2010年01月17日

南京・史実を守る映画祭

 2009年12月13日世田谷区民会館大ホールにて、「南京・史実を守る映画祭」というイベントが開催された。南京大虐殺をテーマにした映画を中心とした上映会である。いくつかのブログがレポートしているが、当日の模様をありのままに書いた記事が見あたらないので遅まきながら書いてみる。

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2009年04月04日

映画「ジョン・ラーベ」日本公開を求める署名

 南京大虐殺の最中、残忍な日本軍から避難民を命がけで守ったドイツ人ビジネスマン「ジョン・ラーベ」を描いたドイツ映画が完成し、各国で上映されることになったが、肝心の日本では上映の予定は今のところ全く無い。これは絶対観たいよねえ。日本公開を求める署名活動が始まったので是非とも署名を!
◇ 南京事件を描いた映画「ジョン・ラーベ」の日本公開を求める署名 - 署名活動するなら『署名TV』



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2008年01月15日

南京大虐殺の映画製作を中国政府が妨害している

去年は南京大虐殺70周年であり、この旧日本軍による戦争犯罪を論じる国際シンポジウムが世界各国で開催された。またこの事件をテーマにした9本の映画も公開されるはずだったが、ほとんどの作品が完成していない(日本では未だに一本も公開されていない)。中国での映画製作が、ある理由によって滞っているという。非常に遅くなったが2007年12月13日の朝日新聞夕刊より引用。(webには掲載されず!)

●中国で注目の若手、陸川監督が製作している「南京!南京!」は、昨春撮影開始予定だったが10月になってしまい、公開は今年の北京オリンピック終了後になるという。
「数日で終わるはずの脚本審査が、何度も書き換えを求められて4〜5ヵ月もかかった」

●「ザ・レイプ・オブ・ナンキン」の作者が主人公のカナダ映画「アイリス・チャン――南京大虐殺」は昨年の12月13日(南京が陥落した日)に公開予定だったが、当局の上映許可が下りず延期になった。

●米中合作の「南京災禍(中国語名:南京浩劫)」は昨年末に撮影開始予定だったが、まだ出演者も公表されていない。出資する「江蘇省文化産業グループ」は「市場などを考慮し、脚本を数回書き換えた。撮影は来春から始める」と述べている。

●香港の巌浩監督の「南京クリスマス1937」は大物俳優の起用の噂も出たが、関係者によると「俳優もロケ地も確定していない状態」だという。

中国の映画業界関係者は次のように述べている。
「政府の干渉がこんなに厳しいとは思わなかった。多くの映画は小泉時代に企画されたが、状況が一変した、脚本や編集にたびたび修正が求められ、上映時期も自分で決められず、商業的なリスクが膨らんだ」
つまりは中国政府が、国内の「反日感情」を抑えるため、福田政権誕生後の日中関係を維持するため、このような干渉を行っているというのだ。自国が受けた被害すら、自由に語ることが出来ないとは恐ろしい国家である。俺も「サヨク」の端くれだから、中共政府は南京大虐殺を語り継ぐことすら弾圧するような政府であることを肝に銘じておこう。そもそもかつての加害行為を指摘されることを嫌う日本の社会が異常なのだが。

南京大虐殺 - トラックバック・ピープルに参加させていただきました。
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2007年12月22日

12月22日「南京事件70周年の今を問う! それは、この12月だった!」

(某MLに流し済み)12月22日、浦和コミュニティセンターパルコのビルの10階)の集会場で、笠原十九司先生をお招きして「南京事件70周年の今を問う! それは、この12月だった!」(撫順の奇蹟を受け継ぐ会・埼玉支部主催)が行われました。参加者は60名ほどでほぼ満員でした。遅くなりましたが簡単にご報告します。

まず、「フィルムは見ていた 検証・南京大虐殺」(毎日放送1991年10月放映)の短縮版が上映されました。豊富な映像の元に南京大虐殺の実相に迫る貴重な作品です。李秀英さん、夏淑琴さんもインタビューを受けています。松村俊夫氏と東中野修道氏の問題の著書が出版されたのはこの7年後です。両氏は、李さんと夏さんが南京大虐殺の証言者として有名であるから誹謗したくなったのでしょう。

そして笠原先生の講演が始まりました。南京大虐殺を巡る国内・海外の動向、各国で行われた南京国際シンポジウムの報告、日本の否定派の動向など、2時間以上お話をしていただき、参加者は休憩するのも忘れて聞き入りました。質疑応答の時間には多くの方からの質問があり、限られた時間の中で分かりやすく答えて下さいました。
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物販コーナーでは笠原先生の新刊「南京事件論争史 ―日本人は史実をどう認識してきたか」(平凡社新書 403)が飛ぶような売れ行きでした。来年も笠原先生のご活躍を期待します。そして先生に非常にお世話になっている当会も、今までのご恩をお返しできるように史実を守る活動に励みたいと思います。
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2007年09月24日

歴史研究家が「写真史料」について述べたこと/埼玉県平和資料館の問題について

昨年の7月ですが、埼玉県平和資料館の回廊にある年表から、南京大虐殺の有名な写真と、「南京大虐殺」という字句が、白い紙で隠されていることが明らかになりました。
この不可解な処置は各方面から強い抗議が行われ、昨年「史実を守る会」有志も直接資料館を訪れ職員の方々と面談し、原状回復するようにお願いしました。しかし我々の要請は未だに受け入れられていません。

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2007年08月22日

埼玉県平和資料館が「遊就館」化するかも?

非常に遅くなったが「埼玉県平和資料館」についての話。
このブログでも書いたが、この資料館は年表にある「南京大虐殺」という字句と、揚子江の川岸に多くの虐殺死体が打ち寄せられている有名な写真(タラリさんのサイトより)を白い紙で隠している(後ろ手に縛られている様子から、戦死者ではなく虐殺死体であることが確認できる)。これらは現職の県知事である上田清司の指示ではないかと思われる。

これが報じられたのは昨年7月であり、各方面から厳しい抗議が行われているが、資料館側は一向に元に戻そうとしない。
それどころか、今年7月23日に行われた「2007年度第1回運営協議会」では、さらに展示内容を悪化させるような提案が行われたらしい。以下は「撫順の奇蹟を受け継ぐ会」のMLより抜粋して引用。
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2007年05月07日

読売新聞は百人斬り裁判の結末を歪曲したいのか?

読売新聞が5月6日の社説でトンデモない馬鹿なことを書きやがった、ということを某MLで知った。早速ゴミ集積場にダッシュし、古新聞・雑誌置場で5月6日付けの読売新聞をゲットしたw

どうやら読売新聞は南京大虐殺を否定したいらしい。百人斬り裁判の判決を歪曲したいらしい。

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2007年03月08日

熊本県議・八浪知行の後援会も「南京大虐殺は無かった」

3月6日の熊本県議会で、自民党県議の八浪知行(やつなみ ちこう)という奴が「南京大虐殺とか従軍慰安婦はなかった」と発言したらしい。
2007/03/06-13:04 「南京大虐殺はなかった」=自民県議が発言、審議中断−熊本
 開会中の熊本県議会の本会議で6日、八浪知行県議(自民)が「南京大虐殺とか従軍慰安婦はなかった」「中国人はうそつき」などと一般質問の中で発言し、審議が一時中断する場面があった。
 同議員は教科書問題について言及しながら「(南京大虐殺を)絶対にやっていないことは分かっている。南京大虐殺とか従軍慰安婦とかうそをつく教科書は許せない」などと述べ、潮谷義子知事に見解を求めた。潮谷知事は「知事という立場で公式の場でこの問題についてお答えすることは控えるべきだと思う」と答弁した。

「中国はうそつき」 県議発言
2007年03月07日
  県議会の八浪(やつ・なみ)知行議員(76)=自民、熊本市区=は6日、本会議の一般質問で南京事件を掲載した教科書に対する考えを述べ、その中で「中国はうそを言うことをちっとも恥じない国。うそをつかれ、わびた首相や国会議員は馬鹿者だ」などと発言した。本会議は急きょ休憩に入るなど混乱し、松村昭議長は会議録で発言内容を確認し、処置すると約束した。

  八浪議員は一般質問の中で、旧日本軍人だった県内出身者の話を紹介。「間違った記述の教科書だけが使用されている」として、潮谷義子知事に「南京事件があったかどうか」と見解を求めた。潮谷知事は「時代の流れの中で正確に検証されることが大事と思う。公式な形で答弁することは控えたい」と答えた。

  八浪議員は国会議員のことを「馬鹿政治家」などと繰り返し、所属する自民党県議団からも批判の声が上がった。また、鬼海洋一議員(県民ク)は「思想信条は別として、議会の品位や権威を汚す発言」と指摘。竹口博己議員(公明)は「権威を失墜させる言葉が随分あった。議会運営委員会で本人の考えを聞く必要がある」と話した。

  質問後、八浪議員は、取材に対し「正しいことを言っただけ。間違った教科書が自己のことしか考えられない、国家意識を持たない日本人を作った」と話し、そのまま議場に戻らなかった。

  八浪議員は7期目。熊本工高時代、50年春の選抜高校野球大会に出場。その後、プロ野球・西鉄に7年間在籍した。60年から九州学院高、74年から熊本工高の野球部監督を務め、春夏で計5回、甲子園に出場した。今期で引退を表明している。

早速このチンカス野郎の後援会に電話してみた。
「先生は議会で南京大虐殺は無かったと仰ったそうですが、この発言を撤回する意思はございますか?」
ところが電話に出た中年女は謝罪するどころか驚くべきことに、

「南京大虐殺はありませんでした」

「全国から、ヨーロッパからも激励のメールが来ています」

「南京大虐殺があったと言っているのは、あなただけです」

「市内に元第6師団で南京にも従軍したこともある“トリヤマさん”という人が住んでいますが、南京大虐殺は無かったと言っています」


などと、マジで反論しやがんの。こんなの俺の長年の電凸史上で初めてだぜ。「嫌韓流」の晋遊舎の方がずっとマシだぜ(笑)いやマジで。
(“トリヤマさん”とはどんな字を書くのかたずねたが、「あなたには関係ない」と、教えてくれなかった)
そのうち一方的に電話を切りやがった。あまりのことに呆然。今度はメールで抗議してみる。


◆八浪知行議員の公式ホームページ
http://s3.kcn-tv.ne.jp/users/8273/

◆八浪知行後援会事務所
〒862-0950 熊本市水前寺6丁目10‐44
Tel 096-340-8273 Fax 096-340-1123 
メール↓
8273@s3.kcn-tv.ne.jp

(追加)
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2006年12月23日

【旧日本軍の「百人斬り」めぐる訴訟 本社などの勝訴確定】

夕べは会社の忘年会。京浜東北線の大宮行き終電の中でこのニュースを知った。おめでとう!やっぱ正義は勝つわーい(嬉しい顔)

つーことで今夜は祝杯です。迎え酒ってやつですねw


(追記)
「歴史の真実 南京百人斬り競争」にて、最高裁の上告棄却決定文書が公開されている。

「対抗言論のページ」にて紹介されている望月五三郎手記志々目証言が、
「百人斬り」とは戦闘行為などではなく、捕虜や非戦闘員に対する虐殺であったことを明らかにしている。

●秦郁彦センセも、「百人斬り」とは「捕虜を並べての据え物斬り」であったことを認めている。
指環さんの投稿「秦郁彦氏が『据えもの百人斬り』を事実上認める」をご覧下さい!

このニュース
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2006年10月31日

埼玉県平和資料館に行ってきたゾ

このブログでも書いたが、埼玉県平和資料館に展示されていた南京大虐殺の有名な写真(タラリさんのサイトより)が、県知事の上田の圧力によって、白い紙で隠されてしまっている。
タラリさんの解説を読めば、あの死体の山は戦死者などではなく虐殺された者であることがよく分かる(いくつかの死体は後ろ手に縛られているのが分かる)。

そういうわけで非常に頭きてるし、それにせっかく中古車を買ってもらったことだし(笑)、ドライブがてら行ってみることにした。

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2006年10月21日

【南京大虐殺記念館、拡張工事が12月に終了】

12月と言っても来年の12月のことだけどさ。以下のコピペの最後に注目。続きを読む
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2006年08月21日

「ラーベと国際安全区記念館」

8月20日朝日新聞朝刊より引用(何故だかアサヒ・コムには掲載されず!)。

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2006年08月20日

【南京虐殺題材の3映画を計画 中国で70年目を前に】

これは非常に楽しみ。かつて日本が南京大虐殺という蛮行を行ったことを語り継ぐためにも、是非とも日本で上映して欲しいものである。
もっとも、日本が行った残虐行為は南京大虐殺だけでなく、アジア各国で数限りない大量虐殺を行ったことも忘れてはならないね。続きを読む
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2006年07月27日

【南京虐殺記述削除が判明 県平和資料館運営協】

知らんかったわい。数年前に行ったあるけど、あの写真はあったぞ。こりゃトンデモないことだぞ!

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2006年06月25日

【非戦闘員の殺害否定できず 南京大虐殺で政府答弁書】

一応コピペ。つーかこんな当たり前のことをわざわざ・・・続きを読む
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2006年05月27日

初めてのOFF会・・・

5月20日、新宿で開かれた「歴史問題ネットワーカーと反小泉・護憲運動ブロガーの集い」に参加した。
このイベントはとほほさん(広島在住!)が主催し、南京攻略戦に参加した栗原利一さんのご子息である栗原利秀さん(ハンドルネーム:核心さん)が、栗原利一さんが保存していた虐殺事件に関する資料の公開・説明を行い、また南京大虐殺に関する数々の著書があり、現地で取材を行ったことのある本多勝一先生も出席した。
もちろん問答有用思考錯誤の錚々たる論者の方々も全員集合である。こんなイベントに参加せずにいられるものか!
というわけで、問答有用にて2ch用語を連発する問題児であり、最近生意気にブログを公開しているネット人格「ノンポリ」が、その素顔を公開することになったのである。超ハズカシイ〜〜〜たらーっ(汗)

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2005年07月21日

松井石根と田中正明

数年前、靖国神社に参拝に訪れた田中正明氏を朝日新聞が取材していた。
「南京大虐殺など、絶対無かったと信じている」と記者に語った田中氏は、南京攻略戦の最高指揮官であった松井石根大将の私設秘書だった。戦後は数々の著書を記し、「松井石根大将の陣中日誌」では多数の改竄を指摘されたことがある。
靖国神社に足繁く通ったり、「大東亜聖戦大碑」なるものを作って喜んでいる旧軍人の方々の、心の中にあるアジア・太平洋戦争の姿は田中氏と同様なのだろう。戦争を体験していない我々がそういう方々に対して何か言うのは無粋というものかもしれないが、かといってそういうオジイチャンたちの言うことを真に受けるべきではないと思うのだが?

・・・某人気サイトが無責任に引用している田中氏の著書をメインに、その問題点とアメリカ人医師が証言する南京大虐殺の様相、松井石根の無為無策ぶりを論じたページを作ってみた。つーか3年前からほったらかしにしていたものを作り直し。サーチしても出てくるけどこちらでも宣伝。


松井石根と田中正明
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