹嘴 at 00:26| Comment(37) | TrackBack(0) | 教科書問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月01日

やっと扶桑社が「つくる会」教科書を市販するってさw

つーか遅すぎ。

扶桑社が教科書市販 「読んで開かれた議論を」

 新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆し、来春の使用開始に向けて採択手続き中の扶桑社の歴史・公民教科書が八月二日付で市販される。東京都内などの一部書店では既に店頭に並び始めた。
 採択期間中の教科書の販売は、前回の中学教科書採択が行われた平成十三年に扶桑社が初めて実施し、七十七万冊を超えるベストセラーになった。「制限する法令はないが、採択の公正さを損なう恐れがある」とする文部科学省の反対を押し切っての市販だった。
 今回、扶桑社は市販を自粛してきたが、文科省が六月に一転して「問題ない」と容認したため、前回より二カ月遅れの市販開始となった。
 扶桑社は「普通の教科書であることを広く知ってほしい」とアピール。つくる会は「読まずに批判され、採択妨害になっている。他の七社も市販し、開かれた議論をしてほしい」と呼びかけている。
(産経新聞) - 7月31日2時55分更新


残念だったねえ。もう二ヶ月早けりゃ、俺も4年前みたいに内容を批判するために買ったかもしれないのにねえ。(ほとんど採択されてないから挽回の為の窮余の一策か?それともどうせ赤字だから少しでも稼いどきたいとか?)
posted by 鷹嘴 at 02:06| Comment(1) | TrackBack(0) | 教科書問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする